「拝啓、グリーンキーパー様 !」

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オススメ資材とニュースをお届けします!

こんにちは! サバンナブラン営業部です!

「カテゴリー」から 季節別の「オススメ資材」をご覧下さい!

~春霞~ この先は芽出しの季節。”くいつき”と”リン酸”

2018-02-25 11:48:34 | 芝草「春」にオススメの資材

2月24日(土) 京都は12℃あり、

高速の上から見えた

「春霞」にぼんやり浮かぶ美しい山里に感動しました!

72候でいうと

2月24日は「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」<霞がたなびきはじめる頃>

3月1日は「草木萌動(そうもくめばえいずる)」<草木が芽吹き始める頃>

いよいよ、グリーン面の新芽があがってきても良い頃です。

3月6日は「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」<冬ごもりの虫が出てくる頃>

グリーン面でも先週頃から てんとう虫を見る事があります。

新根茎周囲の表層の地温も暖かくなってきて

根数の充実が「春の芽出し」へとつながってくるべき時期です。

今年の冬は厳しかった。

太平洋側は東西問わず、

最低気温が平均で3~4℃低く、

グリーン面は凍害や乾燥害からの擦り切れによるダメージが多くみられます。

表層はいつもの年より、固結・乾燥傾向にあると思われます。

しかも、

昨年10月の約3週間に渡る長雨・日照不足

グリーン面にも、テイーグランドにとっても

光合成の機会を奪い、晩秋の貯蔵糖分蓄積が少ない状態で

冬越しに入ったと思われます。

このような厳しい早春に、

今シーズンの春の芽出しを充実させる為に

まず、固結、乾燥、酸欠状態を緩和し、

新根茎が 施肥にくいつく状態をつくってから

くいつける形態で(液肥分施→粒肥)施肥を行いたいところです。

オススメの資材があります。

1)表層の吸肥環境を整える資材

残留を分解し、表層に空相を確保し、

菌態活性を向上させるのはフミン酸+アミノ酸系資材です。

↑ グロース社のフミン酸、フルボ酸は

高品質な北米のレオナルダイト層から採取。

状況別でいうと

 肌寒い地域であれば「リストア・プラス」

 既に根が動き出している地域なら「エッセンシャル・プラス」

 冬の間の鉄やカルシウムが表層に残っている感じなら「フルボ酸9%」

が効果的です。

↑フミン酸が土壌の固結を緩和

 

2)新根を成長させるリン肥

目的別にいうと

 よこ根の充実を図るには「ミスト12号(3-18-18)」

 鉄系と混合施肥する場合は「ミスト5号(2-30-0)」

 根数も芽数も充実させるには「ミスト9号(8-32-5)」

がオススメです!

よろしくお願いします!

( ´▽`)

 

 

 

 

 


花粉飛散、春の雨。コーライ芝、春への準備

2018-02-11 19:01:21 | 芝草「コーライ芝・フェアウエイ」関連

 

先週、2月5日~8日は 強烈な寒波の影響で

北陸地方では昭和56年以来、37年ぶりの豪雪になりました。

福井県では、この大雪の影響で、130cm超えの積雪を記録し、

福井県あわら市では6日1,500台以上の車が立ち往生し、死傷者も出ました。

最近はこのように予期せぬ気象的な災害が多いですね。

対照的に、太平洋側は晴天。

2月10日(土)関東地方では、

この時期としては暖かい空気が流れ込みました。

関東地方は18日ぶりに、最高気温が10度を超えました。(千葉県南部で13℃)

夕方から広い範囲で雨が降りました。

気温も高めで、春めいた雨でした。

11日(日)も晴れ、

最高気温は12~14度になりました。

少しずつ花粉の飛散が開始したのか、

「目がかゆい」「鼻水が止まらない」と花粉症の症状を耳にする頃となりました。

←「花粉飛散」=「春の訪れ」?!

季節の推移を伝える24節季には2つの「雨」があり、

植物の成長のタイミングを示唆しているような気がします。

2月19日は「雨水」→ターフの地下部の成長(=根・ランナー)がスタートする為の雨か?

4月20日は「穀雨」→ターフの地上部の成長(=クオリテイ)が充実する為の雨か?

とも思います。

暦をさらに細かく分けた

72候で2月19日は

「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」 <雨が降って土湿り気を含む>

とあります。

「春の雨」は冬の間に固結・乾燥した土壌をほぐし(気相)、

潤い(液相)をもたらします。

土壌の三相バランス(固相・気相・液相)が整うと、

植物の地下部が動きだします。

2月下旬~3月上旬は

コーライ芝の地下部(ランナー)も動き出す頃。

 スイーパーでサッチを取り除き、ランナーに春の光を当てる

 下葉を鉄系資材でやいて、ターフの活性を向上させる

 尿素や硫安で、肥料吸収のきっかけをつくる

すべては

3月後半~4月のコーライ芝の「春の芽出し」を充実させる為の準備として

効果的と思われます。

特に、昨年10月の約3週間に渡る長雨で

休眠前のコーライ芝の糖分貯蔵が

例年よりは欠乏していると思われるので

今春のコーライ芝の立ち上げは

手厚くしても良いのかもしれません。

 「雨水」から「桜開花」の頃までの

コーライ芝の立ち上げにオススメな資材があります!

1) 吸肥環境と三相バランスを整えるのは

「バイオ 8-0-9」です。

  

 主な成分は

 古茎根、サッチを分解する バチルスが2種類

 低温下でも食いつくように 酵母を含有

 空相確保・持続するフミン酸

 ランナー成長を促進するアミノ酸

 根茎周囲の透水性と潤い を持続するために

天然の浸透資材「ユッカシジゲラ」を含有しています。

 

 この資材の働きにより、

糖質を吸収したランナーは

乾燥しにくく、凍りにくいので

3月下旬~4月上旬に心配な「遅霜対策」としても

たいへん有効な資材です!

もちろんスイーパーやバジカル等の

更新作業と併行すれば さらに効果的です。

2)下葉を代謝させ、ランナーに日照を与え

ターフの活性を向上させる鉄系資材は

 「エクストラアイアン(6-0-0)」です。

 

 3)芽出しを向上させるのは

硫安+尿素+緩効性窒素の

「ミスト11号(22-0-0)」です。

 いよいよですね! 

よろしくお願いします!

(^。^)

 

 

 

 


雪どけ後の表層乾燥・パサパサに。

2018-02-04 09:59:53 | 芝草「冬」にオススメの資材

24節季は植物・自然のカレンダーです。

2月3日は「節分」は冬の終わり。

2月4日は「立春」は春の始まり。1年のスタートです。

グリーン面での1年のスタートは

「よこ根」の新根成長と思います。

コース付近の植物を観察すると

「よこ根」の成長の時期を知る事ができるように思います。

「梅の開花」=白根(ひげ根)発根~「よこ根」成長始まる時期

「スギ花粉飛散」=「よこ根」成長が本格的になる時期

と思われます。

春の訪れを知らせる梅の花は、

1月下旬~5月上旬まで、約3ヶ月間かけて、ゆっくりと日本列島を北上します。

気象庁のホームページの「梅の開花情報」です。

 ◇

2月1日の午後から2月2日のお昼にかけて、

太平洋側は

関東地方~東海地方~近畿地方まで広い範囲で雪となりました。

多くのコースがこの週末にかけて

融雪に苦労された事と思います。

来週は比較的晴天が多いとの予報です。

雪の下のグリーンは、

まるで冷蔵庫の中の野菜。

その後、雪が溶けて、晴天が続くと

表層はかなり乾燥し、

ターフはパサパサとして、擦切れやすくなりと思われます。

雪どけ後の乾燥部分が

春~夏のドライ相に発展しやすい事もあり、

この時期成長を始める「新根・よこ根」のためにも

気にかけてケアしておきたいところです。

雪どけ後の乾燥抑制や 

まだまだ最低温度が低いこの時期の新根成長のための

グリーン面にオススメな資材です!

 (1) 凍結や固結の抑制、

新根成長の三相バランス確保には「リストア・プラス」です。

  

酵母は地温が5度以下の寒冷期でも(0度以上あれば)活動します。

乳酸菌、こうじ菌、酵母菌などは

寒冷期の方が他の雑菌の活動が鈍くなるので、良い仕事をします。

旨い酒や味噌が寒冷期に仕込まれるのはこの理由です。

酵母が活動する土壌は空相が持続し、固結・凍結しにくくなります。

酵母は有機残渣を分解し、糖質に変換し、新根成長エネルギーとなるので

春の芽出しも向上します。

糖質を多く含んだ植物細胞は乾燥しにくく、凍りにくいです。

(2) 乾燥・パサパサには「ハイドロ・マックス」です。

←北米大陸に自生する「ユッカシジゲラ」

 100%天然の浸透資材で、

 含有するフミン酸が表層土壌の気相を保持し、

 ユッカシジゲラの湿潤成分が

 ターフに必要な最低限の液相を持続する能力に優れます。

 寒冷時期のドライを抑制する資材としてたいへん定評があります。

←フミン酸が土壌の固結を緩和

 (3)パサパサしたターフの 擦切れ抑制 には

「カル・マグ・マックス(7-0-3)」です!

 カルシウム4%、マグネシウム2%の黄金比で、

 カルシウムを完全吸収します。

 葉身細胞を強くし、霜害や雪どけ後にありがちな 擦り切れを抑制します。

 

以上です。

よろしくお願いします!

(^。^)