JR東日本 秋田駅には、(新幹線と在来線間の乗り継ぎ改札を除いて)改札口が3つある。以下、呼称はJR東日本の駅構内図や現地の表記(例外もあり)に基づく。
・東西自由通路・ぽぽろーどに面した「中央改札口」。
・駅ビル・トピコの2階の売り場と行き来できる「トピコ口(トピコぐち)」。2007年までは「南改札口」と呼んでいた。
・トピコ2階の北側玄関を出た所にあり、もう1本の東西自由通路・WeロードやJR系商業施設・アルスやホテルメトロポリタン秋田とつながる「メトロポリタン口(~ぐち)」。2007年までは「北改札口」。
中央改札口以外の2つは、自動改札機がない、昔ながらの改札口。営業時間は始発から終電までではなく、8時前頃から20時頃みたいな感じだったはず(トピコ口は売り場の営業時間内=8時~20時のはず)。
位置的に跨線橋の在来線側とつながり、新幹線側とは直接つながっていないが、新幹線に乗る場合でも利用可能(途中に乗り継ぎ改札がある)。
西口方向からJRを利用する人には、距離的には中央口よりもこれら2改札口が近いので、好んで使う人もいる。初めて降りた人(特に1・2番線到着時)は、何も知らずに手近な改札口を抜けたらこれらだった、という人もいる。
さて、現在、夕方16時過ぎにトピコ口へ行くと…
改札内側
自動ドアも、ラッチの通路の金属の扉も閉まっていて係員がおらず、掲示が出ている。
トピコホームページにも掲載
「営業時間短縮のお知らせ」「2月24日(木)~当面の間」「10:00~16:00」に短縮。
トピコのぽぽろーど側の玄関などにも、同じ掲示が出ていた。
※1枚目の写真では開いている右側の通路の扉が、2枚目では閉じているのは、終了直後で係員が片付けで動いていたため。
トピコ口にある2台の近距離券売機はどうなっているかは未確認。
他の改札口=中央改札は当然、またメトロポリタン口も時間短縮されていない。
困る人、最悪乗り遅れる人はいそうだけど、なんとかなりそうでもある。
ただ、改札内の東側、つまり3~12番線向きには、掲示がなさそうだった。16時過ぎに秋田に到着する列車でも、車掌から案内などはなかった。
3・4番線の上からトピコ口方向。中央改札はこの背後
だから、降車客がトピコ口から外に出ようと、新幹線ホームから中央改札を通り過ぎて、あるいは5~3番線辺りから中央改札と逆方向に歩いて来た場合、トピコ口に近づくまで時間短縮を知る術がなく、無駄に歩かされることになりそう。
以上は現状。以下は推測を含みます。
どうして時間短縮したのか。
秋田駅では、在来線中央改札以外のすべての改札口で、業務を子会社へ委託している。秋田に限ったことでなく、今は全国的に大きい駅でもよく行われる。
メトロポリタン口、新幹線中央改札、乗り換え改札は、東北地方で標準のJR東日本東北総合サービス(旧・ジェイアールアトリス)へ委託。
トピコ口だけは、JR系列ながら別の、トピコなどを運営する秋田ステーションビル株式会社に委託している。そのため、係員の制服が違うし、トピコ口とメトロポリタン口で人をやり繰りするようなこともなさそうで、係員は固定されている雰囲気。
それを踏まえると、トピコ口は他の改札口と比べて、担当できる人員が少ない改札口のはず(最悪、東北総合サービスや本体から応援してもらうこともできそうではあるが、そうまでするほど重要な改札口でもない)。だから、
新型コロナウイルス対策として、BCP(事業継続計画)の一環で、時間を短縮した。
でなければ、
トピコ口(というか多くの子会社委託駅)の係員は、本体を定年退職した社員を、再雇用・出向させた人だと思われる。※JR東日本では「エルダー社員」と称する身分らしい。
秋田ステーションビルに欠員が出て、後継者がすぐに見つからず、人手不足に陥り、時間短縮した。
のかもしれない。憶測です。
トピコ改札口利用の際は、当分は要注意。
横の関根屋の駅弁売店の売り上げに影響が出ないかも、気になる。
【27日22時・コメントをいただき追記】トピコのホームページの分かりにくい場所にひっそりと、トピコ口横の「関根屋トピコ店」が27日で閉店する旨が告知されていた(26日付)。となると、この辺りを改装工事するために、改札口を閉鎖する必要があって時間短縮する、という可能性もなくはないかもしれない。
関根屋の駅弁製造はもちろん継続され、中央改札口周辺のNewDaysなどで購入できる。
関根屋トピコ店は、唯一の関根屋直営店舗(裏を返せば関根屋以外の駅弁は買えない)で、改札外トピコ側だけでなく改札内(上の写真の自動ドアとラッチの間)からも買えたはずで、現在では秋田駅在来線改札内では唯一の店舗とも言えた。【下の5月8日付追記も参照】
【3月20日追記・コメントいただき追記】4月10日・日曜日をもって、トピコ口が「営業終了」することになった。
トピコのサイトには、3月16日付で秋田ステーションビル株式会社名の告知。4月11日以降は、ほかの2改札口を利用するよう呼びかけている。
【3月24日補足・入鋏印(スタンプ)について】自動改札機でないので、トピコ口からきっぷで入場する時は、必ず入鋏印を押される。そのデザインは、メトロポリタン口や中央口在来線側有人通路の入鋏印と同一デザインで、印影でどこの改札口で押されたかの識別はできない。なお、新幹線側や乗り換え改札口では「幹」の文字が入り、識別できるはず。
【5月8日追記・関根屋店舗閉鎖後の在来線ホームでの販売について】
在来線の特急など長距離列車の出発前(時間帯等によってはないこともあるはず。新幹線ホームではやらないはず)には、そのホーム上で、関根屋によるワゴン型の台での駅弁の立ち売り販売が行われていた。トピコの直営店閉鎖後、5月3日昼時点では、変わらず販売されていた。
・東西自由通路・ぽぽろーどに面した「中央改札口」。
・駅ビル・トピコの2階の売り場と行き来できる「トピコ口(トピコぐち)」。2007年までは「南改札口」と呼んでいた。
・トピコ2階の北側玄関を出た所にあり、もう1本の東西自由通路・WeロードやJR系商業施設・アルスやホテルメトロポリタン秋田とつながる「メトロポリタン口(~ぐち)」。2007年までは「北改札口」。
中央改札口以外の2つは、自動改札機がない、昔ながらの改札口。営業時間は始発から終電までではなく、8時前頃から20時頃みたいな感じだったはず(トピコ口は売り場の営業時間内=8時~20時のはず)。
位置的に跨線橋の在来線側とつながり、新幹線側とは直接つながっていないが、新幹線に乗る場合でも利用可能(途中に乗り継ぎ改札がある)。
西口方向からJRを利用する人には、距離的には中央口よりもこれら2改札口が近いので、好んで使う人もいる。初めて降りた人(特に1・2番線到着時)は、何も知らずに手近な改札口を抜けたらこれらだった、という人もいる。
さて、現在、夕方16時過ぎにトピコ口へ行くと…
改札内側
自動ドアも、ラッチの通路の金属の扉も閉まっていて係員がおらず、掲示が出ている。
トピコホームページにも掲載
「営業時間短縮のお知らせ」「2月24日(木)~当面の間」「10:00~16:00」に短縮。
トピコのぽぽろーど側の玄関などにも、同じ掲示が出ていた。
※1枚目の写真では開いている右側の通路の扉が、2枚目では閉じているのは、終了直後で係員が片付けで動いていたため。
トピコ口にある2台の近距離券売機はどうなっているかは未確認。
他の改札口=中央改札は当然、またメトロポリタン口も時間短縮されていない。
困る人、最悪乗り遅れる人はいそうだけど、なんとかなりそうでもある。
ただ、改札内の東側、つまり3~12番線向きには、掲示がなさそうだった。16時過ぎに秋田に到着する列車でも、車掌から案内などはなかった。
3・4番線の上からトピコ口方向。中央改札はこの背後
だから、降車客がトピコ口から外に出ようと、新幹線ホームから中央改札を通り過ぎて、あるいは5~3番線辺りから中央改札と逆方向に歩いて来た場合、トピコ口に近づくまで時間短縮を知る術がなく、無駄に歩かされることになりそう。
以上は現状。以下は推測を含みます。
どうして時間短縮したのか。
秋田駅では、在来線中央改札以外のすべての改札口で、業務を子会社へ委託している。秋田に限ったことでなく、今は全国的に大きい駅でもよく行われる。
メトロポリタン口、新幹線中央改札、乗り換え改札は、東北地方で標準のJR東日本東北総合サービス(旧・ジェイアールアトリス)へ委託。
トピコ口だけは、JR系列ながら別の、トピコなどを運営する秋田ステーションビル株式会社に委託している。そのため、係員の制服が違うし、トピコ口とメトロポリタン口で人をやり繰りするようなこともなさそうで、係員は固定されている雰囲気。
それを踏まえると、トピコ口は他の改札口と比べて、担当できる人員が少ない改札口のはず(最悪、東北総合サービスや本体から応援してもらうこともできそうではあるが、そうまでするほど重要な改札口でもない)。だから、
新型コロナウイルス対策として、BCP(事業継続計画)の一環で、時間を短縮した。
でなければ、
トピコ口(というか多くの子会社委託駅)の係員は、本体を定年退職した社員を、再雇用・出向させた人だと思われる。※JR東日本では「エルダー社員」と称する身分らしい。
秋田ステーションビルに欠員が出て、後継者がすぐに見つからず、人手不足に陥り、時間短縮した。
のかもしれない。憶測です。
トピコ改札口利用の際は、当分は要注意。
横の関根屋の駅弁売店の売り上げに影響が出ないかも、気になる。
【27日22時・コメントをいただき追記】トピコのホームページの分かりにくい場所にひっそりと、トピコ口横の「関根屋トピコ店」が27日で閉店する旨が告知されていた(26日付)。となると、この辺りを改装工事するために、改札口を閉鎖する必要があって時間短縮する、という可能性もなくはないかもしれない。
関根屋の駅弁製造はもちろん継続され、中央改札口周辺のNewDaysなどで購入できる。
関根屋トピコ店は、唯一の関根屋直営店舗(裏を返せば関根屋以外の駅弁は買えない)で、改札外トピコ側だけでなく改札内(上の写真の自動ドアとラッチの間)からも買えたはずで、現在では秋田駅在来線改札内では唯一の店舗とも言えた。【下の5月8日付追記も参照】
【3月20日追記・コメントいただき追記】4月10日・日曜日をもって、トピコ口が「営業終了」することになった。
トピコのサイトには、3月16日付で秋田ステーションビル株式会社名の告知。4月11日以降は、ほかの2改札口を利用するよう呼びかけている。
【3月24日補足・入鋏印(スタンプ)について】自動改札機でないので、トピコ口からきっぷで入場する時は、必ず入鋏印を押される。そのデザインは、メトロポリタン口や中央口在来線側有人通路の入鋏印と同一デザインで、印影でどこの改札口で押されたかの識別はできない。なお、新幹線側や乗り換え改札口では「幹」の文字が入り、識別できるはず。
【5月8日追記・関根屋店舗閉鎖後の在来線ホームでの販売について】
在来線の特急など長距離列車の出発前(時間帯等によってはないこともあるはず。新幹線ホームではやらないはず)には、そのホーム上で、関根屋によるワゴン型の台での駅弁の立ち売り販売が行われていた。トピコの直営店閉鎖後、5月3日昼時点では、変わらず販売されていた。