冬の寒い朝などは
起きがけ、朝ごはんを食べる気にはならない事が多いです。
体温が低下し、
胃の中の菌態活性が低下しているからではないでしょうか。
でも
温かい味噌汁なら飲めるし、
さらに、その後、
お米を食べる気になる事があります。
味噌汁の「こうぼ」が
胃の中の菌態活性を向上させるから、と思います。
暑い夏場、
昼ごはん時に
食欲がわかない事があります。
暑すぎて、胃の中の菌態活性がバテているからではないでしょうか?
でも
冷たい冷やし中華なら食が進む事があります。
冷やし中華の「冷たさ」と「クエン酸」が
胃の中の菌態活性を回復させるから、と思います。
人間の場合は
菌態活性が向上・安定すれば、
食欲が増進し、栄養が摂取でき、
寒い冬でも、風邪がひきにくくなったり、
暑い夏でも、夏バテしにくくなったり、と
健康な生活を持続できる事は
私たちの経験からもわかります。
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人間の胃の中と
スポーツターフの床土壌は似ている様な気がします。
人間の住環境(冷暖房、日当たり、換気)は
床土壌の「三相バランス」と似ています。
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春や秋の成長期は
更新作業(エアレーション、ムク)等を行う事で、
「三相バランス」が整えば
菌態活性は向上し、吸肥が良くなり、根が成長し、芽数は充実します。
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夏や冬など、季節の厳しい時は
季節・体質にあった「良性菌のえさ」を与える事で
菌態活性を向上・持続させ、
夏は「病害の侵入」「おちこみ」を抑制し、
冬は「貯蔵糖分」を増進し、「春の芽出し」を向上させると思います。
季節にあった、あるいは、体質にあった
「良性菌のえさ」を見つける事は
人間にとっても、スポーツターフの肥培においても、
大いに役立つと思うのです。
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寒冷期におすすめの「良性菌のえさ」の一つが「こうぼ」です。
「リストア・プラス(3-0-2)」は
寒冷期に定評のある「こうぼ」を含む資材です。
寒冷期でも緩やかに活性向上し、土壌の固結・凍結を緩和します。
残留を分解し、糖質に変換し、貯蔵糖分として蓄えるので
ターフの乾燥・凍結を抑制します。
来春の芽出しも向上します。
下の写真は、11月~3月まで「リストア・プラス」を毎月1.0cc/m2施肥されたコースで
2月中旬の夜間に積雪があった翌朝6時ごろのグリーン面周囲の状況です。
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よろしくお願いします!
(^。^)