佐藤匠(tek310)の贅沢音楽貧乏生活

新潟在住の合唱指揮者・佐藤匠のブログです。

アルビレックス新潟の現在

2011年06月30日 23時40分32秒 | スポーツ
 
 苦戦中。
 
 
 勝ち無しが続いている訳ですが、、、
試合はテレビですがほぼ全試合見られています。
 
 
 名古屋戦は4点取られましたが、
基本的にはディフェンスが崩壊している訳ではなく、
そういう意味では前向きに捉えることが出来ると思います。
失点が多いチームは絶対にJ1残留できないと。
 
 
 最近の試合の問題点だと思うのは、
「ショートカウンター」へのイメージが一つだと思います。
新潟をカウンターのチームと言われると
ちょっと違うよなと言いたくもなるのですが、
元々、アグレッシブな守備から高い位置でボールを奪い、
そこからのショートカウンターを、
攻撃パターンの一つとしていますが、
これをするためにはDFラインを高めに設定し、
陣形をコンパクトにする必要があるのですが、
最近の試合はDFとボランチが下がってしまい、
またカウンターに備えてFWを高い位置に残しているため、
逆に間が広がっている気がします。
そのため、セレッソ戦やマリノス戦のように
セカンドボールをことごとく拾われたり、
ボールを奪っても選手が孤立してフォローが少なく
結果奪われる、という悪循環にある気がしています。
 
 
 ブルーノもこう言ってはなんですが、
トラップがあまり上手くなく、
FWらしい前を向いた時の迫力はあるのですが、
独力で何とかできるタイプではないですよね。
深い位置でボールを奪った場合のカウンターというほど
長い距離を走れる走力があるわけでもないので、
やはり連携の中で、という話になってきます。
 
 
 そのためにもう一つ問題なのは、
前線でボールが収まるかどうか、ということ。
先日はミシェウが入ってから良くなりましたが、
ボールをキープしてタメを作る選手、
言葉を変えるとパサーが新潟には少なく、
例えば三門や田中は運動量で勝負するタイプなので、
ボールを持って決定的な仕事をするタイプではないです。
そういう意味では、ミシェウやヨンチョル、
ヨンチョルの場合は勿論パサーでなくドリブラーですが、
ボールが収まることは間違いなく、
そういう選手がいない時に攻撃の形を作れていない、
という事は言えると思います。
その辺は木暮がキレていますし、
彼らの代わりが務まると思い、使って欲しいのですが、
最近はどちらかというと独力でドリブル、
というシーンが多いですね。。
 
 
 それとも絡んできますが、
新潟の場合は攻撃に参加する選手が少ない、
というのも得点が取れていない一つの理由だと思います。
一番のポイントゲッター、独力で点を取れるヨンチョルがいないので、
ここぞという場面では、全員がゴール前へ
顔を出していってほしいと思います。
そのためにも、DFとボランチの位置が低いと、
攻撃に厚みが出ず、単発に終わるというパターンになります。
仙台戦の時は、本間や三門がボールに絡んでいって得点になりました。
先日菊地が本間と組んだ時は、
菊地が前に行って本間と縦の関係になる部分で、
ボールを奪う前への推進力が生まれたと思います。
組み合わせの問題だと思いますが、
本間と小林はバランサー、
菊地と三門が積極的に前へ、と考えれば、
組み合わせとしてはどちらかとどちらかが良いな~と、、。
 
 
 勿論、これに加えてサイドバックの上がりも
重要になってきますが、
上がる時間を作る(タメ)がないと厳しい訳で、
とにかく行く時は行く、という厚みをもった攻撃を
希望したいわけです。
 
 
 先ほども書いたとおり、
DFが崩壊していないのは幸いで、
鈴木が代表で抜けている時も、
大野が非常に良い働きをしていたと思います。
酒井もいなかったですし、
ケガの東口の代わりに入った小澤も安定していました。
 
 
 それも含めて、選手はよくやっていると思います。
でも結果が出ないと、という部分は当然あり、
これ以上状態が悪くなることは無いと信じていますが、
やはり、特にホームでは、
前に行く厚い、熱い力を見せて欲しいです。
 
 
 山形戦に期待!