広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

藤/看板/体育館

2014-05-29 23:55:48 | 秋田の季節・風景
以前の記事の補足を中心にいくつか。
●咲いた!
旭川沿いに植えられていた藤棚のフジに病気(コブ)が付いており、そのためかここ数年は花が咲いていないようだった。
昨冬、管理者である県へいちおうお伝えしたところ、病巣の除去・消毒をしてくれた

コブを取ったからといって、すぐに花が咲くとも限らないだろうと思っていたら、
咲いた!!
藤棚のごく一角に偏ってはいるものの、複数の花房が付いている。房ごとの長さや花付きは正常に見える。

偶然かもしれないけれど、(自分でやったのじゃないけれど)手をかけたのに応えてくれたようで、うれしい。

【2015年5月25日追記】その後、2015年春にも多少花が咲いた。相変わらず葉は旺盛に繁茂していた。
ところが、2015年5月20日頃、この河川公園の藤棚を含むすべてのものが撤去、更地になり、25日までにはアスファルト舗装で道路の一部のようになってしまった。河川公園自体がなくなってしまった。


●きれいに残る
その場所の住所を表示した「街区表示板」。秋田市の古いタイプでは、下に広告が入っていたのだが、現存するものは少ない。

「酒は天下の太平山」 という広告が入った、保戸野鉄砲町のものを紹介したが、かなりサビてしまっていた。
その後、
 こんなに状態のいいものを発見
屋根などない、野ざらしの場所なのに、どうしてこんなにきれいなんだろう? 固定されていた針金は新しそうだったので、大事にはされているようだ。
探せばそれなりに残っているものだ。


●古い看板
この項は新作。
秋田市内には、大規模なJRの社宅がいくつかある。その1つのフェンスに、こんな看板があった。
手がきで、かなり薄れている
「住まいの事なら御相談下さい」「アッキーホームサービス」
いちばん下は「7」しか見えないが、JR用地である中通7丁目の住所を表示しているようだ。
「アッキーホームサービス」が企業名なのかサービス名なのかは分からないが、JR東日本秋田支社が関係する住宅工事関係の宣伝のようだ。

右のイラストは、この人。
(再掲)アッキーくん
旧・国鉄秋田鉄道管理局のマスコットキャラクターだった、ヒョウの「アッキー」。
分割民営化後、本社から国鉄時代の遺産は使わないようにお達しがあって、ひっそりと姿を消したことになっているが、JR化後だいぶ経ってから新製された701系のドアボタンに登場するなど、ひっそりと残ってもいた。

この看板も、かぶっているヘルメットにJRロゴがあるので、JR発足後のものであり、かつ電話番号の局番が2桁なので、1998年10月以前ということになる。

ネットで調べる限り、今は「アッキーホームサービス」は存在しないようだ。
同じ電話番号は、今はJR東日本(本社)の子会社の秋田支店が使っていて、所在地も変わっている。
事業自体が移管されたのか、あるいは電話番号だけを移したのか。


●逆だった体育館
子どもの頃、千秋公園の上にあって(当時は)校舎が新しい秋田市立明徳小学校をうらやましく思っていた。

明徳小の体育館は、敷地西端の山の斜面に面している。
東の門側からは校舎に隠れて、他の3方向からは木々に隠れてよく見えない。
(再掲)冬に西から見上げる。夏は葉が茂ってほとんど見えない

校舎と同時に建設されたので、デザイン的に統一感はあったが、形状はちょっと変わった体育館だと思っていた。

秋田市立学校の体育館の屋根は、カマボコ形→切妻→陸屋根と変遷し、明徳小は時期的に切妻屋根なのは法則通り。
しかし、切妻の頂点(棟)が揃っていないと表現すればいいのか、一般的な逆「V」字形ではなく、「入」「人」のようにずれているのが珍しい。ずれた部分には、明かり採りの窓があるようだ。

千秋公園内からは、グラウンド越しに体育館を見ることができる。ただし、木の葉が茂れば隠れるし、雪が積もれば近づけない場所。
こうなっているのか!
西面以外から体育館を見るのは初めて。第一印象は、思ったより小さい。(小学校の体育館って、わりと小さいものが多いけれど)

よく見ると、今まで勘違いしていた。
今までは、東西方向(校舎と平行)に長い体育館であり、西から見えていたのは体育館の短辺だと思っていた。

ところが実際は、南北に長く、西から見上げていたのは長辺だったのだ。
東面に窓が付いていることからも分かる(西面にもあるものの、斜面に隠れて見えないのだろう)し、おそらく北側にステージがあって、そこに光が当たるように明かり採りがあるのではないだろうか。

ということは、屋根の「棟」と「妻」の関係が珍しい体育館だ。
棟がない陸屋根は別として、普通は棟が伸びる方向が長辺で窓がたくさんあり、妻側が短辺。これはそれが逆転していることになる。

土地の面積・形状あるいは西面が崖状になっているため、落雪対策などで制約があったのか、それともデザイン的な斬新さを狙ってこうしたのか。運用上は、何か好都合・不都合はあるだろうか。

【5月31日画像追加】
Googleマップ航空写真より。赤茶色のが体育館
コメント
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