ここ数日、黄砂が降っていてすっきりしません。
黄砂が降ると、何だか鼻がむずむずかゆいし、咳が出始めます。
憂鬱です。
ここ数日と言えば、宮崎県では口締疫が発生し、到る所に消毒ポイントが設けられています。
病気にかかった牛や豚の肥育農家は大変です。
50頭飼っている農家で、50頭のうちの1頭にでも発症が確認されたら全頭処分です。
それだけではなく、その後5年間は飼育ができない。
一頭一頭、手間をかけて育てた家畜は、野菜のように年中出荷できるものではなく、お金になるのにもとても時間がかかります。
それを根こそぎ失うのは、生活そのものの破綻になると思います。
私の事で言い換えると、私のパソコンがウイルスに感染したことで、私が持っているパソコン全てと、データの全てを処分。しかもその後5年間、パソコンが使えないという状況と同じことでしょうか。
口締疫が出た農家やその周辺では、防疫服に身を包んだ人や消毒薬、テープが張られ、まるで映画のような光景ですが、口締疫は人には移らないし、その牛や豚のお肉を食べても影響がないそうです。
県外のあるスーパーでは「宮崎県産の肉は使用していません」という表示が貼られたそうですが、どうか、脅威脅迫を招くような評価はしないでほしい。
あのように、物々しいほどの体制や処分処置は他の家畜への伝染・蔓延を防ぐためなのです。鹿児島県や熊本県のイベントにも影響が出ているようですが、県内県外の肥育農家の方たちを守るためにも、何とか理解して頂きたいと願っています。