広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

晩冬の風景/新信号機

2012-03-01 23:57:58 | 秋田の季節・風景
今日から3月。
2月中旬以降の秋田市は、寒さが弱まり(特に日中)、雪はほとんど積もらず、日に日に春が近づいているのを感じさせる。
昨日・今日は晴天で、朝は氷点下でも昼はプラス6度台まで気温が上がった。乾燥注意報が出されるほどで、春のような陽気。積雪は今日の夕方で20センチまで減ったが、平年値の倍あり、今年の雪の多さを物語っている。

道路の雪は、車道は大部分が消えて路面が出ているので、朝晩の凍結にさえ注意すれば問題なし。
一方、歩道と小路のうち、日当たりの悪い場所は、ツルツルテカテカ凸凹で、とても通行しづらい。
秋田市中心部の様子。
竿燈大通り(日銀の脇)
竿燈大通りは歩道も車道も乾いている。路肩の除雪されてできた雪山は、小さくなって汚れが目立つようになった。ある意味、晩冬・初春の風物詩。
日本銀行秋田支店前の大町東地下道が閉鎖されて、その中からホースが出て排水されているのは、今日現在変化なし。

ダイエー秋田店が入っていた「秋田ニューシティ」が解体され、駐車場とイベント会場になっている場所。
かつてミスタードーナツやダイエーの搬入口があった西側(茶町通り側)半分が、辻不動産の月ぎめ駐車場。
だいぶ埋まって平日は20~30台ほどは車が入っているが、まだ空き区画のほうが多い。
辻不動産のホームページの駐車場物件のところにも掲載されておらず、あまり積極的に募集していないようだ。いつまでも駐車場にしておくつもりではないのだろう。
じゃあ、何になるの?
昨年6月の話では、今年夏にスポーツ関係施設ができるとかいうことだったが…
 (再掲)夏の北西角ミスド跡

現在
イベント会場側の雪はそのままのようで、駐車場側だけ雪が寄せられ、空き区画である北側に雪山ができている。(現在は南側の日銀寄りに固まって駐車している)
雪山
路面は出ておらず、仮設の柵に番号を記したラミネートした紙をぶら下げて、駐車位置を示しているようだ。

旭川に架かる歩行者専用の「大町公園橋」(先代の名称は「さいわい橋」)。
路面の融雪装置(ロードヒーティング)が故障しているらしく、先日は、雪がもっそり積もって、人1人が通れるほどの幅だけ、除雪されていた。
 (再掲
それが現在は、
広い幅で除雪され、路面が出ていた
大型の車両が入って除雪したのだろう。
除雪車両・人員の手が空いてきて、こういう場所も除雪できるようになったわけか。
※その後の雪の減り方はこちら

でも、まだまだ手が回らない場所も。
中央通りの日陰の歩道
積もった雪が分厚い氷になっている。断面は厚さ15センチくらいある。
北都銀行本店の前なので、銀行側で一部分だけ氷を割って通行スペースを確保してくれている。
他の場所では、全面が氷の部分もあり、滑って怖い。実際に転んでいる人もいた。
中央通りの駅寄り
上の写真の右奥に、巨大な雪山ができている。かまくらが作れそう。

以前も触れた通り、秋田駅・中通周辺では、歩道を掘り返しての融雪装置設置工事などが複数箇所で盛んに行われていて、それがさらに歩行者を歩きづらくさせている。
再開発完成後じゃなく、今こそ循環バスを運行してほしい…

広小路と千秋公園「大手門の堀」
お堀は一面真っ白。


ところで、仲小路と市民市場前の通りが交わる、ゆうちょ銀行秋田支店前の交差点。
ゆうちょ銀行はこの左側。後ろの建物はアトリオン

 (再掲)アングルはやや違うけど、上の写真と同じ場所
おそらく、再開発の完成に合わせたのであろう、融雪装置設置や道路改良工事が行われており、それに伴って信号柱と信号柱が更新された。
従来は、秋田市中心部で一般的な茶色いものだったが、新しいものは、
銀色!
単なるグレーではなく、メタリックグレーというか銀色。秋田市内に設置される信号機では初めての色だ。
岡山市で銀色の信号機を見たが、岡山のよりは少し明るい色合いに感じた。
昨年末に設置された仲小路のLED街路灯の色とほぼ同じ色であり、統一感を持たせたのだと思われる。
現段階では、仲小路側の信号機は茶色いままだったが、新しい信号柱らしきものが立っていたので、こちらも近いうちに更新されるのだろう。

以前、明徳館ビル前の信号機が柱と本体がちぐはぐな色に更新されて、そのセンスを疑ってしまったが、今回の件を踏まえると、あれは仮設であり、再開発完成時までに銀色のものが設置されるのではないだろうか。


銀色の信号機も珍しいが、信号機の機能としても、秋田県では初めてに近いものが採用されている。
この信号機は「信号電材」製。秋田市内の信号機が更新される際、近年はかなりの確率で同社製のものに替えられる。フード(庇)は長いもの。
まずは車両用信号機について。
近年、他のメーカー製信号機では、LEDの粒を大きくし、正面以外の角度から見ても見やすいように改良した「面拡散型」とよばれる製品が出ていて、秋田でも設置されている。
信号電材からはそれに相当する製品は出ていなかったが、最近、やっと出始めたようだ。
信号電材の社長ブログ(http://shingo-d.jugem.jp/)の2月22日付の「192から108へ。。」から引用させてもらうと、
「2011年度下期から販売し始めたLED車両用信号灯器でLEDの素子の数を192個あったものから108個へ削減した製品」
「それによって平均消費電力を24%程削減(9.7VA→7.3VA)」
「更に見え方においては、従来タイプよりさらに向上させた優れものLEDランプユニットである。」
「素子数を44%程削減することで疎らに見えてしまう事の見え方改善の為に内部に特殊集光レンズを設け外側にカットレンズを装着することで今まで全方位に散らばっていた光をドライバー側に見えるように下方に集光させることで光のエネルギーを効率よく活用できることを達成した。」
などとある。

ここに設置された銀色の信号機も、おそらくそのタイプだと思われる。
分かりづらいかもしれませんが
肉眼で見た感じは明らかに従来のと違うし、LEDの数が少ない。
真正面から見ると、他社の面拡散型に似た見え方だが、角度を変えて側面近くから見ると、他社とは少し違う、なんて言うか透明感があるような見え方の気がした。

なお、最近更新された、ドン・キホーテ南の「山王五丁目」交差点の信号機(ボディの色は通常)も同じ製品。


そして歩行者用も目新しい。
待ち時間表示が一体化!
青信号になるまでの時間(=待ち時間)をカウントダウンする装置は、従来は信号機本体の横に、別に待ち時間表示機を設置するタイプであり、この交差点にもそれが設置されていた。(が、老朽化してLEDが一部欠けていた)

最近は、信号機本体に待ち時間表示を内蔵させた「経過時間表示付き」という製品があり、他県ではその採用が増えていて、青森県にもあった
警察庁では、2006年に経過時間表示付き信号機についての指針を各都道府県警に通達しているので、その頃からのことだろう。
※カウントダウンの数(8~10)や表示する位置については複数の仕様があるが、各都道府県内では統一することとしている

秋田県では、導入が遅れていたが、ついに設置されたことになる。
2011年11月製造
従来はなかった、
青信号の残り時間も表示される

※続きはこちら
2023年、秋田市の新たな信号機のボディカラーが登場

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2 コメント

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歩行者用 (taic02)
2016-07-24 00:08:48
歩行者用は、薄型登場直後に長短が迷走気味にめまぐるしく変わっていた時期がありました。結局、今は短いほうで落ち着いたみたいですが、そんな経緯から長いのもけっこうあります。
LEDの粒が見えるのは、初期にわずかに導入されたくらいでしょうか。だいぶ少ない漢字がします。
返信する
Unknown (力っちん)
2016-07-21 12:47:54
秋田県も神奈川県、千葉県、沖縄県などのようにロングフードの歩行者用信号機ありますね。僕が3年前秋田に行ったとき見ました。秋田県は短庇、長庇両方採用しているようですね。縦型多いですが、素子タイプの歩灯もありました。
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