久しぶりに『合わない』漫画に出会った。
会社帰りに寄った古本屋で、お安く揃っていたので購入した「アガペ」全4巻。
1巻の途中まで立ち読みしたのですが、「全ての人を愛する少女が、現代犯罪にどう立ち向かうのか!?」というワクワク感があったのですよ。だから全巻購入したのになあ。
家に帰って読んだ1巻の後書きの時点で、もう原作者が泣き言入っているぞっ! この時点で猛烈に悪い予感がするのう(松尾鯛雄風)
でもキャッチフレーズは良いと思いますよ。「彼女の武器は『愛』しかなかった」ってフレーズは魅力的です。残念だけど活かすことができなかったけどね。または無理な活かし方で作品自体ぶっ壊れた感じ。
最近の漫画はどんなに駄作と言われるものでも、それなりに読める作品なんだけどね。これはちょっと……作品というよりは試作品という方が正しい気が。
原作者は聞いたことのない人です。でも作画が「それでも町は回っている」や「木曜日のフルット」の石黒正数先生だったらさ、期待しちゃうじゃないの。
……2巻辺りまでだな。それ以降が随分と怪しくなってくる。ストーリー的にも作画的にも納得できない部分が増えてきます。
嵐山歩鳥の髪型+紺先輩の顔をした少女の正体はなんだったのか!?
作品が後半になるにつれ台詞とキャラクターの表情が合わなくなっていくのは、遊び心なのか演出なのか。それとも作者サイドのやる気がなくなってきているのか。
主人公を含め、1巻に比べて随分とキャラクターの性格が変わっているように思えるのは私の気のせいかしらん。4巻の最後の方に至っては情緒不安定すぎるだろう。
ストーリー展開も最後は電脳世界がどーのこーのと陳腐なSFみたいになってしまってるしな! サスペンス物からSFだなんて、たった4巻でここまで話が変わらないぞ普通。あ、でも無謀キャプテンほどの劇的展開はないので御安心を!
ラスボスの犯罪動機も正直いってありきたりだし。犯罪の規模がでかい程、動機が個人的な小さな悩みというのは、悪い意味でのお約束だと思います。この件について原作者は後書きで「自分のアイデアではない」と書いているけど、採用しちゃった以上は原作者の責任だよね。
2巻の「NEGOTIATION.8 武市涼宇」から主人公の胸が急に大きくなりましたね。喜ばしいことだと思います(←そこは納得するんだ)
漫画にはお色気が必要なんだ。とくに……少年漫画はな!(注:この作品はフラッパー連載でした)
細々としたものを含め、とにかく未回収の伏線が多いんだよなあ。
見落としがあるかもしれないので、一度最後まで読んでからもう一回読みなおしたよ。作品を書いてくれた原作者と作画担当に敬意を表したいからね。
でもやっぱり最後の方は「石黒先生の描くお色気は、私の性癖にジャストミートするなあ」という事実の再認識くらいしかできなかった。「それ町」によく出てくる、女の子が下はパンツ一枚で上にシャツ一枚という姿は、心ときめきますね。日常に潜むエロスとゆーか。なんとゆーか。
オマケ漫画(冷やしうなぎ)の方がよっぽど面白いじゃないか。4巻の表紙の主人公がやけっぱちになっている気がしてならない。
原作者の方は教養や知識は豊富な人みたいだけど、だからといって面白い漫画原作が書けるというわけではないんですね。
……まあ、たまたま今回は私にとって肌に合わない漫画だったということだよね。漫画をたくさん読んでいれば、こういう事もたまにはあります。
会社帰りに寄った古本屋で、お安く揃っていたので購入した「アガペ」全4巻。
1巻の途中まで立ち読みしたのですが、「全ての人を愛する少女が、現代犯罪にどう立ち向かうのか!?」というワクワク感があったのですよ。だから全巻購入したのになあ。
家に帰って読んだ1巻の後書きの時点で、もう原作者が泣き言入っているぞっ! この時点で猛烈に悪い予感がするのう(松尾鯛雄風)
でもキャッチフレーズは良いと思いますよ。「彼女の武器は『愛』しかなかった」ってフレーズは魅力的です。残念だけど活かすことができなかったけどね。または無理な活かし方で作品自体ぶっ壊れた感じ。
最近の漫画はどんなに駄作と言われるものでも、それなりに読める作品なんだけどね。これはちょっと……作品というよりは試作品という方が正しい気が。
原作者は聞いたことのない人です。でも作画が「それでも町は回っている」や「木曜日のフルット」の石黒正数先生だったらさ、期待しちゃうじゃないの。
……2巻辺りまでだな。それ以降が随分と怪しくなってくる。ストーリー的にも作画的にも納得できない部分が増えてきます。
嵐山歩鳥の髪型+紺先輩の顔をした少女の正体はなんだったのか!?
作品が後半になるにつれ台詞とキャラクターの表情が合わなくなっていくのは、遊び心なのか演出なのか。それとも作者サイドのやる気がなくなってきているのか。
主人公を含め、1巻に比べて随分とキャラクターの性格が変わっているように思えるのは私の気のせいかしらん。4巻の最後の方に至っては情緒不安定すぎるだろう。
ストーリー展開も最後は電脳世界がどーのこーのと陳腐なSFみたいになってしまってるしな! サスペンス物からSFだなんて、たった4巻でここまで話が変わらないぞ普通。あ、でも無謀キャプテンほどの劇的展開はないので御安心を!
ラスボスの犯罪動機も正直いってありきたりだし。犯罪の規模がでかい程、動機が個人的な小さな悩みというのは、悪い意味でのお約束だと思います。この件について原作者は後書きで「自分のアイデアではない」と書いているけど、採用しちゃった以上は原作者の責任だよね。
2巻の「NEGOTIATION.8 武市涼宇」から主人公の胸が急に大きくなりましたね。喜ばしいことだと思います(←そこは納得するんだ)
漫画にはお色気が必要なんだ。とくに……少年漫画はな!(注:この作品はフラッパー連載でした)
細々としたものを含め、とにかく未回収の伏線が多いんだよなあ。
見落としがあるかもしれないので、一度最後まで読んでからもう一回読みなおしたよ。作品を書いてくれた原作者と作画担当に敬意を表したいからね。
でもやっぱり最後の方は「石黒先生の描くお色気は、私の性癖にジャストミートするなあ」という事実の再認識くらいしかできなかった。「それ町」によく出てくる、女の子が下はパンツ一枚で上にシャツ一枚という姿は、心ときめきますね。日常に潜むエロスとゆーか。なんとゆーか。
オマケ漫画(冷やしうなぎ)の方がよっぽど面白いじゃないか。4巻の表紙の主人公がやけっぱちになっている気がしてならない。
原作者の方は教養や知識は豊富な人みたいだけど、だからといって面白い漫画原作が書けるというわけではないんですね。
……まあ、たまたま今回は私にとって肌に合わない漫画だったということだよね。漫画をたくさん読んでいれば、こういう事もたまにはあります。