広島のお気に入りとひやかし日記

グルメではありませんが、おいしかったものの記録です。最近ツィッター利用でサボったりサボらなかったり。

庭園の宿 石亭 ~ランチ 2012 夏 @廿日市市宮浜温泉

2012-08-27 | 和食などいろいろ
宮浜温泉にある老舗のお宿「石亭」。
祖父母が好きだったこともあり、子供の頃から何度か行かせてもらっています。
広いお庭を囲むように和室が連なっていて、もちろん温泉があります。
子供の頃は普通の和室でしたが、
近年、どんどん和モダンに改装されて素敵になっています。
おそらく代替わりしてからの亭主さんの「遊び」かなと。
あちこち素敵なのです。

泊まるとなると一人3万円はするので、私の財力ではとても無理ですが、
お昼のプランは8000円ぐらいからとなんとか手が出る範囲。
部屋に11時20分頃から通され、だいたい12時頃からお昼で、
出発が14時40分から15時という流れ。

どうせなら+1000円でお部屋付きの露天風呂が楽しめるという
「あずまや遊びプラン」にしちゃおう!ということで
遅めの夏を楽しんできました。

あずまやは2棟あって、
「安庵(あんあん)」と「居中庵(いちゅうあん)」。
予約が取れたのは「居中庵」の方でした。


最寄りのJRの駅は大野浦だけど、結構距離があり、
時間を伝えるとお迎えが来ます。
もちろん駐車場もありますが、お酒いただきたいのでJRで。

こちらが本邸から宮島に向かっての風景


逆にお庭の端から本邸を眺めるとこんな感じ


昔の写真がかかっていました

子供の頃の建物の印象は確かにこんな感じ…
なんだか懐かしい気持ちになります(白黒だから?)

本日お世話になる「居中庵」の入り口

他の棟からちょっと離れて隠れ家みたいです


中から見る庭園もこんな感じだし
お部屋もかなりこじんまりしていて、狭いくらい。
晴れているのに部屋の中は薄暗く、なんていうか、隠れ家…


お部屋専用の涼み場?もあります。
他の部屋とはまったく趣が違う不思議な空間

こちらが部屋専用のお風呂

2階にあり、露天というほど露天じゃないけど、
窓を全て開けるとウッドデッキ?があり、開放的な空間に。
桜の木があるので、春はお花見にいいでしょうね。
くつろぎ具合としては、皆さん入れるお宿の露天風呂の方が良かった。

ついでにご紹介しちゃうと、こちらが寝室

一段下がった穴蔵のような感じ

きっぱり、カップル向けなお部屋だと思います、うん。


石亭の中は皆が使える隠れスペースがあちこち

こちらは「凡々洞」

連なってる棟の一番東端の床下にあります

そしてその隣の「吸吐文庫」

なんか落ちつく…


ストーブもレトロで素敵
冬は現役で働くのかしらん

本邸の下にはお庭を望む「床下サロン」


きっとお泊まりしたら素敵な時間が過ごせるんでしょうね…


お宿の開放的な露天風呂を楽しんだら、お食事。
月ごとにコースが変わって、今回は「葉月」

先付 焼き茄子琥珀寄せ 

のっけからきれい…

あ、食前酒でグレープフルーツシャーベットがでました。


それからネット予約サービスでシャンパンも

前菜 部屋が暗いんでなんか暗いですね

豚トマトソースカナッペ 椎茸と三つ葉白和え 百合根スープ仕立
貝柱塩麹焼 焼枝豆 蛸柔煮鬼灯盛り 海老牛蒡射込み

穴子黒米寿司


これ蒸して出るんです、ちょっと苦手


さっそく日本酒へ。瑞冠を。

提供の仕方がまた素敵

もちろん旬の地酒が揃ってます。


吸物と造里

お吸い物は冬瓜摺り流しと胡麻豆腐

中皿 

若鶏タルタル焼きと焼鮎味噌餡

焼物は鱸の塩焼き


煮物と酢物

穴子山椒煮と小魚南蛮漬けでした

そして食事

穴子釜炊きご飯 赤出汁 香の物
お釜の写真撮るの忘れた…
山盛り2杯ずつあり、食べきれなかった。もったいない。

最後はデザート

胡麻アイス、チョコレート、わらび餅

どれも手抜きされていない美しく美味しい椀でした。

いや~もうめっちゃ満足。次は「安庵」に行ってみたいな。
そしていつかは泊まってみたい…