《農園日誌》
・宇佐美農園オーナーのSさんから、使用済み浄化槽をいただいたので、昨日、農園に雨水貯水槽を作った。
・浄化槽を半分くらい土中に埋め、雨水を集めるためにトタン板を載せ、風に飛ばされないように、単管パイプを組んで、固定した。
・今朝から、雨が降り続いている。今夜から明日にかけて強く降るようなので、水がたまるのが楽しみだ。
・パイプの中に、冬の間使わない添棒を収納した。
. . . 本文を読む
「三国峠をダイナマイトでふっ飛ばせば新潟に雪は降らない。そしてその土を日本海に運んで佐渡と陸繋ぎにしよう」
これは、言うまでもなく、故田中角栄元総理の、初立候補の折の発言ですが、このことの現実性は別にして、私は政治家とはこういうふうに、たえず、国民に「具体的な形」で訴えていくべきものだと思うんです。
マキャベリは「民衆は抽象的なことには判断能力を有さないが具体的なことには割と的確な判断をくだす . . . 本文を読む
女生徒
<深夜だまって背戸(せど)でお洗濯している、くるしい娘さんが、いま、いるのだ、それから、パリイの裏町の汚いアパアトの廊下で、やはり私と同じとしの娘さんが、ひとりでこっそりお洗濯して、このお月様に笑いかけた、とちっとも疑うところなく、望遠鏡でほんとに見とどけてしまったように、色彩も鮮明にくっきり思い浮かぶのである。私たちみんなの苦しみを、ほんとに誰も知らないのだもの。いまに大人になってしま . . . 本文を読む
・これ1本を観れば、ブルースのことが全てわかる。
・膨大な数の演奏映像によって構成されている。ブルースの歴史映画でありマニュアルだ。
・全36曲もの実写映像が収められているのもすごい。
・出演: レッド・ベリー ルイ・アームストロング チャーリー・パーカー B.B.キング エルヴィス・プレスリー マディ・ウォーターズ エルモア・ジェイムス ハウリン・ウルフ ルイ・ジョーダン ビ . . . 本文を読む
・産経新聞に今年から連載しているなかにし礼の「世界は俺が回してる」を毎日、楽しみに読んでいる。
・先日(第23回)、主人公が片っ端から観た映画音楽が列記してあった。さっそくDISCASに予約、14本のうち、9本があった。第1弾が到着したので、朝まで観てしまった。
・かつては名エンターティナーだったのに今は落ちぶれ、アル中になった夫、ビング・クロスビーを陰で支える妻をグレイス・ケリーが好演、アカデ . . . 本文を読む
海底都市
<なるほどこれは便利だと、僕は感心した。動く道路の上に立っていると、歩きもなんにもしないのに、どんどんと遠くへいってしまうのであった。これならいくら遠方まで行ってもくたびれることはないだろう。
「さあお客さま。こんどはもう一つ内側の、もっと早く動いている道へ乗りかえましょう」
タクマ少年は、そういって奥を指して歩きだした。
なるほど、今僕が乗っている道路のとなりに並んで、ずっと早く . . . 本文を読む
・<あらすじ>フランク・ファーマー(ケヴィン・コスナー)は、世界でも屈指の実力を持つボディガード。ある時、歌手兼女優のスーパースター、レイチェル・マロン(ホイットニー・ヒューストン)の護衛を依頼される。最近彼女の身辺で、不穏な事件が発生し、脅迫状まで送られて来たのだ。
・レイチェルの邸宅を訪れたフランクは、ずさんな警備体制に驚き、彼女のボディガードとなる決心をする。フランクの目をかすめてライヴハウ . . . 本文を読む
紫大納言
<「浦島は乙姫の館に三日泊って、それが地上の三百年に当っていたという話ではありませんか。まして、月の国では、地上の三千年が三日ほどにも当りますまい。五日はおろか、十日、ひと月の御滞在でも、月の国では、姫君が、くさめを遊ばすあいだです。疑は人間にありとか、月の世界にくらべては、下界はただ卑しく汚い所ではありますが、又、それなりの風情もあれば楽しみもあります。恋のやみじに惑いもすれば、いとし . . . 本文を読む
・子どもの頃に“一生幸せになれない”呪いをかけられた歯科医師のチャーリー。しかし彼は女性たちから“幸運のお守り”と呼ばれていた。なぜならチャーリーの元カノは彼と別れた後、ことごとく運命の人と巡り逢っていたからだ。“チャーリーと一夜を共にすると幸せになれる”と噂が広がりモテモテ状態になるチャーリーだが、女性たちとの偽りの関係に心を痛めていく。そんな中、彼は結婚式で出会ったキャムに本気の恋に落ちて…。 . . . 本文を読む
・庭のゆずを収穫した。薬味用に、10個ほど残してすべて収穫。生前、女房が植えた小さな1本のゆず苗が2メートルくらいの高さに成長。無農薬、無肥料にかかわらず、毎年、鈴なりの実をもたらしてくれる。
・ゆずジャム作りに挑戦。
・たくさんできたので、2瓶は近所の方に贈り、2瓶は冷凍にした。
・手作りヨーグルトに入れて食べるとちょうどいい。ヨーグルトから作った生チーズ(水切りをするだけで簡単にできる)をクラ . . . 本文を読む
・新聞広告をみて買い求めた本だ。
・NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で放映されたりんご農家木村秋則さんの無農薬でのリンゴ作りの挑戦記録。残念ながらテレビで見ていない。
・彼が触発されたのは福岡正信著の「自然農法」だ。小生も『自然農法-わら一本の革命』という彼の本を読んで、体験農園で2区画借りたうちの、一区画で、挑戦してみたが、小松菜が少しできただけで、他の作物は全滅だった。狭い農地で大勢の人 . . . 本文を読む
・昔、郡上八幡に旅した時、陶芸店で買い求めたモチーフを真似て作った。
・農夫がカゴを背に、一休みしている図だ。
・カゴがお猪口になっているのが気に入って買った記憶がある。お猪口としては少し小さすぎて、使わなかったが、今でも、絵画の下に置いている。
・その、陶芸店には、しゃれた骨壷があったので、女房と、次に来る時は、これを買おうと話した。その約束が果たせず、女房には、近所の仏具やで見つけたバラの花を . . . 本文を読む
双葉山
・六十九連覇と云ふ無敵の双葉山が連敗したことで、いろいろな論評がでていることに対する、斉藤茂吉の随筆。
<強い双葉山が、四日目に安芸ノ海に負け、五日目に両国に負け、六日目に鹿島洋に負けたので、贔屓客が贔屓するあまり、実にいろいろの事をし、医者の診察をすすめたり、心理学の大家の説を訊いたり、いろいろの事をしてゐる。
当の双葉山関はどうかといふに、自分でもそんなに粗雑な相撲を取つてゐるとはお . . . 本文を読む
破戒
<其時一生の戒を思出した。あの父の言葉を思出した。『たとへいかなる目を見ようと、いかなる人に邂逅(めぐりあ)はうと、決して其とは自白(うちあ)けるな、一旦の憤怒(いかり)悲哀(かなしみ)に是戒(このいましめ)を忘れたら、其時こそ社会(よのなか)から捨てられたものと思へ。』斯う父は教へたのであつた。『隠せ』――其を守る為には今日迄何程(どれほど)の苦心を重ねたらう。『忘れるな』――其を繰返す度 . . . 本文を読む
<「ジム、あなたはいい子、よく私(わたくし)の言ったことがわかってくれましたね。ジムはもうあなたからあやまって貰(もら)わなくってもいいと言っています。二人は今からいいお友達になればそれでいいんです。二人とも上手(じょうず)に握手をなさい。」と先生はにこにこしながら僕達を向い合せました。僕はでもあんまり勝手過ぎるようでもじもじしていますと、ジムはいそいそとぶら下げている僕の手を引張り出して堅く握っ . . . 本文を読む