もらいものの北海道南部の食べ物2題。
●函館駅弁
JR函館駅の駅弁は、「みかど」という企業が製造販売していた。
元々は関西が拠点で、首都圏や函館(1936年から)にも展開していた。函館では、北海道らしい魚介類を使った駅弁を中心とした駅弁を出していたが、今年1月に、みかどが函館から撤退したと聞いていた。
現在、函館駅で売られている駅弁の1つ。
「北の家族」
1973年度のNHKの朝の連続テレビ小説にちなんだ商品名の駅弁。前に食べたことがあった。
掛け紙や箸袋には、「みかど」と表記があり、以前と変わっていないように見える。
製造者表示は、
「ジェイ・アールはこだて開発(株)」
たしかに製造元企業としては、みかどではなくなっている。
どうも、製品やブランドごと、そのままJR北海道系列の企業へ譲渡したということらしい。「みかど」のブランドと商品ラインナップはそのまま引き継がれたことになる。
現在の商品紹介のホームページは、「http://www.jr-shop.hakodate.jp/mikado/」というアドレスで、JR北海道開発のサイトの中に、そのままみかど当時のファイルを入れ子にしたような構造。「函館駅弁のみかどは1月15日をもちまして函館営業所を閉店することとなりました。事業については一部を除きジェイ・アールはこだて開発株式会社様に承継して頂きます。」とも掲載されている。
北の家族の中身
中身も昔と変わらないようだ。
色は地味で、しょっぱめの味だけど、おいしいと思う。
長野駅や岐阜駅のように、駅弁業者の廃業などによって、まったく違うラインナップになってしまった所もあるが、函館駅は伝統をそのまま引き継いでくれたようだ。
●大沼だんご
以前、札幌発函館行きの特急「北斗」に乗った時、大沼公園駅発車後、名物だという「大沼だんご」を積み込んで車内販売で売っていた。
同じ車両にいた、おそらく地元の方々が何人も購入し、中には車内で食べ始める人もいた。
車内のリーフレットによれば、秋田でいう「しんこ餅」らしく、けっこうな量があり、消費期限は当日限り。食べたかったが、あきらめた。
という話を、北海道へ行く人にしたところ、「函館のデパートでたまたま売っていた」そうで買ってきてくれた!
念願の「大沼だんご」
「沼の家」という所の「元祖大沼だんご」というのが正式名称らしい。大沼公園のほとりで明治38年(鉄道開業の2年前)に創業し、1993年までは大沼公園駅でも売っていたそうだ。現在は、上記の通り、一部の特急で車内販売し、函館辺りの百貨店でも買えるということらしい。
掛け紙の句は「花のみか 紅葉(もみじ)にも此ダンゴ(ダンゴのイラスト)哉」という、大正時代に京都の俳人 花本聴秋(上田聴秋)に作ってもらったもの。
中身
あまり深い容器ではないが、びっしりと詰まっている。
味はみたらし(「しょうゆ」と称するようだ)とこしあんが4対6ほど。
予想通り、うるち米の米粉で作った団子。秋田のしんこ餅が好きな人は、これも好きでしょう。僕は好きです。
ちょっと違和感があったのが、団子のサイズ。みたらしの方で餅が透けて見えているが、かなり小ぶりの繭玉状。秋田のはもっと大柄なのしか見たことがない。
あんことみたらしも、わりとあっさりしていて、素材の味が楽しめる。素朴でいて上品な感じかな。
大沼湖畔の店では、「ごまとしょうゆ」の組み合わせの大沼だんごや羊羹もあるそうだ。
※新潟県新津駅前にも同様のだんごがある。
●函館駅弁
JR函館駅の駅弁は、「みかど」という企業が製造販売していた。
元々は関西が拠点で、首都圏や函館(1936年から)にも展開していた。函館では、北海道らしい魚介類を使った駅弁を中心とした駅弁を出していたが、今年1月に、みかどが函館から撤退したと聞いていた。
現在、函館駅で売られている駅弁の1つ。


1973年度のNHKの朝の連続テレビ小説にちなんだ商品名の駅弁。前に食べたことがあった。
掛け紙や箸袋には、「みかど」と表記があり、以前と変わっていないように見える。
製造者表示は、

たしかに製造元企業としては、みかどではなくなっている。
どうも、製品やブランドごと、そのままJR北海道系列の企業へ譲渡したということらしい。「みかど」のブランドと商品ラインナップはそのまま引き継がれたことになる。
現在の商品紹介のホームページは、「http://www.jr-shop.hakodate.jp/mikado/」というアドレスで、JR北海道開発のサイトの中に、そのままみかど当時のファイルを入れ子にしたような構造。「函館駅弁のみかどは1月15日をもちまして函館営業所を閉店することとなりました。事業については一部を除きジェイ・アールはこだて開発株式会社様に承継して頂きます。」とも掲載されている。

中身も昔と変わらないようだ。
色は地味で、しょっぱめの味だけど、おいしいと思う。
長野駅や岐阜駅のように、駅弁業者の廃業などによって、まったく違うラインナップになってしまった所もあるが、函館駅は伝統をそのまま引き継いでくれたようだ。
●大沼だんご
以前、札幌発函館行きの特急「北斗」に乗った時、大沼公園駅発車後、名物だという「大沼だんご」を積み込んで車内販売で売っていた。
同じ車両にいた、おそらく地元の方々が何人も購入し、中には車内で食べ始める人もいた。
車内のリーフレットによれば、秋田でいう「しんこ餅」らしく、けっこうな量があり、消費期限は当日限り。食べたかったが、あきらめた。
という話を、北海道へ行く人にしたところ、「函館のデパートでたまたま売っていた」そうで買ってきてくれた!

「沼の家」という所の「元祖大沼だんご」というのが正式名称らしい。大沼公園のほとりで明治38年(鉄道開業の2年前)に創業し、1993年までは大沼公園駅でも売っていたそうだ。現在は、上記の通り、一部の特急で車内販売し、函館辺りの百貨店でも買えるということらしい。
掛け紙の句は「花のみか 紅葉(もみじ)にも此ダンゴ(ダンゴのイラスト)哉」という、大正時代に京都の俳人 花本聴秋(上田聴秋)に作ってもらったもの。

あまり深い容器ではないが、びっしりと詰まっている。
味はみたらし(「しょうゆ」と称するようだ)とこしあんが4対6ほど。
予想通り、うるち米の米粉で作った団子。秋田のしんこ餅が好きな人は、これも好きでしょう。僕は好きです。
ちょっと違和感があったのが、団子のサイズ。みたらしの方で餅が透けて見えているが、かなり小ぶりの繭玉状。秋田のはもっと大柄なのしか見たことがない。
あんことみたらしも、わりとあっさりしていて、素材の味が楽しめる。素朴でいて上品な感じかな。
大沼湖畔の店では、「ごまとしょうゆ」の組み合わせの大沼だんごや羊羹もあるそうだ。
※新潟県新津駅前にも同様のだんごがある。