おもしろコラム

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燈籠 著者:太宰 治 読み手:高橋 律子

2016-08-31 11:47:46 | 読後通信簿
燈籠 http://aozoraroudoku.jp/voice/rdp/rd240.html 著者:太宰 治 読み手:高橋 律子 言えば言うほど、人は私を信じて呉れません。逢うひと、逢うひと、みんな私を警戒いたします。ただ、なつかしく、顔を見たくて訪ねていっても、なにしに来たというような目つきでもって迎えて呉れます。たまらない思いでございます。 ★★★★ . . . 本文を読む

「あさましきもの」 著者:太宰 治 読み手:緒方 朋恵

2016-08-29 07:18:35 | 読後通信簿
あさましきもの 著者:太宰 治 読み手:緒方 朋恵 時間:8分42秒  賭弓に、わななく/\久しうありて、はづしたる矢の、もて離れてことかたへ行きたる。  こんな話を聞いた。  たばこ屋の娘で、小さく、愛くるしいのがいた。男は、この娘のために、飲酒をやめようと決心した。娘は、男のその決意を聞き、「うれしい。」と呟いて、 うつむいた。うれしそうであった。「僕の意志の強さを信じて呉れるね?」男の声 . . . 本文を読む

サラバ!

2015-02-08 08:38:56 | 読後通信簿
第152回直木賞が西加奈子さん(37)の「サラバ!」 「大切なのは、人が、ひとりひとり違うことを認めることだ」 1977年、イラン・テヘラン生まれで、大阪育ちの西加奈子さんの渾身の作。 今年6月の孫(高校3年)の誕生日に贈る本はこれにする。 目が弱くなり、あまり小説は読まなくなったが、「サラバ!」は上下巻で約700ページのボリュウームながら一気に読むことが出来た。いい本を読ませていただいた。 . . . 本文を読む

ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石

2015-01-01 05:34:30 | 読後通信簿
第18回司馬遼太郎賞受賞! 静かに、熱く、必死に生きる。子規と漱石。この出逢いがなければ、「私たちの小説」は生まれなかった。 「ノボさん、ノボさん」「なんぞなもし」 明治二十年。新時代の躍動とともに、ノボさんこと正岡子規は二十歳を迎えた。 アメリカ渡来のべーすぼーるに夢中の青年は、俳句・短歌・小説・随筆、あらゆる表現に魅入られ、やがて日本の文芸に多大な影響を及ぼす存在となる。 子規は常に人々に囲 . . . 本文を読む

女帝

2013-06-22 05:34:03 | 読後通信簿
火の国熊本に生まれ育った立花彩香は、普通の女子高生だった。しかし一人の男に裏切られたことが彼女の人生観を変えた。母を病で亡くし進学を断念した彼女は、水商売の世界に身を投じ、男社会への復讐を誓う。 作:倉科 遼 画:和気 一作 ビューンコミック ・電子書籍を発行するようになり、自分でも電子書籍にはまっている。 ・電子書籍化は漫画(コミック)や絵本がフィットしているようだ。 ・女帝、全24巻を一気 . . . 本文を読む