佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

アルビレックスの開幕

2012年03月14日 01時22分14秒 | スポーツ

 

 開幕戦をBSスカパー録画観戦しました。

たまたま無料放送中だったですね。

 

 アウェーの川崎戦だったのですが、

しばらく新聞とか読めなかったので、

新加入のメンバーは知っていたんですが、

誰がスタメンとか予備知識無しで見ました。

 

 結論から言うと、

ちょっと残念な気持ちになりました。

 

 0-1で負けたということが理由ではなく、

試合内容ですね。

監督が代わっていない故の「継続性」を

期待していたんですが、

そのプラス部分をほとんど感じられなかったからです。

 

 

 守備に関しては心配していないのですが、

それでも、気になる点はありました。

DFラインとボランチのところの守り方とか、

あとラインを高く保つというのは

昨年からの継続ですが、

FWを含めた守備における連動性がもう一つ、

という感じがしました。

 

 一番の問題は、

攻撃における連動性が無かったことです。

 

 これ、メディアでは、

「連携」という言葉が使われて、

「新加入の選手がいるので連携がまだ」

と言われるんですが、

僕はそここそが問題だと感じています。

つまり、選手同士の「連携」という、

ともすると選手と選手の感じ方とかアイデア、

という感じに捉えられるんですね。

 

 「連動」

つまり、攻撃におけるもっと多くの約束事、

を感じられるような状況が見たかったのですが、

正直そういうものは感じられませんでした。

選手同士の「連携」ということでなく、

誰がどうしたらどうして、それからどうして、

という多くの選手が関わる攻撃パターン、

「連動」みたいなものが無く、

そこに非常にがっかりしました。

 

 そここそが上積みすべきところだったと、

昨年の戦いを見て思っていたので、

ちょっと残念に思っています。

つまり、前線の選手だけが攻めるのであれば、

「連携」なのですが、

サイドバックとかボランチとかが攻撃に参加するためには、

「連動」が必要だと思います。

選手の「連携で崩す」のではなく、

選手の「連動で崩す」場面をもっと見たいのです。

というか、それをしないと得点力が上がらない、

と思うわけです。

 

 選手個々の状況は把握できました。

矢野は高さで競り勝ったり良く動けているし、

小谷野も良かったと思います。

アランミネイロはキックは現時点でかなりいける

昨年の亜土夢より得点の臭いがしましたが、

いかんせんウエートオーバーで運動量が足りず、

先発させるなら亜土夢が現時点では良いのでは、

と感じています。

 

 問題なのはサイドバックですね。

左サイドの金は攻撃が売りのはずなのに

全然運動量が足りず、後半は高い位置をとりましたが、

それでも前にスペースがあるのに仕掛けない、

低い位置でしか攻撃に参加できていないのが非常に気になります。

中村が怪我なのでしばらく仕方ないですが、

ちょっと期待外れの感があります。

三門の運動量はサイドバックで生きていると思うのですが、

村上も捨て難いので二人が両サイド務められると良いんですが。。。

 

 結局のところ、

新潟のこれまでの攻撃のパターンを見ると、

「タメ」を作れる選手がピッチ上にいるかいないか、

それがポイントになっていて、

移籍した曹、怪我のミシェウの不在がもろに出ている、

という感じです。

ボールをキープして他の選手の動きを促せる選手が

今のピッチ上にはいないですね。

本間はボールを散らせても攻撃へのスイッチやためは作れなく、

つまり、ためを作れる選手がいないと

足元足元でパスをしてボールをもらい、

連動せず結果パスミスが生じて攻撃が停滞してしまう、

という印象です。

 

 

 選手のアイデアに依存しない、

攻撃の連動性を積み上げた状態で開幕を迎えてほしかった、

というのが正直なところです。

個々の選手の能力とかは良く分かりました。

「連携」でなく「連動」をもった攻撃が出来るかどうか、

正直かなり不安な開幕だったと感じています。

順位予想を見てもみな14位以下ですが、

現時点では妥当なラインと言わざるを得ず、

とはいえとにかく頑張ってほしいので、

勿論変わらず応援していくわけです。

次のホームでは良い試合をして欲しいですね。