梅雨です。
テイーグラウンド脇のアジサイがきれいに咲いています。
ただ昨今の異常ともいえる
気象展開には、
参ってしまいます。
この先、梅雨明けまでの課題を整理したいと思います。
①
まず、続く曇天・日照不足。
日照量が不足して
光合成(炭酸同化作用)が鈍化すると
どうしても、芽数は落ちてきます。
かといって、窒素を中心とした施肥では
ただ伸びるだけで(徒長)、軸刈りのリスクもあります。
②
次に、豪雨。
最近の雨はすごいです。
時間あたりの雨量が半端でなく、
グリーンの表層透水性が悪い部分には
長く水分がとどまります。
藻や苔も発生しやすい状況です。
③
そして、梅雨の合間の突然の晴れ間と
日中温度の急上昇。
この梅雨の期間に
梅雨明けと似たような晴天の日があります。
72候 7月7日
「温風至(おんぷういたる)」
<あたたかい風がふきはじめる頃>とあります。
日中温度が急上昇すると、
ターフは元気がなくなります。
病害も侵入しやすくなります。
回復しようとして
貯蔵糖分を消費します。
このような課題を
頭の片隅において
ターフの活性を持続しながら
梅雨期~梅雨明けを
のりきりたいところですね!
◆
状況別にオススメの資材があります!
①曇天・日照不足には「ターフバイタル・プロ」
「ターフバイタル・プロ」(味の素㈱) は
グルタミン酸を主成分とするアミノ酸系資材で、
グルタミン酸が
日照不足な環境でも、
光合成による炭酸同化作用にかわり、活性を回復・持続します。
②ー1
表層透水性には「デ・サッチャー」+「ハイドロ・マックス」
「デ・サッチャー」 は
有機残渣、
根茎やブラックレイヤーを分解し、
表層の透水性を向上させるバチルスを含む 資材です。
そして、「ハイドロ・マックス」が資材を表層全体へ運びます!
「ハイドロ・マックス」 は
北米大陸の砂漠に自生する「ユッカシジゲラ」から抽出した
100%天然の浸透資材で、
表層の三相バランスを持続します。
②ー2藻苔の抑制には「エクストラ・アイアン」です。
主成分は硫酸鉄10.0%、硫黄4.0%で、
表層の藻苔を焼いてくれます。
クエン酸キレートされた資材で、
PH1.5で、表層の藻苔や雑菌の繁殖を抑制します。
曇りや雨の多いアイルランドで
高い藻苔抑制の実績のある資材です。
③日中温度上昇時期には「エッセンシャル・プラス」
温度上昇で消耗する貯蔵糖分を補給し、
高温下でも活性を持続するアミノ酸、ビタミンB2B6
の作用で、
芽数が落ち込むのを抑えます。
根の衰退を抑制するオーキシンを含むケルプなどを
バランス良く配合した
高温時期に強い資材です。
◆
宜しくお願いします!
(^。^)
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