以前、こんな記事を書きました。
話しを聞いたのは4月5日。教会でのイースター礼拝 コンサートが終ってからでした。
それから、いろいろな方が応援してくださいました。
持っていた全音の楽譜に加えて原版も揃え、2冊並べながらの猛練習を始めました。
約1ヶ月半・・・結果的には、課題であった1楽章指定部分まで と 3楽章全部 は弾けました。録音にまでこぎつけるようになりました。
が、考えました。その時、やはり「手が持たない」ことに気付きました。
30年もピアノに触っていない いや 本当に触っていないのは25年くらいかな。それ以前の私の弾き方 弾く力 筋肉 を 頭が覚えていて それで弾くのですが、やはり25年の間に、体は衰え萎え 腕はおろか 指一本一本の筋肉がついてこなくなっていました。
課題は何とか弾けるものの 私の頭の中にある ショパンピアノ協奏曲第1番 の「音楽」になっていないのです。そこまでたどり着いていない。
締め切り3日前に あきらめました。
もう一度 1 からトレーニングをして 3年後に再度 挑戦します。私の年齢を知っていらっしゃる方たちは、「ええええ!」と思うでしょうが、いいんだ。
空白の時間になる前の時と もう一度弾き始めた時を くっつければ まだまだこれから。
悲鳴を上げたのは まず腕の筋肉でした。次に手首でした。そして決定的なのは 小指の骨でした。弾いていて、鋭い痛みと同時に「パチ」と音がして、3日は弾けませんでした。
・・・・・・・ 全楽章の半分でこんな状態になっていたら・・・と考えると 涙が出てきて。
「あきらめよう」と思っても、同級生たちの応援の声が心にしみて また涙が出てきて。
でも 締め切りの日 宮崎シティフィル管弦楽団の方にお会いして 直接 あきらめたことを。
ショパン ピアノ協奏曲1番に立ち向かった約2ヶ月は 一生忘れることのできない経験になったと同時に、技術的 音楽的にも私には貴重な勉強になりました。
得たものは非常に大きい。 でも 悔しい。
次 3年後を目指して 再スタートです。
コンチェルトの練習の仕方もわかったし、緩急のつけ方とか 面白かった。
応援してくださったかたたち 貴重な時間を与えてくださってありがとうございました。
でも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・悔しいなあ。。。。。。。。。