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20歳くらいの時、西村寿行の動物パニックものを好んで読んでいた時期がありました。動物パニックもの以外の西村で心に残っていた本が『峠に棲む鬼』でした。
主人公の杖術を使う女性がかっこよかった印象があったので、また読んでみようと40年ぶりに手に取ってみました。
いやー、これは、エロエロでした。
暴力と凌辱の嵐が吹き荒れるハードエロス&バイオレンスの復讐劇だったのね。
ほとんど内容を忘れていました。
スマホや携帯が無い時代、満員電車の中で、スポーツ新聞や、エロでバイオレンスな小説を読んでいた時代があったのです。
しかし、杖術の描写がかっこよいです。ほとんど忘れていましたが、微に入り細に入り、スピード感を持って描かれていて、これが読みたかったんだよって満足させられました。
死をも覚悟する敵に対しては、素っ裸になって杖をふるう逢魔麻紀子タンは、サービス精神旺盛すぎて鼻血ものです。
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