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むぎわら日記

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『きつねのはなし』森見 登美彦(新潮文庫)

2021年10月08日 | 読書
京都を舞台にした奇譚4連発。
「きつねのはなし」はキャラクターが立っていて、もっとも魅力的に感じました。夢幻紳士のようなラストが素敵でした。
「魔」と「果実の中の龍」は、普通の若者小説風味の奇譚に仕上がっており読みやすいと思いました。
最後の「水神」は、よく理解できませんでした。最後の話だけ浮いていて、期待外れの感がありました。
3本目まではよかったのですが、最後に何を書きたかったのか解りませんでしたね。もしかして、作者は、文章力以上の何かを目指したのかもしれません。それをわたしの読解力が読み取れなかったのかもしれません。
短編集では4本に1本良い物があれば当たりと言われますが、そういう意味では当たりです。


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