「拝啓、グリーンキーパー様 !」

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オススメ資材とニュースをお届けします!

こんにちは! サバンナブラン営業部です!

「カテゴリー」から 季節別の「オススメ資材」をご覧下さい!

冬の「乾燥」と「擦り切れ」に強い資材

2020-11-15 08:40:10 | 芝草「冬」にオススメの資材

「GO-TO」の影響か?

気候が乾燥しはじめたせいか?

2週間前に、新型コロナ新規患者数は急激に増加をはじめ、

あっという間に全国での新規患者数は第2波のピークを超えました。

日本全国における新規の新型コロナ患者数の推移(Yahoo!JAPAN 新型コロナウイルス感染症まとめより)
日本全国における新規の新型コロナ患者数の推移(Yahoo!JAPAN 新型コロナウイルス感染症まとめより)

第3波の到来?かもしれませんが

あまり過敏になりすぎずに

今までどおり、マスクやアルコール洗浄、手洗い、うがい等を

こまめに励行し、

この「コロナ禍」や

この先の「インフルエンザ」を乗り切りたいものです。

今年の冬は「冬らしい冬」と多くの気象予報士さん達が

予想しています。

「西高東低」「冬の乾燥」「擦り切れ」「乾燥害」「霜害」

11月~12月上旬の気温は、太平洋側では高めですが、

既に「冬の乾燥」を感じます。

今週も湿度は低いですね。

グリーン面の乾燥には気をつけて

その先の「乾燥害」「凍害」「擦り切れ」に備えたい時期です。

「冬の乾燥」にオススメの資材です!

 

「表層土壌の乾燥抑制」

に効果的な資材が2つあります。

1)「ハイドロ・マックス」(液体資材)

100%天然の浸透剤です。

ユッカシジゲラ由来の湿潤力もあります。

フミン酸含有なので、表層の空相を持続し、

表層の固結・乾燥を抑制できる資材です。

2)「トータル・パック」(水溶粉末)

「菌根菌」の力で、根茎周囲の潤いを持続できます。

「ユッカシジゲラ抽出物」も含有しており、浸透剤効果もあります。

「フミン酸」が団粒構造を持続させ、固結を抑制します。

「こうぼ菌」が寒い時期でも資材を稼働させます。

 

「ターフの乾燥の抑制」

効果的な資材が2つあります。

3)「リストア・プラス」(液体資材)

「こうぼ菌」「フミン酸」が土壌内の有機残渣を分解し、

糖質の変換し、貯蔵します。糖質の含有したターフは凍りにくく、乾燥しにくいです。

4)「ターフバイタル・プロ」(液体資材)

糖分同様に、

植物細胞が「グルタミン酸」を吸収すると

凍りにくく、乾燥しにくいターフ体質になります。

未だの方は

是非、お試しいただければ幸いです!

(^O^)

 


福島県キーパー会@「五浦庭園カントリークラブ」

2020-11-14 14:05:34 | 「ゴルフコース」「競技会・トーナメント」

去る11月5日

五浦庭園カントリークラブで開催された

福島県グリーンキーパー会に

お邪魔させていただきました!

五浦庭園カントリークラブは

景観がすばらしいコースとして有名です。

LPGA認定コースでもあり、

つい先日も

男子ツアーを行うなど

ターフクオリテイの高いコースでもあります。

キーパー会には

ホストキーパーである大沼キーパー様をはじめ

20名を越えるキーパーさんが参加されていました。

私たち、

(株)サバンナブランは

「ターフクオリテイの為の3つのバランス」というテーマで

お話をさせていただきました。

ご聴講 有難うございました!

当日お話させていただいた

「ターフクオリテイのための3つのバランス」

の要旨をまとめてみました。

 

1)ターフクオリテイとは

ターフの発色が良い。活性が高い。

ボールの転がりが良く グリーンの硬さが適切

病害、乾燥や擦り切れ等による芝のダメージが少ない

 

2)高いターフクオリテイ実現するには

春と秋は「三相バランス」

夏と冬は「菌態活性バランス」

年間を通しての「肥培バランス」

3つのバランスが大切である。

 

3)「三相バランス」

春と秋は更新作業と相乗効果のある

分解系の菌態資材を使用し

「三相バランス」を確立する。

土壌三相がバランス良ければ、根量が増える。

根量が増えれば、芽数(芝密度)が増える。

芽数が多いグリーンは、ボールの転がりが良い。

よこ根の健全なグリーンは、

硬さ(コンパクション)がほど良い。

(転圧をあまり必要としない。ストレスが少ない。)

 

4)夏の「菌態活性バランス」

高温多湿の夏は、

土壌内の善玉菌が減少しやすい

降雨や加湿による酸欠、

度重なる施薬により、

善玉菌も減少しやすい季節である。

抗菌系微生物資材を適度に投入し

病害の拡大を抑え、土壌菌態バランスを保つ事が

病害によるターフのダメージを軽減できる。

病害からの回復も早い。

 

5)冬の「菌態バランス」

土壌が固結・凍結しやすく

葉身が乾燥害や霜害を受けやすい冬は

ターフが擦り切れて薄くなりがちである。

地温が低くても動き続ける

「酵母菌」や「こうじ菌」「乳酸菌」などの

発酵貯蔵系微生物を投入する事で

土壌の団粒状態は継続し、

土壌は固結・凍結しにくくなる。

微生物の働きに助けられ、貯蔵糖分が充実したターフは

乾燥しにくく、凍りにくいので

擦り切れによるダメージも軽減できる。

 

6)年間を通しての肥培バランス

これら

菌態資材や菌のえさ(アミノ酸、フミン酸)などは

土壌のための資材(下ための材)であるが

ターフは踏まれ、低く刈られる、消耗品なので、

その消費するエネルギーを補う

ターフのための資材(上のための材)

をバランスよく施肥する事で

さらに高いクオリテイを持続できる。

具体的にいえば、

  地上部の成長を抑制するカルシウムや珪酸などの微量要素

  下葉を代謝させ、ターフの活性を向上させる鉄系微量栄養素

  春秋の元肥NPK

  春秋の新根を成長させるリン酸、

  夏の根上がりを抑制する亜リン酸、

  梅雨・秋雨時や晩秋のカリウム、

  などの追肥系NPK

というものを

バランスよく施用する「肥培バランス」が大切である

 

という

お話をさせていただきました。

( ´▽`)

有難うございました!

 

 

 


「紅葉」と「アントシアン」。「貯蔵糖分」開始のサイン。

2020-11-02 16:17:49 | 芝草「秋」にオススメの資材

少しずつ

ゴルフコース周辺の山々が紅葉しはじめました。

肌寒くなり、

土壌の善玉菌の活動が緩やかになる頃、

木々は

根や茎に「冬越し」や「来春の芽出し」のための

貯蔵糖分を蓄え始めます。

「紅葉」は「冬越し準備」が始まったサインとも言えます。

グリーン面でも

アントシアンが出始める頃です。

善玉菌の活動が 

一気に停滞する

日当たりの

あまりよくないグリーンなどは、

アントシアンが早く

はっきりと出る傾向にあります。

(「リストア・プラス」などの資材で

根茎周囲のバクテリアの活動を

一気に停滞させないようにすれば

アントシアンを目立たなくする事ができます。)

グリーン面の「アントシアン」の出現は

ターフが「冬越し準備」を始めたサインです。

ところで、

下仁田ネギは

何故あんなに旨いのでしょうか?

冬の間、

ネギはその茎の下の白い部分に貯蔵糖分を蓄え、冬越しします。

植物細胞は糖分を蓄えれば蓄えるほど、

乾燥しにくく、凍りにくいのです。

特に下仁田ネギはその白い部分が太く、

みずみずしさと甘味が他のネギより際立っています。

ターフにとっても

11月の晩秋施肥以降の

貯蔵糖分の充実

「冬越し」

<糖質を蓄え、乾燥しにくく、凍りにくくする>

「来春の芽出し」

<来春2月下旬頃からは

貯蔵糖分をエネルギーに

春の新根(白根)を発根する>

を成功させる上で、とても大事です。

今年は

7月と9月の日照不足、

8月の高温で

例年よりも

ターフは貯蔵糖分が少なく

この晩秋を迎えています。

幸い

この11月は

例年よりも気温が高く、

晴天も多い傾向にあるので、

施肥次第で

分解と貯蔵を

進行させるには有利です。

この11月の施肥で

一気に貯蔵糖分の充実を図りたりものです。

貯蔵糖分の充実に

オススメの資材があります!

○「デ・サッチャー」

分解系バチルスと分解酵素の資材です。

古茎根や有機残留を分解し、栄養分に変換します。

○「リストアプラス」」

こうぼ+アミノ酸+フミン酸の資材です。

土壌内の栄養を分解し

糖質に変換し、貯蔵糖分として蓄えます。

「こうぼ」は地温0℃~5℃でも活動するので

他資材の駆動物質としても働きます・

○「カルマグ・マックス(7-0-3)」

カルシウム、マグネシウム、カリウムの力で

ターフの細胞を固くし、

地上部の動きを抑える事で

より一層、貯蔵を促進します。

以上です。

宜しくお願いします!

( ´▽`)