まる高のきまぐれブログ

単身生活のあれこれ、趣味の自転車・ジョギング、読書など・・・

姑獲鳥の夏

2013年07月24日 | 読書
「姑獲鳥の夏」京極夏彦
しばらく別のことをしていたため約2ヶ月ぶりの読書となりました。京極夏彦の本はいつも長くこれも600ページを超えていました。説明などが長くてなかなか本題に入らないのは独特のリズムなのかもしれません。しかし読み進めていくうちにだんだん入り込んできておもしろくなってきます。探偵や陰陽師など独特のキャラクターなのですが、いまいち個性が生かされていないように思います。独特のおどろおどろしいところがだんだんくせになってきそうです。最後はちょっと説経くさいところがありますがおもしろかったと思います。文中で気になったところは、日常から非日常を見ると恐ろしく思えるし、非常識から日常を見ると馬鹿馬鹿しいと思うものである。日常と非日常は自分の頭の中で勝手に線を引いているだけで物事は何も変わってはいないのだ。
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