竿燈大通り(広義の山王大通り)の東端である二丁目橋と、旭川と並行する土手長町通りが交わる、「二丁目橋」交差点。
川沿いの歩道に、二丁目橋東詰を南北方向に横断できる、一本道(I字型)の地下横断歩道「二丁目橋地下道」がある。交わる道はどちらも県道だから、地下道はどちら所属は知らないが秋田県管轄。
二丁目橋地下道。赤白の柵は2014年設置
1971年に山王大通りができた時、4か所のH型地下道(大町東・大町西・旭北寺町・山王)とともに造られたと思われる。
これらは、以前取り上げたように1995年にリニューアルされ、さらにその後、旭北寺町地下道は秋田中央道路(自動車専用地下道。2007年開通)の避難口に転用されて廃止されている。
2004年には内部が冠水したことにより通行者がケガをして、後に損害賠償請求されたり、壁のすき間にネコがはまって救出されたり、焼身自殺が2度も起きてしまったりもしている。
(再掲)2014年の二丁目橋地下道。内部に水がたまっている。もっと多くて長靴でないと通れない状態のこともあった
当初は、山王十字路以東の竿燈大通り(という名はまだなかったが)区間では地上に南北方向の横断歩道が1つもなく、地下道が欠かせない存在だったが、後にほとんどの交差点で地上でも横断できるようになった。
今も横断禁止の箇所(自転車横断帯)なのに歩行者が横断してしまったり、歩道を専有する出入口が地上のスムーズな通行を妨げている(最初の写真の箇所など)ようにも見える所もある。内部にゴミが放置されていることもある(あまりにひどくて道の相談室へ通報したこともあった)。
これらを総合的に考慮すれば、地下道を廃止するのも、1つの選択肢だと思っていた。
久しぶりに二丁目橋地下道を通った。
中央の天井に!
ドーム型のカメラが設置されていた。配線は分電盤へつながっていた。
今後設置されるのかと思うが、説明表示は一切なし。また、他の地下道は未確認。
したがって、目の行き届かない地下道内部を映すためなのは確実だが、それで何を見るのか、リアルタイム監視なのか録画するのか等も不明。
自動車専用道路のトンネル内には、リアルタイムでモニターするカメラがあるはずだが、地上の道路の防犯または交通状況監視カメラは警察が設置することが多い。ここのような人しか通らない地下道内に、(おそらく)道路管理者自身がカメラを設置したのは、珍しいかもしれない。そして、当分は地下道がこのまま存続する方針なのだろう。
地下道内にカメラがあれば、冠水や事故に迅速に対応できるかもしれないし、ゴミ放置や落書きの証拠と抑止効果になる。心強い。存在を知らせる表示をしっかりした上で、有効に活用してくれることを期待する。
天井が低いためカメラ位置も低く、カメラ自体にイタズラされる危険はありそうだし、階段部分は映らない(かつ地上から見えにくいポイントもある)ので、万能でもないだろうけれど。
「ロードヒーター盤」蓋への落書き。ここは死角になる
【3月1日追記】その後、1週間ぶりに通ると、地上の階段下り口横に縦書きで「防犯カメラ作動中」の表示が付いていた。地下部分には特に表示なし。
また、日銀前の大町東地下道、楢山登町の登町地下道にも、同じ表示。H型である登町地下道を確認すると、階段を下りた平坦部(=通路部の突き当り)に1台ずつ、二丁目橋と同じカメラが設置されていた。
川沿いの歩道に、二丁目橋東詰を南北方向に横断できる、一本道(I字型)の地下横断歩道「二丁目橋地下道」がある。交わる道はどちらも県道だから、地下道はどちら所属は知らないが秋田県管轄。
二丁目橋地下道。赤白の柵は2014年設置
1971年に山王大通りができた時、4か所のH型地下道(大町東・大町西・旭北寺町・山王)とともに造られたと思われる。
これらは、以前取り上げたように1995年にリニューアルされ、さらにその後、旭北寺町地下道は秋田中央道路(自動車専用地下道。2007年開通)の避難口に転用されて廃止されている。
2004年には内部が冠水したことにより通行者がケガをして、後に損害賠償請求されたり、壁のすき間にネコがはまって救出されたり、焼身自殺が2度も起きてしまったりもしている。
(再掲)2014年の二丁目橋地下道。内部に水がたまっている。もっと多くて長靴でないと通れない状態のこともあった
当初は、山王十字路以東の竿燈大通り(という名はまだなかったが)区間では地上に南北方向の横断歩道が1つもなく、地下道が欠かせない存在だったが、後にほとんどの交差点で地上でも横断できるようになった。
今も横断禁止の箇所(自転車横断帯)なのに歩行者が横断してしまったり、歩道を専有する出入口が地上のスムーズな通行を妨げている(最初の写真の箇所など)ようにも見える所もある。内部にゴミが放置されていることもある(あまりにひどくて道の相談室へ通報したこともあった)。
これらを総合的に考慮すれば、地下道を廃止するのも、1つの選択肢だと思っていた。
久しぶりに二丁目橋地下道を通った。
中央の天井に!
ドーム型のカメラが設置されていた。配線は分電盤へつながっていた。
今後設置されるのかと思うが、説明表示は一切なし。また、他の地下道は未確認。
したがって、目の行き届かない地下道内部を映すためなのは確実だが、それで何を見るのか、リアルタイム監視なのか録画するのか等も不明。
自動車専用道路のトンネル内には、リアルタイムでモニターするカメラがあるはずだが、地上の道路の防犯または交通状況監視カメラは警察が設置することが多い。ここのような人しか通らない地下道内に、(おそらく)道路管理者自身がカメラを設置したのは、珍しいかもしれない。そして、当分は地下道がこのまま存続する方針なのだろう。
地下道内にカメラがあれば、冠水や事故に迅速に対応できるかもしれないし、ゴミ放置や落書きの証拠と抑止効果になる。心強い。存在を知らせる表示をしっかりした上で、有効に活用してくれることを期待する。
天井が低いためカメラ位置も低く、カメラ自体にイタズラされる危険はありそうだし、階段部分は映らない(かつ地上から見えにくいポイントもある)ので、万能でもないだろうけれど。
「ロードヒーター盤」蓋への落書き。ここは死角になる
【3月1日追記】その後、1週間ぶりに通ると、地上の階段下り口横に縦書きで「防犯カメラ作動中」の表示が付いていた。地下部分には特に表示なし。
また、日銀前の大町東地下道、楢山登町の登町地下道にも、同じ表示。H型である登町地下道を確認すると、階段を下りた平坦部(=通路部の突き当り)に1台ずつ、二丁目橋と同じカメラが設置されていた。