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八橋の道・続報

2011-10-15 20:05:16 | 秋田の地理
8月28日9月16日の記事で紹介した、秋田市八橋地区の草生津川沿いに9月17日に開通した市道「都市計画道路外旭川新川線」。

相変わらず、秋田市のサイトや広報紙(10月7日付でも)には、開通した旨の告知はない。
マスコミも報道していなかったが、なぜか、今日、10月15日の秋田魁新報に記事が出た!
特にイベントがあるわけでもないし、なぜこの中途半端なタイミングで記事にしたのだろう?
記事が載ったのは、25面の「秋田市」地域面。
「都市計画道路・外旭川新川線/八橋工区の一部開通/新国道渋滞緩和に期待」との見出し。略図と写真付きの大きめの扱い。
内容は、当ブログとそんなに変わらないが、新たに分かった点をまとめる。
・開通区間(当ブログの以前の記事の略図でいう「A」~「B」工区)は680メートル。幅員16メートル(歩道含む)。総事業費28億円。2009年着工。
八橋工区の残り340メートル(「C」工区)は来年3月末完成予定
北隣の「寺内工区」680メートルは、2014年着工予定で2017年3月末完成予定。寺内工区開通により外旭川新川線は全線開通し、新国道の渋滞緩和に相当な効果が見込めると、市道路建設課では話している。

なるほど。やっと全貌が明らかになった。
上記「○年○月完成」というのは、これまでのパターンでいくと「供用開始(通行できるようになる)」という意味ではなく、「工事が終わる(=開通・供用開始はその少し後)」ということもあり得る。
何度も言っているが、秋田市はマスコミに聞かれたから答えるのではなく、ホームページなどで市民・道路利用者に広く周知してほしい。


10日ほど前、現地へ行ってみたが、交通量はさほど多くはなかった。
したがって、特に危険な状況でもなかったので、これは“周知をしなかった効果”か。
大道東橋から。先の信号の左が「B」、右が「A」、奥が新国道
新国道「八橋鯲沼町」交差点に通ずる通りは相変わらず狭い道を多くの車が走っていたが、ローソンの交差点を右左折して新しい道へ入る車は少数。ほとんどがまっすぐ新国道へ向かって行った。

「B」工区北端(こんな写真が撮れるほど交通量が少ない)
「B」の北の突き当たり=「C」工区南端では相変わらず会社の建物がトーセンぼ。
立ち退きの準備をしているようにも見えなかった。本当に3月末までに道ができるの?

ところで、上の写真の左右の車線の矢印標示に注目。
右折矢印は一般的なものだが、左折矢印は短い。
横から見ると分かるかな(手前が短い左折矢印)
失敗したわけではなく、後から(C開通時に)直線矢印を足して、「直進と左折」の矢印にすることを見込んでいるのだと思われる。
おそらく、ここに信号機が設置されるのだろう。
先方には以前紹介した、寸詰まりの「止まれ」標示もあるが、これはその際に消しやすいようにということだろうか。


さて、この新聞記事の略地図。

新しい道路と新国道、それと交わる道路、草生津川のほかは、主要施設が3つしか描かれていない。
「八橋パブリ」「八橋小学校」(いずれも両敷地内の建物配置が、なぜか詳細に描かれている)と「秋田陸運支局」。
秋田陸運支局?
この地図が示す位置には、たしかにかつては「秋田陸運支局」があったが、現在は「秋田運輸支局」。
国土交通省の地方出先機関であった「陸運支局」と「海運支局」は、2002年7月に統合され、各県ごとに「運輸支局」となって現在に至る。

つまり、9年も前になくなった名称を記載しているのだ!
運輸支局は、自家用車の手続きなどで一般人でも存在を意識する機会があるだろうし、新国道のバス停の名称(運輸支局入口)にもなっている。秋田市に住んでいて、新聞記者をやっていても、そのくらいのことが分からないのだろうか?
毎度書くけれど、デスクとか校閲担当者とかもスルーしてしまうというのが情けない。

※道路工事の続きはこちら
コメント (7)
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