広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

3月11日

2012-03-11 22:57:34 | 地震
3月1日以降も秋田市は雨や晴れの日があり、積雪は徐々に減少。3月8日にはついに積雪ゼロになった。
車道だけでなく歩道も雪はほぼ完全に消え、いっそう春らしくなった。

しかし、3月11日早朝からは湿った雪が降り、最大で積雪6センチに達した。
朝は木々の枝も路面も白くなったが、その後雨が降ったりして昼にはほとんど消えた。そして20時頃にまた激しい濡れ雪で、真っ白になった。

東日本大震災から今日で1年。
あの日は地震発生直後に激しく雪が降り始め、今日もそれを思いださせるような天気だったが、日が差す時間もあった。
八橋の面影橋付近から草生津川(くそうづがわ)

電気や流通網のありがたみと、今まで無関心なことがいかに多かったを思い知らされた1年だった。

最近、テレビなどで遠方(関東以西)の一般の人が、「東日本大震災」を指して「東北大震災」とか「東北の地震」と言っているのを耳にすることがある。
東北地方でありながら地震や原発事故による直接の被害がほとんどなかった秋田県人としては、それを聞く度に複雑な心境になる。「がんばろう東北」というフレーズについても同じ。
茨城県や千葉県など、東北以外でも被害を受けた・受けている地域や人がいるのだし、秋田は東北の一員として被災地を支援したい思いも強いはずだが現状で充分とは思えない。(結局「東日本大震災」でも秋田は同じ立場なわけだが)

ただ、秋田でもいわゆる風評被害を受けている業界(農業や観光関係)や福島など被災地から秋田へ避難している人が今なお多数おられる。
今後、別の地震や火山活動が活発化する可能性もあるだろう。うまい言葉が出てこないけど、懸念は多い。


この1年間でとてもよく分かったことがもう1つあった。政治家は自分のことしか考えない人たちであるということ。

【12日追記】11日夜から積もった雪は、12日朝には積雪6センチに達したものの、12日夕方にはゼロになった。
それから、11日の地震発生時刻には、原爆記念日や終戦記念日と同様に、秋田市の各消防署でサイレンが鳴らされた。

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