昨日 久しぶりに・・・地に足をつけていることを実感した。
きっかけは一足の靴。リサイクルで履くことにした靴です。
去年、薄っぺらな靴を履いていた時に足を保護することができずに ポキッと骨折したことがあったので、その靴を見た時には「ああ、これならしっかりと足を包んでくれそう」と思った。
持ち主がずっといなかったので、靴クリームを塗って磨き、天日干しも。
「さあ!履きましょう」と履いたのです。
New&Oldのその靴を履いてジョイフルへ。
車を降りた時に何となく右足が変な感じがしたので、よくよく見ると右と左の足の大きさ。正確に言うと靴の大きさが若干・・・。
あれ?あれ?と思いながら歩いていくと、変な所から靴下の柄が。
えええええええええええええええ!と思いながらも入口に向かって歩くしかなく 歩を進めているとおおおおおおおお!
だんだん 私の右足の全貌が靴の 何と言ったらいいか・・・上の部分と靴底の間から出現しまして。
それでもお腹が空いていたので、めげずにに初志貫徹!とか思って店内へ。
オーダーをとりに来たけれど、何か落ち着かず、もそもそしていると、いよいよ靴の上部と靴底部分が離脱!
ええええええええええええええええええ!とか言えないし、ただただ一人でつっぷして 笑いをこらえてもだえるしかなく。
そんなこんなで 気になる靴を見ていたら 今度は何と左足!
ええええええええええええええ!あああああああああああああああああ! おおおおおおおおおおおおおおおお!のランチになってしまった。
幸い・・・というか、髪の毛を結んでいたゴムで何とか・・・靴上部と靴底を 留めたのですが。。
ランチも終え レジへ。歩けません。いや、歩かないと帰れません!お金も払わないと。
更に、店内から店外への道のり、そして自分の車までの道の遠かったこと 遠かったこと。
うまく説明ができないのですが、足の甲に靴の形をした物がのっかてるだけの状態でして、こういう時に頭をよぎるのは、たっちゃん(私の息子)のお葬式に珍事です。
家を出る時から帰る時まで、一体何足の草履をつぶしたでしょうか。
歩いた後に、自分の足跡が残るように草履のそこが抜けました。
悲しくて悲しくて吐き気がするほど泣いているのに 何だか地面が崩れるような感じがして足元を見たら 葬儀会社から借りた草履のそこが崩れました。
お葬式は教会であり、教会の奥さんから草履を借りたのですが、おめでたい赤でしたので、仕方なくスリッパで斎場へと向かいました。
火葬場では、何も知らない人たちが私が気を取りみだして靴を履くのを忘れたように思っていたようです。
たっちゃんが小さな壺に入ってみんなが集まり、帰ろうとしたら今度は・・・よく覚えていないけれど、靴だかサンダルだか 草履だかのそこがペロンと剥がれて・・・。
みんなは「たっちゃんがいたずらしてるんだ」と、みんな泣きながら笑って別れました。そういえば、帰りのタクシーの中で携帯を見たら たっちゃんの画面に切り替わっていて、やっぱり犯人はたっちゃんだと確信。
そんな事を思い出しました。
で 先日のランチ ようやく家に辿りついた時には 一見 ちゃんと靴を履いているようでしたが 実は靴下の下のは地面が えびのの大地がありました!
家の前の石ころが あんなに痛いとは思ってもいませんでした。
地に足をつけて歩くということは ・・・ 小さな石ころの存在感。人生 自分目線で観る世界と実際の世界は違う ということでしょうか。
小さな石ころの存在さえも軽視することなく歩けよ ということなのでしょうか!
そんな重いことを感じる一日でした。
もうすぐたっちゃんの命日だ。それでも私は生きている。
*写真は、去年女の子からニューハーフ・・・じゃなくて性別不明になって、すっかりコロンコロンになったトラ。お座りしたら信楽焼のタヌキです。