佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

2013年のJリーグを勝手に総括する(その1)

2013年12月18日 01時54分37秒 | スポーツ
  

 ひかりTV関係のサービスがなくなり、
引越先にアンテナが付いていたことから
今年はCSのJリーグパックを契約。
自分にとって唯一?最大の息抜きというか娯楽になりました。
本当に万歳です。
アルビの試合はナビスコ杯含めて全部チェック。
その節の結果は1時間半の番組で詳しく見れて、
途中からはJ2の1時間番組もチェックするようになりました。

 

 他のチームの試合はアルビとの試合を通じて
ということがほとんどですが、
これだけリーグ全体を眺めていた年は初めてでした。
楽しい~です。

 

 リーグ全体が均質化しているというのは
Jリーグを指す時に良く言われることですが、
事実だと思います。
イメージでなく数字で見てみると、
上位チームは勝ち点の差があまり無いですし、
何より特徴的なのは、得点と失点です。
今のJリーグには両方が優れているチームはありません。
得点の多いチーム(浦和、川崎、鹿島)は失点も比較的多く、
失点の少ないチーム(広島、横浜、C大阪)はそれほど得点力が高くなく、
両方で優れたチームが無い状態で、
それだけ抜け出た力を持つところが無いわけですね。

 

 そうした均質化のリーグで、
一度歯車が狂うとどんなチームでも降格する可能性がある、
ということがあります。
低迷するチームをどう立て直すか、
というのは今シーズンの結果を見ると
かなりハッキリした結果が出ていると思います。

 

 監督交代より、新戦力のフィット。

 

 これに尽きると思います。
 成績不振で監督を交代したチーム、
大宮と磐田は結果上昇出来ませんでした。
昨年のG大阪も神戸もそうでしたし、
新潟も昨年途中で交代しましたが紙一重でした。

 シーズン途中で監督を変えて、
その人が名将と呼ばれていても
いかにチームを立て直すのが難しいか、
ということだと思います。

 

 逆に監督を変えなかったチームで
前半戦の低迷から上昇したチームは、
中断期間で良い選手補強が出来ていました。

  

 監督解任の話もあった清水は
ラドンチッチや大前、本田を獲得し結果を出しました。
キムクナンが新潟に来て守備が崩壊していた鳥栖は、
新潟からDF菊地、清水からGK林を補強し
安定度が増しました。
甲府は戦術の変更による守備の安定が大きかったようですが、
それも攻撃面で川崎のパトリックや
磐田のジウシーニョを獲得してフィットさせたことで
得点を取れて勝ち点を拾えるようになったのが
大きいですね。

 

 大分は目立った補強が出来ず、
磐田は安田やカルリーニョスがあまりフィットせず、
湘南も守備攻撃共に足りないピースを埋めることが出来ず、
結果論と言われるかもしれませんが、
まず監督をシーズン途中で代えて好転するパターンは
かなり少ないという事実、
ただチームのベースを継続して残留を目指すなら
足りないピースを埋めるという意味で補強は適切に行わないといけない、
ということが言えると思います。

 

 監督交代というのは本当にデリケートな問題だと思います。
昨シーズン途中で監督が代わった新潟や川崎も、
シーズンオフを一つ挟みチーム作りを行い、
チームとスタッフと選手がブレない方針のもとで、
今シーズン後半から状態が上がってきました。
ある程度時間がかかるということですね。

 

 例えば大宮も昨シーズン後半から今シーズン前半まで
本来そうだったはずなんですが、
「ブレない」という観点が足りなかったんですね。
色々確執があったとはいえ、
ベルデニック解任後の監督が監督未経験の小倉さんで、
いくら人望があった、コーチとして実績があったとはいえ、
シーズン途中の交代としては正直有り得ないものだと
思いました。来年は大熊さんでどうなるのか。。。
あと土壇場に強そうな関塚さんでも
磐田の立て直しが出来ませんでした。難しいですね。
甲府の城福さんは本来攻撃的なチーム作りが特徴でしたが、
途中8連敗して、結果解任されず
戦術変更の舵を切り残留を勝ち取りました。
城福さん本当に憔悴していましたが(苦笑)、
監督としての幅が広がったということですね。

 

 長くなったので今回はこのへんで。