新型コロナウイルス感染症で旅行もままならない。
気分だけでもと、よその駅弁を食べたいと思っても、秋田ではそれもままならない。
「旨囲門」のような県外の駅弁を輸送して売る店はないし、一部スーパーがやる駅弁大会も貧弱(いつも同じ業者・商品、品数が少ない、事前告知がない)だから。
ところが、今年2月に4回、JR東日本が、秋田新幹線「こまち1号」に駅弁を積んで運び、秋田で販売するというのを行った。コロナによる空席を埋める目的もあって、その前から農産物などを首都圏へ向けて輸送するなどしていたが、その逆方向。
定番の米沢の「牛肉どまん中」などもあったが、大船の「しらす弁当」「鯵の押寿し」、小淵沢の「そば屋の天むす」など、秋田のスーパーではあまり売られない商品もある。首都圏店舗の販売分といっしょに、いったん東京に集めてからこまちに積んだのだろう。JRならでは。
発売場所は、秋田駅待合室の「おみやげ処こまち苑」と、駅から離れたJR系スーパー「秋田生鮮市場保戸野店」。2店両方で売る駅弁と、どちらか片方でしか売らない駅弁(鯵の押寿しや天むすは生鮮市場のみ等)があって、複雑な割り振り。
生鮮市場では折り込みチラシに載ったこともあってか、早々に完売したとのこと。
その後、生鮮市場は火事を出してしまった。仮営業を経て、5月15日にグランドオープンとなり、その時にまたほぼ同じ駅弁を輸送販売した。
せっかくの輸送販売なのに、告知が少なく、しかも直前なのが惜しい。
ネットでは、本社に統合されたプレスリリースに載ることがある程度。
その後、「つがる」で青森の駅弁とブドウのスチューベンを輸送して、こまち苑で売るというポスターを秋田駅で見たが、プレスリリースも報道もされなかったと思う。
そして5月12日付プレスリリース「秋田名物・新潟名物が特急いなほで届く「秋田⇔新潟 味覚で交流in NewDays」を初開催!」。
秋田から新潟へは、大館駅花善と秋田駅関根屋のそれぞれの鶏めしや、金萬など約15種。
新潟から秋田へは、「えび千両ちらし」など駅弁3品、笹だんご、レトルトのバスセンターカレー【16日訂正・←「カレー」が抜けていたので追記しました。】など約25種。
新潟の駅弁が秋田で買える!
いつかと思えば5月14日。2日前の告知。まめにサイトをチェックしていてよかったけど、もっと早く知らせてよ!!
秋田から新潟、新潟から秋田とも、始発のいなほで運ぶ。
秋田駅は12時03分着で、発売は13時頃からとのこと。
なんとか13時ほぼジャストに行くことができた。
ちょうどテレビクルーが駐車場のほうに引き上げていくところ。少し早めに発売開始して、とっとと撮影を済ませたようだ(映らなくてよかった)。報道したのは秋田朝日放送だけだったようだ。
プレスリリースタイトルにもあるように、今回はこまち苑や生鮮市場では売らず、コンビニNewDaysのみの販売。テレビを見ると、NewDaysの制服の人たちがいなほから降ろす作業もやっていた。
秋田駅では、駅弁は中央改札口新幹線側横の「秋田中央口店」、そのほかは中央改札口向かいの「秋田ぽぽろーど店」と分けて販売。
どちらでも、店員2~3人が自由通路に向かって呼びこみをしていた。
2店回って購入
駅弁は、2つある冷蔵ケースのうち、いつもは鶏めしなどがある右側を空けて販売。
えび千両ちらしのほかは「まさかいくらなんでも寿司」と「たれカツ重」。10個ずつくらいあったか。事前告知の少なさか、2月の生鮮市場よりは売れ行きが悪い。
いずれも基本的に新潟駅の駅弁の扱いで、たれカツ重は(新津の本家)三新軒、そのほかは新発田三新軒の商品。※えび千両ちらしや三新軒の関係は2019年の記事参照。
「まさか~」は2000年発売開始で歴史があり、イトーヨーカドーがあった頃などに秋田でも販売されたことがありそう。たれカツ重は初めて知ったが、2009年頃発売らしい。えび千両ちらしは秋田初販売かも。
「鮭の焼漬弁当」シリーズを期待していたがなかったので、これはえび千両ちらしで決まり。(ほかも悪くはないけれど)
2019年と価格も構成も変わっていないはず。前なかったかもしれないカロリー表示は758kcal。5時製造、18時消費期限。
味も変わらずおいしかった。前回はあまり意識しなかったが、さすが新潟、ごはんもおいしい。酢飯と玉子だけの廉価版があってもいいかも。
お向かいは、入口横のガチャガチャマシーンを少し動かして、ラックを出して笹だんごを並べて販売。駅弁よりは興味を示す通行人が多かった。
笹だんごの定番である粒あんだけだろうと予想したが、同じ製造元の粒あんとこしあんが、同数(各10個強?)あった。こしあん好きとしてうれしい。
新潟市内の「越後獅子のさかたや」の新潟駅で見たことがある商品。かさばる箱入りでなく袋入りなのもうれしい。
5個入 800円 1個115kcal 消費期限5月17日。「つぶあん」は紙の地が赤い
若干小さめの気がしけれど、おいしい。あんこがなめらかというか、水気が多い(薄くはない)のが特徴的。
これまで何度か食べてきて、笹だんごにも製造元により微妙な違いがあるのが分かってきた。食べ比べると楽しそうだけど、秋田では不可能。
よく見なかったが、ほかには店内に柿の種など日持ちしそうなお菓子類。翌15日にのぞいてみると、それらはまだあった。笹だんごはなさそう。
あまり交流がない秋田と新潟が、こんな形でつながるのがおもしろい。続編を希望するとともに、他の地域のものもお願いします。例えば、郡山の「海苔のりべん」なんか…【16日追記・崎陽軒のシウマイ弁当だって、秋田では入手困難。もう何年も食べてないな。】※海苔のりべんなどは2021年にこの形で実現した。
※7月にはこんな物が輸送販売されたのだが、やはり告知不足。
気分だけでもと、よその駅弁を食べたいと思っても、秋田ではそれもままならない。
「旨囲門」のような県外の駅弁を輸送して売る店はないし、一部スーパーがやる駅弁大会も貧弱(いつも同じ業者・商品、品数が少ない、事前告知がない)だから。
ところが、今年2月に4回、JR東日本が、秋田新幹線「こまち1号」に駅弁を積んで運び、秋田で販売するというのを行った。コロナによる空席を埋める目的もあって、その前から農産物などを首都圏へ向けて輸送するなどしていたが、その逆方向。
定番の米沢の「牛肉どまん中」などもあったが、大船の「しらす弁当」「鯵の押寿し」、小淵沢の「そば屋の天むす」など、秋田のスーパーではあまり売られない商品もある。首都圏店舗の販売分といっしょに、いったん東京に集めてからこまちに積んだのだろう。JRならでは。
発売場所は、秋田駅待合室の「おみやげ処こまち苑」と、駅から離れたJR系スーパー「秋田生鮮市場保戸野店」。2店両方で売る駅弁と、どちらか片方でしか売らない駅弁(鯵の押寿しや天むすは生鮮市場のみ等)があって、複雑な割り振り。
生鮮市場では折り込みチラシに載ったこともあってか、早々に完売したとのこと。
その後、生鮮市場は火事を出してしまった。仮営業を経て、5月15日にグランドオープンとなり、その時にまたほぼ同じ駅弁を輸送販売した。
せっかくの輸送販売なのに、告知が少なく、しかも直前なのが惜しい。
ネットでは、本社に統合されたプレスリリースに載ることがある程度。
その後、「つがる」で青森の駅弁とブドウのスチューベンを輸送して、こまち苑で売るというポスターを秋田駅で見たが、プレスリリースも報道もされなかったと思う。
そして5月12日付プレスリリース「秋田名物・新潟名物が特急いなほで届く「秋田⇔新潟 味覚で交流in NewDays」を初開催!」。
秋田から新潟へは、大館駅花善と秋田駅関根屋のそれぞれの鶏めしや、金萬など約15種。
新潟から秋田へは、「えび千両ちらし」など駅弁3品、笹だんご、レトルトのバスセンターカレー【16日訂正・←「カレー」が抜けていたので追記しました。】など約25種。
新潟の駅弁が秋田で買える!
いつかと思えば5月14日。2日前の告知。まめにサイトをチェックしていてよかったけど、もっと早く知らせてよ!!
秋田から新潟、新潟から秋田とも、始発のいなほで運ぶ。
秋田駅は12時03分着で、発売は13時頃からとのこと。
なんとか13時ほぼジャストに行くことができた。
ちょうどテレビクルーが駐車場のほうに引き上げていくところ。少し早めに発売開始して、とっとと撮影を済ませたようだ(映らなくてよかった)。報道したのは秋田朝日放送だけだったようだ。
プレスリリースタイトルにもあるように、今回はこまち苑や生鮮市場では売らず、コンビニNewDaysのみの販売。テレビを見ると、NewDaysの制服の人たちがいなほから降ろす作業もやっていた。
秋田駅では、駅弁は中央改札口新幹線側横の「秋田中央口店」、そのほかは中央改札口向かいの「秋田ぽぽろーど店」と分けて販売。
どちらでも、店員2~3人が自由通路に向かって呼びこみをしていた。
2店回って購入
駅弁は、2つある冷蔵ケースのうち、いつもは鶏めしなどがある右側を空けて販売。
えび千両ちらしのほかは「まさかいくらなんでも寿司」と「たれカツ重」。10個ずつくらいあったか。事前告知の少なさか、2月の生鮮市場よりは売れ行きが悪い。
いずれも基本的に新潟駅の駅弁の扱いで、たれカツ重は(新津の本家)三新軒、そのほかは新発田三新軒の商品。※えび千両ちらしや三新軒の関係は2019年の記事参照。
「まさか~」は2000年発売開始で歴史があり、イトーヨーカドーがあった頃などに秋田でも販売されたことがありそう。たれカツ重は初めて知ったが、2009年頃発売らしい。えび千両ちらしは秋田初販売かも。
「鮭の焼漬弁当」シリーズを期待していたがなかったので、これはえび千両ちらしで決まり。(ほかも悪くはないけれど)
2019年と価格も構成も変わっていないはず。前なかったかもしれないカロリー表示は758kcal。5時製造、18時消費期限。
味も変わらずおいしかった。前回はあまり意識しなかったが、さすが新潟、ごはんもおいしい。酢飯と玉子だけの廉価版があってもいいかも。
お向かいは、入口横のガチャガチャマシーンを少し動かして、ラックを出して笹だんごを並べて販売。駅弁よりは興味を示す通行人が多かった。
笹だんごの定番である粒あんだけだろうと予想したが、同じ製造元の粒あんとこしあんが、同数(各10個強?)あった。こしあん好きとしてうれしい。
新潟市内の「越後獅子のさかたや」の新潟駅で見たことがある商品。かさばる箱入りでなく袋入りなのもうれしい。
5個入 800円 1個115kcal 消費期限5月17日。「つぶあん」は紙の地が赤い
若干小さめの気がしけれど、おいしい。あんこがなめらかというか、水気が多い(薄くはない)のが特徴的。
これまで何度か食べてきて、笹だんごにも製造元により微妙な違いがあるのが分かってきた。食べ比べると楽しそうだけど、秋田では不可能。
よく見なかったが、ほかには店内に柿の種など日持ちしそうなお菓子類。翌15日にのぞいてみると、それらはまだあった。笹だんごはなさそう。
あまり交流がない秋田と新潟が、こんな形でつながるのがおもしろい。続編を希望するとともに、他の地域のものもお願いします。例えば、郡山の「海苔のりべん」なんか…【16日追記・崎陽軒のシウマイ弁当だって、秋田では入手困難。もう何年も食べてないな。】※海苔のりべんなどは2021年にこの形で実現した。
※7月にはこんな物が輸送販売されたのだが、やはり告知不足。
ヤスダヨーグルトは飲んだことあります。新潟には駅などに直売店もあって、ソフトクリームを食べましたよ。おいしかった。
集まりすぎて密になるというほどでもないはずなので、今回は宣伝が不十分でした。
JRだけでなく、スーパーとかネット通販とかそれぞれで工夫してやってもらえると、うれしいですよね。
新潟といえば、ヤスダヨーグルトの飲むヨーグルトが
グランマートやナイスで売っててたまに買って飲んでます。
濃厚で好きです。
今はなかなか県外に出れないので、こういう販売キャンペーンはガンガンやって欲しいですね。