共同通信発行の子どもと大人のウェルビーイングなくらしを応援するフリーマガジン「HABATAKE」。
5号のインタビューは、舞台「ハムレット」の柿澤勇人。
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集団失踪事件の謎を追って地下世界「クラガリ」に足を踏み入れた私立探偵の活躍をレトロな世界観で描いた、塚原重義監督の長編アニメーション映画『クラユカバ』が4月12日から全国公開される。本作で探偵社を営む主人公の荘太郎の声優を務めた講談師の六代目・神田伯山に話を聞いた。
「とにかく絵柄に没入感があるので、すっと入り込みやすいというのが注目ポイントです」
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1429625
『クラユカバ』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0211294cea2be2f903a6a4c281f1e406
『ビバリーヒルズ・コップ2』(87)(1988.5.10.)
『ビバリーヒルズ・コップ』が面白かったもので、余勢をかってレンタルビデオ屋に走って『2』を借りてきた。その最たる理由は、メンバーが前作とほとんど変わっていないところだった。
こうした続編物は、最近の『ポリスアカデミー』シリーズもそうだが、前作で活躍したキャラクターが、そのまま出続けることによって、違和感なく“続き”に入り込める楽しみが生まれる。それが続編を作る上での最低条件であり、それが失われては、続編を作る意味はなくなるのだ。
その点、この映画は、主人公アクセル役のエディ・マーフィはもちろん、脇役のジャッジ・ラインホルド、ジョン・アシュトン、そしてロニー・コックスも、誰一人欠けずに出演し、いい味を出していたのがうれしかった。
ただ、前作のような単純なポリスアクションコメディではなく、最初からヒットを狙った作りが露わになったところはちょっと残念な気がした。
『パリで一緒に』(64)(1983.8.27.昼のロードショー)
舞台はパリ祭真っただ中のパリ。映画のシナリオライター(ウィリアム・ホールデン)に雇われたタイピスト(オードリー・ヘプバーン)が、次々と彼の口述するストーリーのヒロインになるという劇中劇が展開する。監督はリチャード・クワイン。
こうした、しゃれていて映画に関する楽屋落ちにも満ちたストーリーは、映画好きにとってはたまらなく魅力的なものに映る。例えば、フランソワ・トリュフォーの『アメリカの夜』(73)がそうだったし、日本の『蒲田行進曲』(82)などもこのカテゴリーに入るだろう。
加えて、この映画は、本編と劇中劇のタイトルが別々に出てきて、ホールデンとヘプバーンが、コメディタッチのものも含めて一人で何役もこなし、マレーネ・ディートリッヒやトニー・カーティス、ピーター・セラーズがほんのチョイ役で登場し、フランク・シナトラやビング・クロスビーの歌声が聴こえてきて…。
いやはや、ここまでやられると、本編そっちのけで、いくつ楽屋落ちやパロディを見付けられるかなどと考えてしまうのだから、映画好きとは何とやっかいな人種なのだろうと思わされた。
この映画の基は、ジュリアン・デュビビエとアンリ・ジャンソンの『アンリエットの巴里祭』(52)だという。粋でしゃれたものを得意とするフランス映画なら、このハリウッド版よりもっと面白いかもしれない。ぜひ見て見なくては。