秋田県民会館跡地に、秋田県民会館と秋田市文化会館の機能を統合させた「あきた芸術劇場 ミルハス」が、2022年6月5日(プレ)オープンした。グランドオープンは9月。【8日補足・公式には6月「開館」、9月「グランドオープン」という語を使っている。プレとグランドでどこが違うのか明確な説明はなさそうだが、後者はこけら落としということか?】
5日は開館記念式典が挙行された。この日入館できる一般人は、事前応募に当選した人のみで、カフェなども含めて自由な利用は6日以降のようだ。
5日はそこそこの天気で、千秋公園に散策に来た人もいたようだが、ミルハスを見物に来た人も多そうで、記念式典が行われている時間中も、中土橋通りはにぎやかだった。入館しようとして、係員に止められ、今日は当選者のみだと説明されている人も何人かいた。
これに合わせて、先日アップした通り、秋田市中心市街地循環バス ぐるるが、ミルハス前に乗り入れるようになった。それと同時に、所要時間の増大と運行時刻変更、減便も実施。
まずは、新旧ダイヤの全体の所要時間を比べてみる。各バス停間の所要時間と、始発点買物広場からの累計時間。
時刻表を元に作成したので、「発」時刻で算出。実際には早着することもある。
1周が20分から約35分に増えたとされていた。旧ダイヤでは、周回後の買物広場での次発までの待機、すなわち遅れ回復分も含めて20分であったが、新ダイヤでは35分にプラスして5分ほど確保されており、「1周40分」ともとらえられる。実際には、市民市場前→買物広場は2分もあれば着く。
時刻表上は、秋田駅西口→ミルハス前は6分。千秋公園入口→ミルハス前は4分、ミルハス前→木内前は4分。そのほか、間の川反入口が廃止された、大町通り→北都銀行前は2分増など、一部バス停間の所要時間が少し増えている。旧ダイヤとは打って変わって、かなり余裕のあるダイヤ。
5日にバスロケーションシステム(https://akita.bustei.net/buslocation/)を眺めていると、買物広場はむろん、ミルハス前や北都銀行前で数分間停車して、時間調整をしているようだった。新ダイヤでは、よほどのことがない限り、定時運行を維持できるだろう。
以前触れた通り、渋滞の有無など運行状況が日々刻々変わる市街地においては、遅延は避けられないし、それにある程度対応できる余裕あるダイヤ設定にしておくのは当然だと思う。
ただ、秋田駅→通町が12分(旧ダイヤ+8分)、秋田駅→中通病院が21分(+10分)などとなれば、買い物や通院などで日常的に利用している市民にとっては、悩ましくもあろう。
さて、気になっていたのが、ミルハス前でのバスの運行形態。どこに停まり、どこで方向転換するか。現地確認。
右がミルハス。前後方向が中土橋通り。奥が広小路、背後が千秋公園、左が元平野政吉美術館だった秋田市文化創造館
上の写真の場所は、県民会館時代は、県民会館の土地が道路より高くなっていた。道路添いにはケヤキの並木やアジサイなどがあったのだが、高低差ととともになくなった。向かいの旧美術館側のケヤキは残ったが、ケヤキのトンネルのようだったのが半分になってしまった。
上の写真、中央の白線より左が市道。右側はミルハスの敷地で、その車寄せということになる。間に車止めやのぼり旗は立っているが、ちょっと分かりにくい。歩行者は、ミルハスからせり出した軒下の通路を歩けばいいのだが、遠慮したのか車寄せ部分を歩く人もちらほらいた。
その車寄せに「バス」の表示がされているものの、バス停の標識=ポールは見当たらないような(後述)。
広小路から右折して、ぐるるがやって来た。やはり、
車寄せに入り、正面玄関前を通過
「バス」表示部分で停車
中土橋側から
上の写真で「P↑」とあるのは、(ミルハスには一般用駐車場はないので)関係者用駐車場を指すのだろうが、表示に従うと車寄せに入ってしまいそう。この後出てくるが、車寄せを過ぎた所に、別に駐車場入口があるので、まぎらわしいかも。【12日訂正・駐車場は一般も使える有料駐車場になったようだ。末尾リンクの遊歩道の記事も参照。】
余裕あるダイヤのおかげで、ぐるるは定刻まで3分ほど停車。時間になると車寄せを進んで市道へ戻るが、方向転換はせず千秋公園方向へ。
横断歩道の手前左が図書館
明徳館小路との丁字路を過ぎて、市立中央図書館明徳館の向かい、旧和洋高校方向からの一方通行(佐竹小路)の出口と交わるところに、かつて東海林太郎像や人口滝のある小公園があった。小公園跡もミルハスの敷地になり、そこが上記、駐車場の入口。
関係者駐車場は和洋高校跡なので、ここから西へ敷地内を進むはずだが、すぐのところにはバスが3台ほど置けるスペースと、掲揚塔を中心に半周して、一方通行路に出られるロータリーもある。
ぐるるは、その駐車場入口へ左折して、ロータリーへ。
敷地内、歩道、車道に段差や縁石がない。今は小さい赤いコーンが置かれているが、それがないと車と人が間違って動いて危ないケースがあるかも。
一瞬だけ佐竹小路へ出る
右折して中土橋通りへ戻る
あとはまっすぐ。ミルハスの向かい側を通り、広小路へ。
一方通行出口の図書館前付近は以前から、道路の幅が広いものの、歩行者の動線はあいまいになっている。図書館への車の出入りや、千秋公園の坂の下で時間をつぶす車もいて、やや混沌とした状況のこともある。歩行者も車も充分注意して、歩行者は横断歩道での横断を。
最後に、ミルハス前バス停のポール。
ポールはなさそうだけど
通路の路面に水色の部分が。印刷されたシートを貼っている。
「ぐるる ミルハス前」
これがポールの代わり?!
ミルハスの英字表記は「Mille Has」だそうだが、路面は「MIRUHASUMAE」と相変わらず(ということは市主導ではなく、中央交通が発注したのか)。
その下にQRコード(二次元コード)も貼られ「バス時刻表はこちらから」。
これでバス停として、(法令上)認められるのだろうか。
遠方からの視認性がないし、QRコードを読み取れない人は時刻表が分からない。
「バス」としか書いてないから、貸切バスが乗降場と勘違いして、ぐるるの邪魔をする可能性もあろう。軒があっても、雪が吹きこんで表示を隠すかもしれない。
あと、点字ブロックに、バス停などを示す「点状警告ブロック」がなく、「線状誘導ブロック」で素通りしているのも、うまくない。
ついでにデザイン面でも。
この水色のは、ここ数年、駅構内の床面表示(弘前駅の例)で流行っている、立体的に見える「錯視サイン」のつもりらしい。たしかに立体的には見える。だけど、なんかゆがんだような不自然な立体に感じた。目が悪いのか、見る位置が悪いのか、設計が悪いのか。
そんなわけで、ポールを置いたほうがいいと思います。
※バスとは関係ない、ミルハス外周の遊歩道の記事。
※その後、9月にポールが置かれた。
5日は開館記念式典が挙行された。この日入館できる一般人は、事前応募に当選した人のみで、カフェなども含めて自由な利用は6日以降のようだ。
5日はそこそこの天気で、千秋公園に散策に来た人もいたようだが、ミルハスを見物に来た人も多そうで、記念式典が行われている時間中も、中土橋通りはにぎやかだった。入館しようとして、係員に止められ、今日は当選者のみだと説明されている人も何人かいた。
これに合わせて、先日アップした通り、秋田市中心市街地循環バス ぐるるが、ミルハス前に乗り入れるようになった。それと同時に、所要時間の増大と運行時刻変更、減便も実施。
まずは、新旧ダイヤの全体の所要時間を比べてみる。各バス停間の所要時間と、始発点買物広場からの累計時間。
時刻表を元に作成したので、「発」時刻で算出。実際には早着することもある。
1周が20分から約35分に増えたとされていた。旧ダイヤでは、周回後の買物広場での次発までの待機、すなわち遅れ回復分も含めて20分であったが、新ダイヤでは35分にプラスして5分ほど確保されており、「1周40分」ともとらえられる。実際には、市民市場前→買物広場は2分もあれば着く。
時刻表上は、秋田駅西口→ミルハス前は6分。千秋公園入口→ミルハス前は4分、ミルハス前→木内前は4分。そのほか、間の川反入口が廃止された、大町通り→北都銀行前は2分増など、一部バス停間の所要時間が少し増えている。旧ダイヤとは打って変わって、かなり余裕のあるダイヤ。
5日にバスロケーションシステム(https://akita.bustei.net/buslocation/)を眺めていると、買物広場はむろん、ミルハス前や北都銀行前で数分間停車して、時間調整をしているようだった。新ダイヤでは、よほどのことがない限り、定時運行を維持できるだろう。
以前触れた通り、渋滞の有無など運行状況が日々刻々変わる市街地においては、遅延は避けられないし、それにある程度対応できる余裕あるダイヤ設定にしておくのは当然だと思う。
ただ、秋田駅→通町が12分(旧ダイヤ+8分)、秋田駅→中通病院が21分(+10分)などとなれば、買い物や通院などで日常的に利用している市民にとっては、悩ましくもあろう。
さて、気になっていたのが、ミルハス前でのバスの運行形態。どこに停まり、どこで方向転換するか。現地確認。
右がミルハス。前後方向が中土橋通り。奥が広小路、背後が千秋公園、左が元平野政吉美術館だった秋田市文化創造館
上の写真の場所は、県民会館時代は、県民会館の土地が道路より高くなっていた。道路添いにはケヤキの並木やアジサイなどがあったのだが、高低差ととともになくなった。向かいの旧美術館側のケヤキは残ったが、ケヤキのトンネルのようだったのが半分になってしまった。
ところで、上の写真左方向の市道・明徳館小路(国学館高校前の通り)には、メタセコイアが数本あるのだが、ミルハス開業に合わせた道路改良工事で、枝がばっさりと剪定された。メタセコイアの旺盛な生命力からすれば、その管理で問題はないはずだが、その姿が痛々しいだとか、数か月前の秋田魁新報が報道していた。
それに引き換え、中土橋通り県民会館側のケヤキなどが根こそぎなくなったたこと、さらに、県民会館の和洋高校側にあった大きなケヤキの伐採、旧美術館を文化創造館にする際に、その敷地内のメタセコイアなどが伐採されてしまったことは報道していないはず。それらは痛々しくないのだろうか。表面的で感情的な報道に思えてならなかった。
それに引き換え、中土橋通り県民会館側のケヤキなどが根こそぎなくなったたこと、さらに、県民会館の和洋高校側にあった大きなケヤキの伐採、旧美術館を文化創造館にする際に、その敷地内のメタセコイアなどが伐採されてしまったことは報道していないはず。それらは痛々しくないのだろうか。表面的で感情的な報道に思えてならなかった。
上の写真、中央の白線より左が市道。右側はミルハスの敷地で、その車寄せということになる。間に車止めやのぼり旗は立っているが、ちょっと分かりにくい。歩行者は、ミルハスからせり出した軒下の通路を歩けばいいのだが、遠慮したのか車寄せ部分を歩く人もちらほらいた。
その車寄せに「バス」の表示がされているものの、バス停の標識=ポールは見当たらないような(後述)。
広小路から右折して、ぐるるがやって来た。やはり、
車寄せに入り、正面玄関前を通過
「バス」表示部分で停車
中土橋側から
上の写真で「P↑」とあるのは、
余裕あるダイヤのおかげで、ぐるるは定刻まで3分ほど停車。時間になると車寄せを進んで市道へ戻るが、方向転換はせず千秋公園方向へ。
横断歩道の手前左が図書館
明徳館小路との丁字路を過ぎて、市立中央図書館明徳館の向かい、旧和洋高校方向からの一方通行(佐竹小路)の出口と交わるところに、かつて東海林太郎像や人口滝のある小公園があった。小公園跡もミルハスの敷地になり、そこが上記、駐車場の入口。
関係者駐車場は和洋高校跡なので、ここから西へ敷地内を進むはずだが、すぐのところにはバスが3台ほど置けるスペースと、掲揚塔を中心に半周して、一方通行路に出られるロータリーもある。
この時駐まっていたのは、秋田中央交通の観光バス2台。「Akita Chuo Kotsu」の文字が他車と異なり、同社として初購入の新型いすゞガーラであった、10-01と10-02。
1001が「秋田市議会」、1002が「秋田県議会」の札(バスステッカー)を掲出していた。式典にお呼ばれされた、両議会のセンセー方の輸送か。
「市議のほうが若い車番の車とはケシカラン」と言い出す県議がいそうで、逆のほうが…なんて考えたものの、ナンバーが大きいほうが、後から入った車=新しい車だと思えば、むしろそれでいいか。ただ、この2台は同時導入のはずだし、ナンバーが新しくても中古車や再登録のケースもあるが。そもそも、そんなことにこだわる議員もいないか。
1001が「秋田市議会」、1002が「秋田県議会」の札(バスステッカー)を掲出していた。式典にお呼ばれされた、両議会のセンセー方の輸送か。
「市議のほうが若い車番の車とはケシカラン」と言い出す県議がいそうで、逆のほうが…なんて考えたものの、ナンバーが大きいほうが、後から入った車=新しい車だと思えば、むしろそれでいいか。ただ、この2台は同時導入のはずだし、ナンバーが新しくても中古車や再登録のケースもあるが。そもそも、そんなことにこだわる議員もいないか。
ぐるるは、その駐車場入口へ左折して、ロータリーへ。
敷地内、歩道、車道に段差や縁石がない。今は小さい赤いコーンが置かれているが、それがないと車と人が間違って動いて危ないケースがあるかも。
一瞬だけ佐竹小路へ出る
右折して中土橋通りへ戻る
あとはまっすぐ。ミルハスの向かい側を通り、広小路へ。
一方通行出口の図書館前付近は以前から、道路の幅が広いものの、歩行者の動線はあいまいになっている。図書館への車の出入りや、千秋公園の坂の下で時間をつぶす車もいて、やや混沌とした状況のこともある。歩行者も車も充分注意して、歩行者は横断歩道での横断を。
最後に、ミルハス前バス停のポール。
ポールはなさそうだけど
通路の路面に水色の部分が。印刷されたシートを貼っている。
「ぐるる ミルハス前」
これがポールの代わり?!
ミルハスの英字表記は「Mille Has」だそうだが、路面は「MIRUHASUMAE」と相変わらず(ということは市主導ではなく、中央交通が発注したのか)。
その下にQRコード(二次元コード)も貼られ「バス時刻表はこちらから」。
これでバス停として、(法令上)認められるのだろうか。
遠方からの視認性がないし、QRコードを読み取れない人は時刻表が分からない。
「バス」としか書いてないから、貸切バスが乗降場と勘違いして、ぐるるの邪魔をする可能性もあろう。軒があっても、雪が吹きこんで表示を隠すかもしれない。
あと、点字ブロックに、バス停などを示す「点状警告ブロック」がなく、「線状誘導ブロック」で素通りしているのも、うまくない。
ついでにデザイン面でも。
この水色のは、ここ数年、駅構内の床面表示(弘前駅の例)で流行っている、立体的に見える「錯視サイン」のつもりらしい。たしかに立体的には見える。だけど、なんかゆがんだような不自然な立体に感じた。目が悪いのか、見る位置が悪いのか、設計が悪いのか。
そんなわけで、ポールを置いたほうがいいと思います。
※バスとは関係ない、ミルハス外周の遊歩道の記事。
※その後、9月にポールが置かれた。
秋田サイドとしては、やっと周辺他県に並ぶ規模や装備のホールができたと喜んでいるところ。一方で、来て演じるサイドとしては、使い勝手やコストなどはどうなんでしょうかね。
興行主への売り込みもやらないといけないようで、オープンしたら安泰ではないみたいで、評価はこれからでしょう。
あとは周辺のにぎわい。催しが毎日異なり、来場者数が一定でないホールが、どの程度の効果をもたらすか疑問ではありますが。
ただバス停にポール等が無いのは初めて利用する方にとって戸惑うのではと。
9月23日グラウンドオープンに新日本フィルとマエストロ井上道義さんという夢の様な組み合わせ。
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は「おおー!」なのですが
肝心の後半がいけません。
リムスキー コルサコフの「シェエラザード」でコケました。
シェエラザードはミューザ川崎あたりで東京交響楽団(旧東宝交響楽団)なんかが夏休み子供向けプログラムとして取り上げられたりします。
地方だから下に見られたか・・。
新日本フィルは山形辺りは結構来てるみたいですが秋田はなんと約30年ぶり。
それだけにブルックナーやマーラー、ベートーヴェンは無理としても
チャイコフスキーの交響曲第5番か4番、世相を反映して
第2番「小ロシア(ウクライナの旧称の1つ)」ぐらいは演奏して頂きたかったです。