稲茶 2015.10 ＠中区鉄砲町

本日は中区鉄砲町にある老舗の和食のお店「稲茶（いなさ）」へ。
９月でなんと創業50年を迎えられたんです。
というわけで、お祝いを兼ね、若女将さんのお友達と訪問。

エレベータを降りればビルの上なのに小庭があり、和の玄関、
これから料亭に入る、という引き締まった気持ちになります（で、写真撮り忘れる）。
扉を開けると着物を着た仲居さんが迎えます。
靴を履いたまま玄関に上がるのが申し訳ないほど。
店内は御祝いに送られた大きな胡蝶蘭の花で一杯。さすがですね。

お店は厨房を囲むカウンターと小上がりになっている小部屋。
席は常連さんでほぼ満席。小部屋のお客はお医者さんかな…？
別の場所にちょっとしたお部屋もあるようです。

夜の会席は5400円から。お昼は2100円からいただけます。
生ビールはメーカー別に３種も揃えてあります。
キリン一番搾り、アサヒ熟撰、サントリープレミアムモルツ。
お値段なんと500円。こういうお店なのに意外な金額。
でも日本酒は１合1000円からですからね。
ワインや焼酎も揃っています。

いただいたのは10月の「稲茶会席」5400円
50周年記念メニューは9月までだったのでちょっぴり残念。

前菜は「すじこ醤油漬」

贅沢ですね。いきなりご飯食べたい！になりました。まだ前菜なのに。

吸物「菊花帆立椀」

菊の花もこうして散らすと目に美しい一品に。さりげなく松茸が。
こないだの「RIVA」、けずり鰹入れなきゃこんな感じだったかも。

刺身　

鯛・よこわ鮪・島あじ、でした。

焼魚「秋サ一モン柚奄焼」


蒸し物「あん肝と鱧子茶碗蒸し」


強肴「蟹とじゃが芋グラタン」

バターたっぷりのベシャメルソースにたっぷりの蟹

そしてお食事、「ふぐ雑炊」

わ～濃いもの食べた～って思ったところだったので、ホッとしました。

水菓子は「すだちシャ一べット」


最初から最後まで満足度高いお食事でした。


…実は若女将さんのお友達と一緒に伺ったので
こちらをサービスでいただいてしまいました。
お店の名物の一つ「鰯の和風ハンバーグ鉄板焼き」

その日に入荷した小鰯でつくるのだそうで、数量限定モノ。
とても柔らかいつみれで、大葉を使ってるとはいえまったく生臭くなく、
もちろん小骨も触らず、まるでお肉のようにさらっと食べられちゃいます。
ソースはチーズではなく、卵黄と隠し味に味噌を使っているんだったっけな。
本当にちゃっかりいただいてしまいごちそうさまでした。