群馬県と新潟県の境にある地の底の駅に降りてみました。
ホームが清水トンネルの中、地下70mにある地底駅です。
まずは、462段の階段がまっすぐに地上へ向けて伸びています。
約10分と書いてありますが、この階段を苦にしない人向けです。
人によっては30分かかるとか……w
階段の脇にはエスカレーター設置用のスペースがありますが土が向きだしです。
しかも、染み出した地下水が川になって流れています。
当然、エスカレーターが設置される予定もありません。
1日20人程度の利用なのだそうです。
ちなみに、ボクは一人で降りて、帰るときも一人で乗りました。
階段の途中にベンチが3カ所設けられています。
とりあえず462段を上りきりました。
山登りで慣れているのでどうってことないです。
橋を渡って、道路と川を越えます。
すると戸があって、さらに追加の階段があるとサービス満点の演出です。
「がんばって下さい」が他人事って感じで良いですねw
長い廊下と階段を上ると、さらに看板が……
長いダンジョンの旅が終わります。
外に出たら大雪でした。
帰りも階段を下りますが、見下ろす方が不気味です。
電車きた~っ!
4時間待ったし、階段は二往復上りました。
ちなみに駅のホームは、一年中気温が一定のようで、快適です。
誰もいないし、静かで読書にはもってこいの空間だったりします。
地底駅、なぜだかとても惹かれます。
鍾乳洞みたいな感じもしますね。
ホラー映画なんかにある
こういう薄暗い地下を逃げる回るシーンも
思い浮かびました。
誰も来ない読書にもってこいの空間という感じからも
潜在意識のどこかで記憶している心地よさとか
瞑想の領域を感じているのかもしれません。
なぜだか妙に落ち着きます。
確かに気温や湿度は鍾乳洞の中に似ています。
映画のロケにも使えそうですね。
冬の時期は、4時間一人でいられるのですから、贅沢な空間だと思います。
地上で核爆弾が爆発しても気が付かないかもしれません。