入生田のしだれ桜

・箱根登山電車に乗り、小田原から３つ目の入生田（いりうだ）に、見事なしだれ桜があると聞き、さっそく出かけた。
・駅を降りると、桜の開花状況を知らせる掲示板に、「盛りは過ぎています」とある。果物だって、女性だって、成熟した時期が一番良い。桜は散りぎわが魅力だ。
・駅から歩いて２０分とある、でも、階段の数がはんぱではない。来年は太りすぎの孫といっしょに来よう。
・予想どうりの見事な桜だ。時おり吹く強い風で花びらが雪のごとく舞う。それを狙ってシャターを押すが、私の安いカメラでは、その様子を写し込むことが出来ない。
・紹介してくれたＮさんの話では、近くに首塚があるらしい。桜は墓場と相性がいい。場所は忘れたが、昔、長野から東京に戻る途中の山中で、見事な桜を見た記憶がある。その桜は、なんと墓場の中にあった。
・どうゆうわけか、しだれ桜の説明板には首塚の話はどこにも出てこない。
・帰りは、階段をさけて、長い下り道を降りた。
・今日の万歩計は１万４千を超えた。
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