田植えも始まり、
すこし汗ばむ日もある 今日このごろです。
5月6日頃は
旧暦の初夏、24節気の立夏。
この先は 夏の気配が感じられる頃となります。
72候 立夏の初候「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」
これからは、徐々に温度も湿度もでてきます。
(参考)24節気72候 → http://www.nnh.to/yomikata/72kou.html
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気象予報士さんたちの話では、
5~6月の気温は 概ね高めで、
ゴールデンウイーク明けの乾燥傾向のあと
5月下旬には、雨もよくふり、
6月には温度も湿度もあるそうです。
温度と湿度が両方高いと
病害が侵入しやすくなり、めんどうですね (;´Д`)
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振り返れば、
この4月も難儀だったコースが多かった模様です。
3月下旬から4月の中旬までに
下記のような声を
キーパーさんから 例年より多く 聞きました。
グリーンでは
● ダラーが早く動いた
● 細菌病っぽい症状が出た
● 発色がいまひとつ
フェアウエイ等 コーライ芝部分では
● ラージが早く動いた
● 外周に除草剤の薬害が大きくでた
3月下旬から4月の中旬頃、
気温は高めで、病害の菌は動き始めました。
一方で、
ターフ自体は
雨による不透水や 酸欠している部分で
菌態バランスが崩れたり
日照不足で光合成できにくく、
ターフの活性が
上がりきらなかったので
上記のような症状が出たのではないかと思われます。
上記の症状のような出た部分は
5月のドライ、6月のリング、
7月のピシウム、8月の炭疽、赤焼け
等が侵入しやすいので、
早めに
土壌内の菌態バランスを整えておきたいところです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
5月前半の おすすめの資材は
★ グリーン面の”活性向上”と”菌態バランス” には
殺菌剤+軽めの「EC(イーシー)」です。
・「EC(イーシー)」は
古茎根をゆっくり分解しながら、
自ら生成する抗生物質で
病害の菌核を破壊し、
病害からターフを守る
「コンパニオン」1/2
+
菌態活性を向上させ
発芽・発根を促進する
「エッセンシャル」1/2
のブレンド資材です。
↑「エッセンシャル」の「E」と「コンパニオン」の「C」で「EC」です。
★ コーライ芝部分の”活性向上”と”菌態バランス” には
ラージ軽減や
透水性向上(マット軽減)、
外周の薬害回復などに効果的な
尿素+鉄系資材+「バイオ 8-0-9」です。
主な成分は
コーライ、バミューダ、テイフトン等の
太目の古茎ランナーや
しつこいサッチ・マットを分解するバチルスが2種類
分解した残留を糖質に変換する酵母
空相を持続するフミン酸
ランナー成長を促進するアミノ酸
根茎周囲の透水性と潤いを持続するために
ユッカシジゲラ抽出物を含有しています。
是非試してみて下さい!
(^^)