配信者なあぼうへの相談凸待ちに旭川14歳女子とされる人物がアップされている。動画を見て貰った方が話は早いが、彼女は冒頭いじめと自身の障害を告白している。はっきり、しっかりした口調からはとても中学生とは思えない印象と語彙力や表現力はなあぼうよりも上と感じるのは私だけではないだろう。
- 複数の状況で社会的コミュニケーションおよび対人的相互反応における持続的欠陥があること
- 行動、興味、または活動の限定された反復的な様式が2つ以上あること(情動的、反復的な身体の運動や会話、固執やこだわり、極めて限定され執着する興味、感覚刺激に対する過敏さまたは鈍感さ など)
- 発達早期から1,2の症状が存在していること
- 発達に応じた対人関係や学業的・職業的な機能が障害されていること
- これらの障害が、知的能力障害(知的障害)や全般性発達遅延ではうまく説明されないこと
自分の中学生時代と比べてもこれだけ自己表現が出来れば障害者とは俄かには信じ難い。対人的相互反応における持続的欠陥など誰もが幼少期からもち、時間をかけて克服するものとも思える。
2013年のアメリカ精神医学会でまとめられて表現されるようになったようだが、それまでは自閉症、発達障害、アスペルガー症候群と様々であったようだ。つまり、病気、障害との診断が一括りになって容易になったとも言える。
彼女は自分の性格の素地を障害と認識しており、それを事前に認知して貰えない、説明出来ないという部分に悩みをかかえていると吐露している。
障害があるようには思えないというリスナーからのチャットにもI.Qの高い高機能障害であると本人が直ぐに返答している。
電凸して配信者と会話しながらチャットにも答えるという一連の行為は大人でも難しいと思うが、難無く中学生がこなすのである。
いじめが起きたのが19年の6月で彼女が配信者に凸したのが20年11月だ。たしかに壮絶で薄汚いいじめであるが、それを話す彼女はいじめは過去のこととして克服している感じがし、PTSDがあるとは思えない。
相談凸から解る悩みは進学のための内申点が足りないという前向きのものであり、身の振り方だ。
ただ出席日数が足りない原因がそのいじめにあるということは本人はあまり強く主張していない。
ただ一点人に迷惑をかけることを必要以上に気にしていたことがとても印象に残った。それだけに一人で死の道を選択したことが残念でならない。
では誰が彼女を死に追いやったのか、言うまでもなくいじめた張本人だが、それを隠蔽した学校も現在では批判の矢面にたっており、第三者委員の調査も入るようだ。
文春の記事の冒頭にある
母親は「爽彩が14年間、頑張って生きてきた証を1人でも多くの方に知ってほしい。爽彩は簡単に死を選んだわけではありません。名前と写真を出すことで、爽彩がイジメと懸命に闘った現実を多くの人たちに知ってほしい」
からは母親の強い承認欲求が窺える。恐らく彼女も人一倍承認欲求が強かったに違いない。
電凸で自身の絵を認めて貰い承認欲求は満たされていたのだろう。その後彼氏が出来、死の直前別れを告げ一人家を出たようだ。
自分の才能が多くの他者に認められて彼女の目的はある意味達成したのであろう。だが、彼氏が出来たことでいじめを吐露することが次の障壁となったのだろう。
人に迷惑をかけないというモットーの彼女は、母親さえにも言えなかったいじめが結局は彼女を孤立させてしまったのだ。
勿論いじめがなければ今回のような結果には至っていなかったが、学校側が言うような彼女は病気で自殺したのではない、いじめで自殺したのだ。更に障害は全く関係ないことも付け加えておく。
彼女の無念を晴らすべく母親が納得できるような調査結果を待ちたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます