おつかいクエスト お駄賃つき

午前9時半ごろ。我が課で一番偉い人が「今、手が空いているものいるか？」と訊いてきた。

忙しい時期ではあるものの、とりあえずは余裕がある私は挙手。すると偉い人は

「ちょっとお使いを頼まれてくれるか？」と、私に備品の購入を命じたのです。割とお高めの買い物なので現金を預かる。

太閤立志伝の主命みたいでなんだかワクワクする。

こ、これを軍資金に米の売買をして、利鞘を稼ぐことができたらなあ。価値７の武器防具を購入するのになあ。

ゲームと現実の区別をつけないまま、目当ての店に。ところが生憎、在庫がない。電話で連絡。すると偉い人はのたまった。

「じゃあ、ちょっと遠くの店で買ってきてくれ。昼までに戻ってきてくれたらいいから」

わーい。午前中いっぱい休みもろたー（小躍り）。地下鉄を利用して目的の店に。欲しい物はあっさりとみつかる。購入。１０時半までに終わってしまった。

それからしばらく書店を巡ったり、お茶をしたり。ＯＬ進化論のジュンちゃんばりの道草喰い。たまにはこういうのもいいね。

正午の昼休み直前に戻ってきた。調子に乗って偉い人に「あのう、お駄賃は？」と言ってみた。

言ってみるもんだね。昼ごはんご馳走になっちゃった。カンパチ定食、美味かったです。