佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

プロ野球考~”何”に魅力があるのか~

2006年11月08日 23時12分16秒 | スポーツ

 

 日米野球、全敗。

 

 

 

 今、変換したら、たまたま「全廃」と出ました。

そうすべきかもしれません。

 

 

 

 巨人戦の視聴率が下がって久しいです。

斯く言う僕もほとんど見なくなりました。

僕自身のプロ野球熱は明らかに下がっています。

これについては、また書きたいことがあるのですが、後日。

 

 

 

 セリーグにもプレーオフが導入されますね。

これは、おかしい制度だと思います。

 

「プレーオフは面白いじゃないか」

 

 この意見は、半分正しく半分間違っていると思います。

 

 色々叩かれながらも優勝した中日の落合監督が流した涙。

あれは、阪神の死ぬ気の追い上げがあったからこその

優勝の難産から来た涙でしょう。

 

 

 勘違いしてはいけないのです。

「プレーオフが面白い」のではなく、

「真剣勝負が面白い」のです。

阪神の追い上げが無ければ、

セリーグの緊張感は生まれなかった。

プレーオフがあれば、あの追い上げは必要ないことになります。

むしろ、ゲーム差が離れていれば、

プレーオフに備えて選手を休ませることも出来てしまいます。

2位でも良いと思えば。

 

 

 プレーオフでないと、真剣勝負は出来ませんか?

プレーオフが面白いのではなく、

プレーオフで選手が真剣勝負をしているから面白いのです。

これ、言葉の揚げ足取りに見えるかもしれませんが、

違うのです。

 

 

 プレーオフ制度にしないと盛り上がらない、

真剣勝負にならないのは、

これ、明らかに選手とファンの怠慢だと思います。

大リーグの様に、リーグが沢山あって、

さらにチャンピオンシップに進むまで何試合もかかるなら、

まだ分かります。

でも、たった6チームで、シーズン中に散々試合した上(交流戦もありますが)、

その結果を無視してそのうちの3チームでまた戦って

シリーズへの進出を決めるって、やっぱりおかしいと思います。

 

 

 明日からのアジアシリーズ、

僕は見られるか分かりませんが、

このタイトルが、アジアでのステータスになって欲しい。

ロッテが初回に優勝したのは良い事でした。

この制度は、もっと盛り上げて欲しい。

 

 

 サッカーを見るようになって、

最近欧州チャンピオンズリーグに興味を持ち始めて、

アジアのサッカーのレベルの低さを嘆かわしく思います。

アジアチャンピオンズリーグで、日本は真剣勝負をしていますか?

敗退が続く日本のチーム。

勝っているのは、中東のチームや韓国・中国のチームです。

アジアでこの枠組みが成長しないのが哀しいです。

 

 

 話はだいぶ逸れましたが、

欧州規模で真剣勝負をしているサッカーが羨ましい。

野球の規模の何と小さいことか。

でも、野球というコンテンツが魅力をなくしたのではないことは、

今年のWBCを見ても明らかです。

今回の日本シリーズ、

最終戦、北海道では、最大視聴率70%超。

 

 

 ファンが求めているのは、

「おらがチーム」と「真剣勝負」です。

これからの野球の発展には、これ2つ無くして有り得ません。

 

 

 

 かなり余談ですが、

FAで「巨人に来るブーム」が去って、

FAで「巨人を離れるブーム」が到来しています

(仁志の場合はトレードですが)。

 これからは、ファンが、チームが、

何に魅力を見い出していくか。

そして、選手が、何に魅力を見い出すのか。

 

 

 やっぱり答えは、「おらがチーム」と「真剣勝負」です。

 


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