
江戸川乱歩賞(賞金1000万円)の受賞作家として期待して読みました。
インドネシアの密林に飛行機が墜落して、アニマルセラピーの研究者の女性(主人公)が一人だけ投げ出され生き残ります。それを治療したのが、ジャングルの中で放浪する種族で、不思議な歌を歌う少女の癒しの力でした。
その謎を追うのが主人公と、製薬会社の元同僚の男と、アメリカから派遣されたというカトリック神父、そして、有名雑誌の記者の4人組です。一方、町では吸血鬼の殺し方、首を切断し足元に置き、心臓に聖なる木の杭を打ち込む猟奇殺人が起きており、それを追う2人の刑事が物語の中心です。
謎が謎を呼び、アクションも十分に楽しめましたが、読後感がB級アクション映画を見終わったような物足りなさを感じました。
むしろ、なぜ、物足りないのか分析することで、物語作成に大切なことを知ることができました。
ネガティブなことは書きたくないので、分析結果は書かないでおきます。
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