広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

今年も大雪?

2012-01-10 22:59:15 | 秋田の季節・風景
「大雪」のちゃんとした定義がある(積雪量の総量とか)のかもしれないが、2006年や昨年と並んで、今年の秋田市は大雪と言えるかもしれない。
今冬は昨年12月に積もった雪が融けずに残り、正月で30センチ程度の積雪を観測していた。7日土曜日の7時には27センチだった積雪が10時には40センチに達した。昨年12月29日に続く短時間の大量積雪で、この後どうなるかと思ったが、その後は、ほとんど積もらず今日時点で37センチ。

記憶に新しい2006年は、元日で既に積雪50センチで、5日未明の数時間で70センチを超えた。5日から数日間は秋田市内の交通網がマヒして混乱したが、その時と比べると今回は、比較的落ち着いていた。(各家庭や企業の駐車場などの敷地の除雪は大変だったけれど)
今年は積雪量そのものが2006年ほど多くなく(40センチ程度の積雪なら、秋田市でもたまにある)、7日が3連休の初日のため平日ほど人の動きが少なく(2006年1月5日は木曜日だった)、連休明けまでにある程度の除雪が進んだことが原因かもしれない。
2006年1月9日の通町橋東側交差点

2010年今年1月10日の同じ場所。6年前に比べると少ない【←11日訂正・なぜか2010年としてしまっていましたが、今年の撮影です。スミマセン】
とはいえ、やっぱり雪が多い。
大きな通りの車道や融雪装置(ロードヒーティング)がある歩道は、おおむね路面が見えていちおう安心して通行できるが、それ以外は多かれ少なかれ雪により通行に支障が出ている。市内の車の流れも、空いている時間帯でもいつもよりゆっくり。

二丁目橋たもとの「まちなかデザイン事業トライアル掲示設置行灯」。
まだ設置されているけれど
表示を見ると、いつの間にか、設置期間が「2月29日まで」に延長されていた。

除雪された雪で、車道と歩道の間を隔てるような大きな雪山ができている。
地図が埋もれてしまった(向こう側が車道)

土手長町通り「広小路西」交差点。青空がのぞく
上の写真左は、旭川に架かる歩行者専用の「大町公園橋」(旧・さいわい橋)。
以前から、ここの融雪装置が作動しておらず、人1人が通れるくらいの幅が除雪されているだけなので、雪が降って積もったままの状態。
もっそり

で、裏通りは…
ざくざく
こんなザラメ状なら、まだいい。

ここ数日は多くの所が、
わだちによる凹凸&ツルツルテカテカ
まさしくアイスバーン(より正確には「圧雪のアイスバーン」か)。
車も歩くのもおっかなくてしょうがない。道の真ん中で立ち往生してしまった歩行者のおばさまもいた。
個人的な感覚としては、近年まれに見る危険な路面だと思った。


旭川沿いの土手長町通りの県道の歩道の融雪装置も、通町橋から有楽町を経てイオン秋田中央店前まで、約2キロのほぼ全区間で稼働していたようだが、ごく一部だけ作動していない箇所がある。
有楽町側「下新橋」交差点から南方向の100メートルほどの区間。
テカテカ。向こうの楢山登町方向はカラカラ

ここにこそ、あの「今年は老朽化で稼働しません」という言い訳看板を立てた方がいいのでは?

ところで、雪国に住む人にとって、その年の雪の量は気になるもの。(大雪が予測できたからといってどうなるわけでもないけれど)
その予測方法として「カメムシが大量発生すると大雪」というのと「カマキリが高い位置に産卵すると大雪」という2つは比較的よく言われると思う。
どの程度の信ぴょう性かは分からないが、たしかに秋田県内では、今年はカメムシが多かったようだ。でも、カメムシと雪を結びつけるその理屈というか根拠は何なんだろう?

一方、カマキリの方は、理屈は単純。
カマキリの卵は雪に埋もれると孵化できなくなる、だから雪に埋もれない位置に産卵する必要があり、そのためにカマキリはその冬の積雪量を予知できる。というもの。
しかし、これは正しくはないようだ。雪に埋もれてしまうカマキリの卵もあり、それでもちゃんと孵化できており、カマキリにとって雪の高さを予知する必要がないのだという。弘前大学の安藤喜一名誉教授(元農学生命科学部教授)が立証しているので、興味のある方は調べてみてください。


明日は予想最高気温がマイナス1度の真冬日。週後半は荒れ模様とのこと。

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