6月29日(金)
気象庁が関東甲信地方の梅雨明けを発表しました。
平年(7月21日ごろ)より22日早く、
昨年(7月6日ごろ)より7日早い梅雨明けです。
関東甲信地方が6月に梅雨明けするのは初めてのことです。
これまで関東甲信地方で最も早く梅雨が明けたのは2001年の7月1日でした。
梅雨の期間(梅雨入りした6月6日から梅雨明け前日の6月28日まで)の日数は23日間と、
1978年(6月11日から7月4日まで)に並んで1番の短さだったようです。
◇
「梅雨明け10日は肥料も食わない」といいます。
日中の急な温度上昇。
強い風による表層乾燥が
気になる本年の梅雨明けです。
例年より3週間も早い梅雨明け。
少し長めの「夏越し」のスタートとなりました。
◆
「梅雨明け10日」の高温下のグリーン面に
必要な要素を考えたいと思います。
1)地表温度の上昇を抑制する「気相」
地温を下げる「扇風機」や
地下水による散水、ヤケた部分への「氷」の施用も効果的です。
浸透剤も気相を確保しますが、ケミカル浸透剤の多用は
水を引っ張りヤケの原因となる事があるので注意が必要です。
2)糖類
地温30℃以上の高温では、
窒素の吸収が鈍り、「窒素同化作用」ができなくなります。
その分消耗する「貯蔵糖分」を補充する事が大切になります。
「オリゴ糖」「ブドウ糖」「トレハロース」等の
単糖・二糖類の供給も効果的です。
3)アミノ酸
高温下での衰退を抑制する効果のある
「アミノ酸」「ビタミンB2,B6」も効果的です。
(女性がよく使うのUVカット日焼け止め化粧品等にも含まれている要素です)
4)オーキシン様物質
高温下での根上がりを抑制する
「オーキシン様物質」を含むケルプ
も効果的な要素と思われます。
◆
この「梅雨明け10日」にオススメの資材です!
1) 活性に「エッセンシャル・プラス」
高温下で活性を持続する要素を
バランス良く含んだ資材です!
主成分は
アミノ酸 2.75%
フミン酸 7.0%
ケルプ抽出物(オーキシン様物質)
ジベレリン酸
リグニン、セルロース繊維
単糖、二糖類(トレハロース)、
ビタミンB2 ビタミンB6
2)気相に「ハイドロ・マックス」
根茎が必要な最低限度の潤いを持続しながらも
気相を持続し、地表温度の上昇を抑制する
「ハイドロ・マックス」もオススメです!
「ハイドロ・マックス」は100%天然の浸透資材で、
主成分は
ユッカシジゲラ抽出物90%→ステロイドサポニンの浸透剤効果
フミン酸(天然レオナルダイト由来)2%→気相持続効果
←「フミン酸」で気相を持続!
3)衰退回復に「ブランZ(10-6-5)」
主な成分とその効能です。
・完全微生物分解の超緩効性メチレン尿素を70%
→「ヤケ」「徒長」などのリスクが少ないN(窒素源)でダメージを回復
・リン酸6.8%のうち、よこ根のコンパクションをつくる亜リン酸を4.5%
→根あがりを抑制し、秋の新根発根を促進
・カリウムを5%
→暑さと湿度が厳しい中、ターフのこしをしっかりさせます。
・芽数を回復させるエッセンシャルプラスを20%
→暑さに強いアミノ酸+ビタミン。
高温下で消耗する貯蔵糖分を補給する糖類。
根あがりに強いケルプ(オーキシン様物質)などをバランス良く配合
・鉄、銅、亜鉛、マンガンなどの微量要素
→藻苔や雑菌の繁殖を抑制できる微量要素です。
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