わんわんらっぱー

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東京電力は原発作業員へ正当な報酬を払っていない。

2018-02-13 21:17:23 | 放射能
 付き合いのある工務店の息子さんは腕の良い大工だったが、原発へ動員されたようで、だんだん背骨が悪くなり寝たきりとなり、先日2回目の手術を受けた。金具などを埋め込む手術のようで、なんと、手術時間は11時間に及んだ。現在入院中だが、更にもう一度骨盤?の手術の必要が発生すると主治医が言っているそうだ。
 社長である親父が「原発は恐ろしい」というだけで、具体的な話は、それこそ恐ろしくて聞くことができない。

 原発事故が起きてしまったことは取り返しがつかない。時間を巻き戻どすこともできない。だが、原発事故収束にあたって、人的被害を最小化する手立ては必要である。
 また、今後の核災害を無くすため、核反応による発電は一切を禁じ、プルサーマルと呼称される核燃料再処理からも完全に撤退し、プルトニウムは米国に返納すべきである。
 当然、日米原子力協定も更新せずに破棄し、日本は核なき産業国家として生き延びるべきである。

 国会で珍答弁を繰り返すアベこそが、「電源電源喪失はあり得ない」と答弁して、津波対策がされず、福島第一原発の引き金を引いた。
 であるから、アベが首相に帰り咲いた事自体に核燃マフィアの意図が感じられる。その狙いは核燃の継続のみならず、核燃被害の隠蔽、特に人的動員における被曝被害の隠蔽である。
 日本は資本主義社会なのであるから、経済的な利得を提示して、原発収束に従事すべきであり、特別に多額の報酬が支払われてしかるべきである。
 しかし、実際の日当は多くて1万5千円であり、少ないと8000円(1)、果ては4100円(2)という数字まで出てきている。
 発注時には10万円が中抜きされて限りなく一般的な仕事と同様な金額となっている。
 下請け構造にもからくりがあり、東京電力は東芝や日立に発注しているのだが、その東芝や日立が大外的には発注元(0次)となっている。だから、実際の下請け階層は東電-東芝日立間の1階層多くなっている。
 さらに東京電力は記者会見で原発構内で心不全で無くなった作業員について「3次下請け寄り先の人員については把握していない」と述べた。
 自社の敷地で働いている作業員は幽霊でもゾンビでもない。文字通り命がけで収束作業の従事しているのに、「死んでも知りません」とは恐れ入谷の鬼子母神である。
 



(1)東電支払1日10万円、現場では8000円 原発作業員のすさまじいピンハネ実態
http://news.livedoor.com/article/detail/5764169/
「東電が支払っている日給は1人当たり10万円程のケースが多いが、それが下請け、孫請けに5次、6次とピンハネされ、少ない人だと8000円という30代男性もいた。別の男性の日当は1万5000円だった。」

(2)福島原発「作業員6000人」の現実(第2弾)ジャーナリスト・水石徹 作業員が内部告発! 日給4100円ピンハネ横行 原発ヤクザの資金源全真相(1)
http://wjn.jp/article/detail/4971991/







ヤクザと原発 福島第一潜入記 (文春文庫)
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臨界 潜入捜査 (実業之日本社文庫)
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