店を閉めた後の夜中、たまにドライブをする、コンビニで弁当とジュースを買ってあっちこっちの堤防から全然釣果を期待しないルアーをしたり、星空の観察(じゃなくて眺めるだけ)をしたり、うちの走るの大好き犬を連れてである。
街灯が整備された真夜中の堤防は日によって波音が心地よく響いたり、荒々しく響いたりすることもあれば、何一つ音のしない静寂なこともある。
コンクリートの上に大の字に寝っころがり夜空を見上げれば満天の星空の日もある、雲で隠され星一つ見えない日もある、満月の日の月は眩しく思えるほど明るい、鏡でもないのにこれだけ地球の裏側を照らすと言う事で改めて月と太陽の凄さに驚かさせられる。ゆっくりと流れる雲がその月を隠したりまた出たり、雲の厚さによって微妙にぼかしの度合いが違うのも飽きることなく綺麗だ。
夏場夜中でも熱が冷める事のなかったコンクリートもこの季節はうたた寝を誘う温もりだ。静まり返った水面をたまに小魚が跳ねて変化を与えてくれる・・・・心地よい。
馬の様に走り回っていた犬がやっと帰ってきた、手のひらに汲んだ水をがぶがぶとたいらげた。
さぁーて 帰ろうか。
帰り道、道の真ん中にハブがいる、いつもなら避けて通るが今日はしばらく眺めていよう。