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映画の王様

映画のことなら何でも書く

「太王四神記」のロケ地を訪ねる取材旅行1

2021-01-08 09:04:44 | 雄二旅日記

 2008年3月5~8日にかけて、韓国観光公社主催の、ドラマ「太王四神記」のロケ地を訪ねる取材旅行に参加した。もう13年も前のことになった。

5日

 午前6時47分、品川から成田エクスプレスに乗る。相変わらず成田空港は分かりづらい。9時15分、成田発、仁川行き、アシアナ航空。機内食は、エビとイカのチリソース、ライス、パン、茶そば、フルーツ、オレンジジュース。約2時間10分、表示される残り時間を見ているとマラソン中継のタイムみたいな感じがした。映画1本分か。11時55分、仁川着。

 今回の主なメンバーは、女性記者と地方新聞社の方々。皆さん韓国通のようで、初の渡韓となったこちらはちょっと気後れ気味。空港内のレストランで石焼ビビンバを食べる。思ったよりも薄味だと思ったら、食べた後で口内と胃が燃える感じがした。

 高速道路で移動。巨大な川=漢江が印象的。ソウル市内はハングル文字を除けば、日本とあまり変わらない印象を受ける。否、上辺では日本よりも整備されているように見えるのか。教会多し。バックに山が広がる。建築会社出身のイ・ミョンバク大統領が整備した清渓川(チョンゲチョン)の前に、反イ・ミョンバクの東亜日報のビルがあるのは、皮肉っぽいとガイドさんが言っていた。

 

 仁寺洞(インサドン)。ペ・ヨンジュンの写真とグッズがある「PARK BOF」を見学させられた。この辺りは筆や骨董を扱う店と、鯛焼きやあんこの入ったたこ焼きみたいなものを売る屋台が多い。平気で歩道に入り込む乱暴な車やバイクも見受けられる。何だか、あか抜けない竹下通りみたいだ。脇道でハングル語で書かれた古いハリウッド映画と韓国映画のポスターを発見。面白い。夜はドゥレ=韓定食。やっぱりちょっと苦手だ。ウォーカーヒルホテルに宿泊。

 

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2010「第4回田辺・弁慶映画祭」

2021-01-05 12:27:31 | 雄二旅日記

 11月5~7日、昨年に続いて、キネマ旬報の映画検定1級合格者の一人として、和歌山県の田辺映画祭で審査員を務めた。コンペの候補作は5本(今年は日本映画のみ)。これを1日で見るのだからさすがに骨が折れた。

『県民エイガ さつまおごじょ サザン・ガールズ・グラフィティ』監督:堀奈理子

 女性監督作で舞台は鹿児島。冷え込んだ商店街活性化に奮闘する人々の善意や思いというテーマには好感が持てるが、演出、映像処理、人物描写のすべてが稚拙。出演者もアマとセミプロがほとんどだということで違和感あり。これでは自主映画あるいは自治体広報映画止まりで一般公開はきついと思う。大林宣彦の尾道三部作的な地元密着型の映画を作るのはなかなか難しいようだ。

『人の善意を骨の髄まで吸い尽くす女』監督:加藤行宏

 男の善意を利用して人生を泳いでいく女優志願ヒロインの姿が描かれる。粗削りだが、悪女もの、ブラックコメディとして面白く見た。個人的、生理的には受け入れられない部分も多いのだが、有無を言わせぬパワーがあり、全体のテンポもいい。と、映画好きは、映像製作の現場を描いたものには点数が甘くなるところがある。ヒロインを演じた山田真歩が好演。ラストは、ちょっと『イヴの総て』(50)を思い出した。ただし、長すぎるタイトルには再考の余地ありと感じた。

『マイム マイム』監督:岨手由貴子

 女性監督作。高校時代の教師と不倫し、目標のない人生を生きるヒロイン。幼なじみの男が彼女を立ち直らせようとするが…。ストーリーにも映像にも、神経を逆なでされるようなところがあるが、刺激的というわけでもない。具体的なシーンが少なく、全てがイメージで描かれたような映画。上辺だけの空虚な印象が残る。ただし赤が印象的な色遣いには見るべきところがあった。

『君の好きなうた』監督:柴山健次

 同棲相手に去られた草食系男子のような主人公が、大学時代の女友達と同居生活を始めるが…。『恋人たちの予感』(89)もそうだが、男女間に友情は成立するのか、というのは永遠のテーマ。全体的にはよくまとまっているのだが、カメラの長回しが多過ぎる。特に雨中のキスシーンにはまいった。不思議ちゃん的な関西弁のヒロインを演じた山口尚美もキュートとアホの間を行ったり来たりする。平田満が出てくるとさすがにしまる気がするが、それこそがプロとそうでないものとの差なのだろう。

『たまの映画』監督:今泉力哉

 女性プロデューサー作。この映画の魅力は、元たまのメンバーの人間性、音楽性、楽曲の力に負うところが大きいが、作り手の、対象に対する愛情、興味、好奇心も画面からあふれる。何と言っても、彼らに注目した目の付けどころの良さと、雑多なインタビューやライブをまとめ上げた編集の勝利なのだが、ラストはパスカルズのところで切るべきだったのではと思う。

 ただ、せっかくザ・バンドの『ラスト・ワルツ』(78)をほうふつとさせたのに、後に続く2曲の件が長くて興ざめさせられた。しかし、ビートルズの映画『レット・イット・ビー』(70)もそうだったが、よくこれだけ音楽的な個性が異なるメンバーが同じバンドで活動していたものだと変なところで感心させられた。

 全体的に、スタッフ、キャスト共に、女性中心の映画が多かった。そして、作り手の描き方にも、見る側の捉え方にも男女の違いをつくづく感じさせられた。私見では、『人の善意を骨の髄まで吸い尽くす女』と『たまの映画』が双璧だったが、劇映画ということで前者に一票を投じた。

 審査後の飲み会で、大森一樹監督らと、「今、地球上でこんな映画の話をしているのはここだけ」と笑いながら、スティーブ・マックィーンやアラン・ドロン、今は幻の女優たち、60年代から70年代のB級アクション映画の話題で盛り上がった。

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2009「第3回田辺・弁慶映画祭」

2021-01-05 12:20:14 | 雄二旅日記

 10月1日から4日まで、和歌山県の田辺市で開催された「第3回 田辺・弁慶映画祭」にキネマ旬報映検審査員として参加。東京から新大阪まで新幹線で2時間半、新大阪から紀伊田辺まで特急で2時間半、計5時間余りの長旅だったが、初めて訪れる土地への好奇心と映画漬けの3日間を過ごすことができてなかなか楽しかった。

 以下に、それぞれの作品のあらすじと寸評を。まずは、初日に見た3本から。

『彼方からの手紙』監督:瀬田なつき 主演:スズキジュンペイ

 不動産屋に勤める30歳目前の吉永。同棲している女性もいるが、なんとなく人生に疲れを感じている。そんな彼の前に謎の少女が現れ、かつて父と一緒に住んでいた部屋が見たいと言い出すが…。

 現在、過去、未来が交錯する映画だけに、時の流れの描写などに粗削りで独り善がりなところも見られたが、興行を意識していない、大学の卒業製作だと思えばまずまずの出来か。スズキジュンペイが、何となく人生に疲れた主人公を好演していた。ファンタジーは観客を納得させるのが難しいが、瀬田監督は、もう少し整理ができれば素質はあると感じた。ぜひ、後々、商業映画として自身でリメークしてほしいと感じた。

 スズキジュンペイ、どこかで見たことがあると思って本人に確認したら、『9/10 ジュウブンノキュウ』(06)という映画に出ていた鈴木淳評と同一人物だった。

『未練坂のヤドカリ』監督:小林総美 主演:石野由香里

 夫に浮気され捨てられたヒロイン。彼女はトイレ掃除婦として働き、空家になった家を見ながら思い出に浸るのが日課だ。そんな彼女が、ある日、廃ビルで不思議な女子高生と、鎖につながれた外国人と出会う。

 パワーは感じるが、独り善がりが目立つ。人の不幸は、他人から見ればブラックユーモアということなのか。セリフを少なくし、映像で説明しようという気持ちは分かるが、作り手のイメージだけが先走った映像が多いと、逆に観客は戸惑う。良く言えば即興的だが、悪く言えば行き当たりばったりな映画という印象を持たされた。

『バンドゥピ』監督:シン・ドンイル 主演:マブブ・アロム、ペク・ジンヒ

 いつも不機嫌な女子高校生ミンは、バスの中で拾った財布を持ち逃げしようとしたことで、財布の持ち主でバングラデシュから出稼ぎに来たカリムと知り合う。やがて2人は互いに恋心を抱くようになるが、ミンはカリムを通して出稼ぎ労働者の過酷な現実を知ることになる。バングラデシュからの移民労働者と多感な女子高生との恋、友情がドキュメンタリー的な要素も含みながら描かれる。原題はベンガル語で“真の友達”という意味とのこと。

 劇映画になり切っていない前2作を見た後だけに、この映画はちゃんと映画になっていると感じさせられ、安心して見ることができた。主役の2人がとてもいい。特にこれがデビュー作だというペク・ジンヒが多感な乙女心を表現して秀逸。ワンパターンの悲恋ものだけでなく、韓国の現実を知らせてくれるようなこうした映画こそもっと見てみたい。ただ、卒業製作や自主製作のものと、こうした興行を意識した映画を同列に並べて比べるのは酷だと思った。

2日目はさらに2本。

『ベオグラード1999』監督:金子遊  ドキュメンタリー

 全共闘ジュニアの監督が、新右翼「一水会」の木村三浩に接近し、その活動のドキュメンタリーを撮り始める。監督は、新左翼的な信条とナショナリズムの間で揺れながら、徐々に街頭抗議を続ける木村の存在に引かれていく。

 戦争、内戦という重い題材と、自殺した彼女に対する個人的な思いを交差させたことで、テーマがぶれてしまった感がある。また木村三浩という人物の魅力に引っ張られ過ぎてしまったのも残念。ただし、ユーゴスラビアの様子や街頭演説、デモの映像は刺激的だった。

『ナーダムを探して』監督:宝力徳 主演:周倜 

 インターネット中毒の14歳の少年ザオは、ある日、治療のために無理矢理、内モンゴルの大草原に送られてしまう。パソコンどころか、電気すらないパオ(移動テント)で1週間を過ごすことになったザオは、パオの主人の娘キキゲをモンゴルの年に一度のお祭りであるナーダムに連れて行くという名目で脱走を試みるが…。タイトルのナーダムとはモンゴルの祭りのこと。

 監督デビュー作ということで、多少テンポの悪さがあるのは否めないが、全体的にハートウォーミングな味わいがあり、好印象を持った。広大な草原を舞台にした少年と少女のロードムービーとしても面白い。父子の和解劇としては類型的だが、素直な感じで描かれ、思わずホロリとさせられた。

審査

 コンペティション部門は、以上、アジアの若手監督(40歳以下)の5作品が参加し、韓国の『バンドゥビ』が特別審査員賞と映検審査員賞をダブル受賞。東京国際映画祭チェアマン特別奨励賞は、日本の瀬田なつき監督の『彼方からの手紙』、市民審査賞は宝力徳監督(中国)の『ナーダムを探して』となった。

 個人的には、完成度は『バンドゥビ』、好感度は『ナーダムを探して』、将来性では『彼方からの手紙』を推したので順当な審査結果となったが、実際に作り手たちの話を聞いてしまうと、単純に映画の完成度や好みだけでは計れなくなるところがあり、ちょっと困った。

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調布の東京現像所

2020-11-19 20:43:35 | 雄二旅日記

 所用で調布の東京現像所を初めて訪れた。ここは映画フィルムの老舗現像所。小津安二郎のカラー映画、『ゴジラ』シリーズ(だからゴジラもいた)、『男はつらいよ』シリーズ、ATG映画、カラー版の『無法松の一生』(58)『おとうと』(60)の銀残し、『泥の河』(81)のモノクロ映像などなど、ここで現像された映画は枚挙にいとまがない。

 学生時代に、ライバル?の五反田の東洋現像所(現イマジカ)で4年間アルバイトをした(扱ったのは写真だったが)ことを懐かしく思い出した。

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日比谷「『キネマ旬報』表紙で振り返る女優展」とゴジラ像

2020-11-07 12:41:40 | 雄二旅日記

 試写で日比谷に行ったら、「日比谷シネマフェスティバル2020」の一環として、日比谷ミッドタウン、日比谷シャンテ内で「『キネマ旬報』表紙で振り返る女優展」をやっていた。時間がなかったので、全ては見られなかったが、やはり昔の女優は美しいと改めて感じた。

ここに写っているのは、多分…
マリリン・モンロー、ジェーン・パウエル、オードリー・ヘプバーン、ダイアン・ベイカー、ドリス・デイ、イベット・ミミュー
パイパー・ローリー、アン・バクスター、ナタリー・ウッド、スザンヌ・プレシェット、スージー・パーカー、ナタリー・ウッド
エバ・ガードナー、シャーリー・マクレーン、シャーリー・ジョーンズ、ジョアン・ウッドワード、ジェーン・フォンダ、アンナ・カリーナ

https://www.kinejun.com/2020/10/05/post-4584/

 東宝の試写室の下ではゴジラがお出迎え。しばらく来ない間にバックに壁画が掛かっていた。

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松竹蒲田撮影所開設100周年「蒲田映画祭」

2020-09-06 08:01:05 | 雄二旅日記

 毎日新聞の朝刊に、松竹蒲田撮影所開設100周年「蒲田映画祭」の記事が載っていた。
https://www.o-2.jp/cinepara/

蒲田はなじみのある地なので、こんな記事を書いたことがあった。

昔、蒲田に撮影所があった!
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/fe80248c282e657a221aae268907683e

マイ・シネマパラダイス・カマタ
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/4394f9fd93f2873eb9cf7af27552f7be

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ハヤフサヒデト『争闘阿修羅街』上映会

2020-04-15 12:06:48 | 雄二旅日記

(2005.1.20.)
 以前、ブログで「大都映画とハヤフサヒデト」について書いたら、「にしすがも活動写真館」から大都映画撮影所跡地での『争闘阿修羅街』(38)の上映会のお知らせが届いた。こういう反響はうれしいもの。妻と一緒に参加させていただくつもり。 

 

(2005.2.6.)
 過日、ご案内を頂いた「にしすがも活動写真館」へ。途中、電車の中で俳優の熊倉一雄夫妻と遭遇。ひょっとしたらと思ったら、彼らも今日のお仲間だった。場所はかつての大都映画撮影所の跡地で、その後、学校になったものの廃校になり、現在は、にしすがも創造舎としてNPO団体の活動場所となっているらしい。思えば数奇な土地だ。

 配られたパンフレットがなかなか盛りだくさんの内容で、とても良くできていて驚いた。こんなふうにきちんと作られてしまうと、オレたちは商売あがったりだな。それに子どもたちの素直な文章にふれると、自分はもうこんな文章は書けないなあとも思った。

 さて、少々長い前振りの後、まず今回のプロジェクトをまとめた岩井成昭氏によるドキュメンタリー『ハヤフサ・ヒデトをさがして』を。何でも去年は奇しくもハヤフサの生誕100年だったという。別にオレは運命論者ではないが、この忘れられた大昔のアクションスターの節目の年に、ひょんな形でスポットライトが当たったことには、何か目に見えない力のようなものを感じなくもない。

 また、余命いくばくもなかったハヤフサの弟子の池田督さんに運良く取材ができたことにも運命的なものを感じた。池田さんも最期にこんな企画とめぐり会えて本望だったのではないか。でも、こうして彼らの人生を垣間見ると、人の幸福や人生とは一体何なのだろうと、柄にもなく考えさせられたりもした。

 で、いよいよ本日のメインイベント、ハヤフサヒデト(八代毅)監督、主演、1938(昭和13)年公開のサイレント映画『争闘阿修羅街』の上映。

 ハヤフサがヒーロー的な新聞記者を演じた、この映画のストーリーは、ご都合主義以外の何物でもないが、確かにハヤフサのアクションはすさまじかった。これでもかとばかりに体技を披露する様は、バスター・キートンやジャッキー・チェンも真っ青だ。特にロープと滑車を使って、空中を移動するシーンは驚きに値する。

 まあ、ハヤフサ本人は草葉の陰で「オレの代表作はこれじゃない。よりによって1本だけ残ったのがこれかよ…」と嘆いているかもしれないが。

 コンビを組んだ大岡怪童や、早世したというヒロイン大河百々代とのトリオもなかなかいい味を出していたが、特筆すべきは大山デブ子の圧倒的な存在感。弁士の斎藤裕子女史もさわやかでなかなか良かった。いずれにせよ貴重なものを見せていただきました。感謝。

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寅さんの看板(MOVIX亀有)

2020-02-22 11:39:01 | 雄二旅日記

 『男はつらいよ お帰り 寅さん』公開に合わせた“寅さん祭”(テレビドラマ「少年寅次郎」「贋作 男はつらいよ」…)もそろそろ終息。MOVIX亀有にあったこんな看板も貴重なものになるのかな。背景が東京タワーとスカイツリーというのがいい。それにしても微妙に似ていないぞ。

『悪童 小説 寅次郎の告白」(山田洋次)
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/377277dfc53696fdd4911273476dd6a5

【インタビュー】「少年寅次郎」脚本・岡田惠和
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/800482fc84b2ed9e7e2dfa318ca53dd8

「贋作 男はつらいよ」
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/a768afd2e8b827e94de1104506b04f25

『男はつらいよ お帰り 寅さん』山田洋次監督記者会見
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/bf452e963dda85c88f9b0959c8e4c5e3

【ほぼ週刊映画コラム】『男はつらいよ お帰り 寅さん』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/5e0ffd67156dddf5ac5a0281bb029552

『男はつらいよ お帰り 寅さん』公開記念
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/f9fc1f1b2e41dceaf8f50afbdf55c9f6

 

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「伊勢佐木町ブルース」

2020-02-04 16:10:46 | 雄二旅日記

 所用で関内に立ち寄った。JR関内駅近くの伊勢佐木町商店街(イセザキモール)には、1968(昭和43)年に大ヒットした「伊勢佐木町ブルース」(作詩・川内康範、作曲・鈴木庸一、歌・青江三奈)の歌碑と、昔の映画のそれを思わせるような看板が設置されている。ピアノをイメージした歌碑の台座のスイッチを押すと、内蔵されたスピーカーから「伊勢佐木町ブルース」が1分間演奏されるという仕組みだ。

 この曲、子供のころは、その意味も分からないまま、冒頭の「アーン、アーン」の吐息を面白がってまねし、青江のことも、変な声の“けばいお姉さん”だと思っていたが、今改めて聴くと、実に切なくていい曲だと思うし、青江のことも、色っぽいハスキーボイスの名歌手だったと思える。年を取るのも悪いことばかりではないのか。

 また、曲のヒットを受けて、東映の歌謡映画『夜の歌謡シリーズ 伊勢佐木町ブルース』(68)が、先頃亡くなった梅宮辰夫の主演(“夜の帝王”と言われていた頃か)で製作され、青江も本人役で出演した。『ウォーターボーイズ』(01)では、印象的な挿入歌として使われている。

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鶴巻温泉「トトロの木」

2020-01-04 10:42:29 | 雄二旅日記
弘法山公園から見た富士山の絶景
 
 小田急線の秦野から、浅間山、権現山、弘法山、新妻山を縦走して鶴巻温泉にたどり着いた。駅に向かう途中、陣太鼓の音がしたので行ってみると、元湯・陣屋という旅館で、鎌倉幕府の侍所別当・和田義盛の陣屋跡の碑があった。
 
 気になったので調べてみると、ここは宮崎駿が幼少期を過ごした所で、ここで遊んだ思い出が彼の映画のモチーフにもなっているという。今回は見られなかったが、入口を抜けた右手に「トトロの木」と呼ばれる大きな楠があるらしい。また、ここは将棋の竜王戦が行われることでも知られているという。
 
 
 
 
 
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