広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

柴又団子 秋田で販売

2021-07-09 22:57:41 | 各地お土産・食べ物
食べ物カテゴリーですが、食べそこねた話です。
今日、昼。秋田駅中央改札口横の「NewDays秋田中央口」の前を通ると…
駅弁の冷蔵ケースが?
「駅弁」の文字が隠れるほど、見慣れぬ横断幕やのれんで装飾されている。

「高木屋老舗」って、あの!
東京葛飾、柴又帝釈天門参道にある草だんごの店(和菓子と喫茶の店)。映画「男はつらいよ」で寅さんの実家のモデルになったとされる。
「高」は「はしご高」が正式、「老舗」は「しにせ」ではなく「ろうほ」と読むらしく、「たかぎやろうほ」。
映画では、ロケ時の出演者・スタッフの控え場所として使われたとのこと。劇中のだんご屋は39作までは「とらや(本家とらや老舗)」。ところが実世界の別の店が「とらや」を名乗ってしまい、40作以降は「くるまや(本家くるま菓子舗)」と改称。

柴又の草だんごは粒あんではあるのだが、草餅好きとしては、いつか食べてみたいと思っていた。
※余談だが足立区西新井大師も草だんごが名物で、そちらは2店舗ともこしあんとつぶあんを選べる。
それがなんと秋田駅で買えるって!!
ということは、駅弁ケースにだんごが並んでいるかとのぞいたが、いつも通り駅弁ばかり。

横断幕類を見直してがっかり。
下の外れかけ横断幕(その下の顔はおーいお茶の海老蔵さん)だけははしごでない高
「7月9日(金)16時08分、秋田新幹線こまち到着後、準備出来次第販売開始
16時以降に再び駅へ来ることはかなわず、泣く泣くあきらめた。

例の、コロナウイルス感染症で空席が増えた新幹線で、運んで売るシリーズ。
「東北初出品」とあるのがすごい。たしかに柴又の草だんごをよそへ運んで売るという話は聞いたことなかった(都内の百貨店では売るらしい)し、JR東日本沿線ではない柴又の物というのも意表を突かれた。斬新な発想だと思う。
だけどいかんせん、宣伝、告知が足りない。
あと、これだけベタベタ貼っているわりに、入数や値段を書いてないじゃないかと思ったら、ケース中央の小さい手書きPOPに「12粒700円」とあった。餅とあんこが別々に入った折りのいちばん小さいので、現地と同額。
横断幕の外れた部分には、みたらしだんごの写真もある(店では草だんご以外にもいろいろある)けど、それは売らないってことでしょ。
消費期限は当日限りらしい。「数量限定200個!!」だそうで、売り切れただろうか。


5月に新潟から輸送した時は、JR東日本公式サイトのプレスリリースにはいちおう事前に掲載されていて、運良く知ることができた。
その後、告知手段の改善を要望したのだが、今回は、それさえなし。いつまたあるかと、毎日公式サイトをチェックしていたのに、無駄だった。
NewDaysのサイト(今春からJR東日本クロスステーション リテールカンパニー)にも、JR東日本秋田支社の公式ツイッター(@Akita_Rail_Trip)ができたが、そこにもなし。

今週は、改札口前をあまり通らなかったけど、店の前の告知はいつからあったのだろう。日時を記した横断幕などずいぶんしっかりした作りだが、あまり役立っていない。
6月頃はレトルトカレーを売るという、小さい紙をずっと貼っていた覚えはあるのだが。

大都市圏と違い、鉄道利用者が限定される地方では、こういう催しは普段駅に来ない人にも来てもらうことが大切だと思う。それに、消費期限が短い食べ物だから、たまたま通りかかっても買うのをあきらめる人もいる(別のお菓子を買ってあるとか)はずだが、告知があれば計画的に買おうとする人が来るだろう。だからこそ、事前告知を充分にしてほしい。
この調子では、この次も意外な土地の意外な物が新幹線で運ばれてきそうだけど、それがいつか分からず、また人知れず終わりかねない。期待はしていますよ。
8月6日には、さっそく次が
※9月17日には、高木屋のだんごを「やまびこ59号」輸送で盛岡駅(北口23号店、15時半頃から)で270個販売。JR東日本本社サイトに13日付でリリース掲載。
※2022年3月に秋田駅ビルトピコで、高木屋のだんごが再び発売されることになったが、地震で新幹線が不通になったため延期。→2022年5月27日、ついに秋田で再販売して、やっと購入できた

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