日本には四季があります。
年間を通して、気温と湿度が変化する。
一方、
ゴルフコースで使用している草種の母国である
米国では四季の変化が少ない。
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米国では地域別に コースで使用している草種が違う。
しかし、
日本では
ベント芝とコーライ芝が同じコースに存在する。
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めまぐるしく変わる日本の四季の中、
お客様のターフの活性の推移を見ていて、
また同時に、
その草種の生まれ故郷(出自)を考えた時に
草種別の弱点を考えるようになりました。
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私観ですが、傾向として、
「湿度に弱い」→
007やTyee、CY-2などの株立ち系の新草種(ニューベント)
*生まれ故郷の北米大陸西海岸側は
年間に2~3日しか雨が降らず、山火事も頻繁に起こる地域です。
「日照不足に弱い」→
ランナー系草種の
コーライ芝
バミューダ、テイフトン(チャンピオンドワーフ等の新種も含めて)
*バミューダ・テイフトンのグリーンで
有名なチャンピオンコースが存在するのは
さんさんと太陽が降り注ぐ、
オレンジ等の柑橘類の名産地であるフロリダやスペインですね。
「高温乾燥に弱い」→
ペンクロス、A-1、A-4、L93、ペンリンクス等の
クリーピングベント芝
*ペンクロの故郷ペンシルバニアの北緯(40度)は
岩手県や秋田県あたりなので
基本的に暑さには強くないと思われます。
みなさんはどう思われますか?
◆
6月~9月は
高温乾燥する時期もあり、
高温多湿な時期もあり、
梅雨や台風などの日照が安定しない時期もあります。
それぞれの弱点にオススメの資材があります!
1)「湿度」には「コンパニオン」です。
「コンパニオン」は
善玉菌バチルスGB03が
根茎周囲に筒状のコロニーをつくり、
根茎周囲の有機残渣をゆっくりと分解しながら、
同時に、
自ら生み出す抗生物質で
多湿環境で、侵入拡大しやすい
ピシウムや炭疽、細菌病等の病害の菌核を疎外します。
殺菌剤との相乗効果の高い資材なので
混合散布がたいへん効果的です。
多湿な環境での
菌態バランス(B/Fバランス)を整える資材の決定版です!
←バチルスGB03が病害を疎外します!
2)「日照不足」には「ターフバイタル・プロ」です。
「ターフバイタル・プロ」は
グルタミン酸を主成分とするアミノ酸系資材で、
グルタミン酸が
日照不足な環境でも、
光合成による炭酸同化作用にかわり
活性を向上・持続します。
←光合成不足による炭酸同化作用の低下、
低温や高温による窒素同化の低下を、「グルタミン酸」が代行します。
3)「高温・乾燥」には「エッセンシャル・プラス」です。
高温乾燥下で活性を持続する要素を
バランス良く含んだ資材です!
主成分は
アミノ酸 2.75%
フミン酸 7.0%
ケルプ抽出物(オーキシン様物質)
ジベレリン酸
リグニン、セルロース繊維
単糖、二糖類(トレハロース)、
ビタミンB2 ビタミンB6
◆
是非、お試し下さい!
(^。^)