むぎわら日記

日記兼用ブログです。
野山や街かどで見つけたもの、読書記録、模型のことなどを載せております。

鯨の絵巻(吉村昭)新潮文庫

2017年09月10日 | 読書

吉村昭の短編集には、はずれがないですが、これは別格。

表題作の「鯨の絵巻」は、短編でありながら長編を読み終えたような読後感がありました。

大河小説並の密度で迫る迫真の短編です。

もう、読んで良かった感満載。

ただし、専門用語が多いので少し読みにくい印象がありましたが、そこは、作家への信頼感で乗り切れました。

他の短編も、はずれ無しの佳作がならんでいます。

吉村昭の動物もの短編では、今まで読んだ中では一番でした。

 


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