「頭脳パン」というパンの名前は聞いたことがある人が多いと思う。僕も知ってはいたものの、食べた経験はおそらくなく、具体的な形も思い浮かばなかった。「暗記パン」と混同したりもして。
「アンキパン」は、ドラえもんの道具。
カットされた山型食パンの形をしていて、本やノートに押し付けて転写し、それを食べることで暗記できるもの。
「頭脳パン」とは、金沢製粉の「頭脳粉」で作ったパン。
頭脳粉とは、「通常の小麦粉にビタミンB1を100グラムあたり0.17ミリグラム以上配合」したもので、脳のエネルギー源であるブドウ糖の分解に、ビタミンB1が必須という理屈。
1960年代からあったが、1993年に伊藤製パンの頭脳パンが東京大学生協で人気とテレビで取り上げられ、話題になったとのこと。
頭脳粉を買って、全国各地の複数のメーカーが頭脳パンを製造販売している。
Wikipediaでは伊藤製パンのほか、大手フジパン、岩手の白石食品工業(シライシパン)など、20社以上が頭脳パンを出している(製造終了も含む)。2004年頃までは山崎製パンも作っていたとのこと。それらによる「頭脳パン連盟」が組織されたが、現在は名前のみ残り活動休止らしい。
秋田市のハッピー・ドラッグ秋田泉北店で、頭脳パンが売られていた(新屋店にはないようだ)。120円ほど。
頭脳パン バター風味
メーカーは工藤パン。2021年12月新発売で「チョコ」もあり。
工藤パンでは今回以前にも、違う頭脳パンを発売していた。2015年辺りには「ちぎれる頭脳パン」なるものがあった。その時と比べて、包装の頭脳パンの文字デザインは変更されているが、丸顔の博士はその時と同一(ただし以前は全身)。工藤パン以外の頭脳パンでも、その博士や以前のロゴが使われていることもあり、連盟共通のようだ。現在のフジパンの頭脳パン(ホイップが入っている)は、文字は異なるが博士はいる。
今回の頭脳パンの特徴は、1袋2個入りなのと、日持ちするロングライフ商品であること。脱酸素剤など入っていないが、少なくとも15日は持つ。
包装には、いちおう「頭脳パン連盟」の表示と、「頭脳パンとは」としてその条件や、連盟各社の決まり文句だそうで「頭脳パンを毎日食べてよく勉強して優秀な成績をあげて下さい。」。
製品にどのくらいのビタミンB1が含まれているのかは不明。栄養成分表示は他商品と同じ項目(1個当たり139kcal)。
思ったより小さいかな
最近増えたロングライフパンは、パネトーネ種というのを使っているそうで、表面の質感がちょっと硬そうに見えるものが多く、これも見た目はそれっぽい。割ってみると、
中はやわらかそう
硬くはなく、適度にしっとりふんわりし、バターとほのかな甘さがして、おいしい。
大雪やコロナウイルスで買い物もままならないかもしれない今、買い置きするといいかも。
この工藤パンの頭脳パンは、首都圏など青森県外にも流通している。千葉県の「ヤマザキプラザ市川」ではネット通販(12袋1750円)しているし、千葉県柏市の国立がん研究センター東病院の自動販売機にも入っているとのこと【5日追記・同病院「呼吸器外科 肺癌トピック」のツイッターより。職員専用自販機で、価格は100円(福利厚生で安いのか?)】。
ロングライフであり、ヤマザキブランドでは作らなくなっているので代替としてヤマザキの流通網に載せたのか。
工藤パンでは、小さいまんじゅうはヤマザキブランド分を製造しているし、シベリアや平成/令和記念まんじゅうなど、青森県外にも流通させていた。青森県内メインだけど、県外にもわりと積極的に展開している。
一方、秋田のたけや製パンは、ダブルソフトとグルメソフトを併売するなど、今なお秋田県内向けに売るこだわりが強い。両県の地域性、両社の方針(ヤマザキとの関係性?)の違いということなのだろうけど。
そう言えば、たけや製パンでは頭脳パンって作ってたっけ? 見た記憶があるようなないような。
「アンキパン」は、ドラえもんの道具。
カットされた山型食パンの形をしていて、本やノートに押し付けて転写し、それを食べることで暗記できるもの。
「頭脳パン」とは、金沢製粉の「頭脳粉」で作ったパン。
頭脳粉とは、「通常の小麦粉にビタミンB1を100グラムあたり0.17ミリグラム以上配合」したもので、脳のエネルギー源であるブドウ糖の分解に、ビタミンB1が必須という理屈。
1960年代からあったが、1993年に伊藤製パンの頭脳パンが東京大学生協で人気とテレビで取り上げられ、話題になったとのこと。
頭脳粉を買って、全国各地の複数のメーカーが頭脳パンを製造販売している。
Wikipediaでは伊藤製パンのほか、大手フジパン、岩手の白石食品工業(シライシパン)など、20社以上が頭脳パンを出している(製造終了も含む)。2004年頃までは山崎製パンも作っていたとのこと。それらによる「頭脳パン連盟」が組織されたが、現在は名前のみ残り活動休止らしい。
秋田市のハッピー・ドラッグ秋田泉北店で、頭脳パンが売られていた(新屋店にはないようだ)。120円ほど。
頭脳パン バター風味
メーカーは工藤パン。2021年12月新発売で「チョコ」もあり。
工藤パンでは今回以前にも、違う頭脳パンを発売していた。2015年辺りには「ちぎれる頭脳パン」なるものがあった。その時と比べて、包装の頭脳パンの文字デザインは変更されているが、丸顔の博士はその時と同一(ただし以前は全身)。工藤パン以外の頭脳パンでも、その博士や以前のロゴが使われていることもあり、連盟共通のようだ。現在のフジパンの頭脳パン(ホイップが入っている)は、文字は異なるが博士はいる。
今回の頭脳パンの特徴は、1袋2個入りなのと、日持ちするロングライフ商品であること。脱酸素剤など入っていないが、少なくとも15日は持つ。
包装には、いちおう「頭脳パン連盟」の表示と、「頭脳パンとは」としてその条件や、連盟各社の決まり文句だそうで「頭脳パンを毎日食べてよく勉強して優秀な成績をあげて下さい。」。
製品にどのくらいのビタミンB1が含まれているのかは不明。栄養成分表示は他商品と同じ項目(1個当たり139kcal)。
思ったより小さいかな
最近増えたロングライフパンは、パネトーネ種というのを使っているそうで、表面の質感がちょっと硬そうに見えるものが多く、これも見た目はそれっぽい。割ってみると、
中はやわらかそう
硬くはなく、適度にしっとりふんわりし、バターとほのかな甘さがして、おいしい。
大雪やコロナウイルスで買い物もままならないかもしれない今、買い置きするといいかも。
この工藤パンの頭脳パンは、首都圏など青森県外にも流通している。千葉県の「ヤマザキプラザ市川」ではネット通販(12袋1750円)しているし、千葉県柏市の国立がん研究センター東病院の自動販売機にも入っているとのこと【5日追記・同病院「呼吸器外科 肺癌トピック」のツイッターより。職員専用自販機で、価格は100円(福利厚生で安いのか?)】。
ロングライフであり、ヤマザキブランドでは作らなくなっているので代替としてヤマザキの流通網に載せたのか。
工藤パンでは、小さいまんじゅうはヤマザキブランド分を製造しているし、シベリアや平成/令和記念まんじゅうなど、青森県外にも流通させていた。青森県内メインだけど、県外にもわりと積極的に展開している。
一方、秋田のたけや製パンは、ダブルソフトとグルメソフトを併売するなど、今なお秋田県内向けに売るこだわりが強い。両県の地域性、両社の方針(ヤマザキとの関係性?)の違いということなのだろうけど。
そう言えば、たけや製パンでは頭脳パンって作ってたっけ? 見た記憶があるようなないような。