田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

スプレー缶穴あけ

2018年12月19日 | 日記
 無茶苦茶なスプレー缶のガス抜きが大事故を起こしました。危険を知らなかとはとんでもない話です。アルミスプレー缶のガス抜きは、針を刺すことで少しづつガス抜きができます。それでも風通しの良い外で、決してガスが滞留しないことが条件です。たった一本の残りスプレー缶でも、私はそうします。
 
 昔々、サラリーマンの頃の話です。夏場の残業、どこからか蚊が侵入、脚を刺され痒いのなんのって。翌日、庶務が蚊取りスプレーを買ってきてくれました。夜の残業、現れた蚊は一発で撃退できましたが、殺虫剤の効き目が蚊に対する成分だったのか、驚いたゴキブリが出てきました。
 
 勇敢な一人が、丸めた紙で一発打撃、床上で瀕死のゴキブリが円を描いて悶え苦しんでいました。新人君が「俺!俺がやります!。火炎放射器で殺りまス!」と左手にライターをかざし、右手にスプレー缶を持ちました。
 
 左手の炎にめがけてスプレーを噴射すると、ライターの炎から2mくらいの火炎が勢いよく噴射されたのです。ゴキブリは焦げていました。目撃した私は、思いの外の火の大きさを初めて知り仰天しました。たった一押しのスプレーであの炎、一缶のエネルギー量は想像を絶します。爆発とは燃焼が短時間に起こることなのです。
 
 話変わって、その頃の私は趣味で彫金をしていました。銀狼を溶かすための小さなバーナーの燃料は、お茶碗くらいの鉄製のガスボンベでした。彫金をやめた後、ボンベの処理に困りました。先端のバーナーを外すと、いっきょにガスが噴出します。先端工具が外せないまま数年保管しました。
 
 ガス抜きを決意し、風の強い日の屋外で、工具を緩め、少しづつガスを抜きました。わずか200ミリリットルの容器の残りガスでさえ、一週間かかりました。硬いものに閉じ込めた物が爆発すると威力が増大、指など軽く吹っ飛びます。
 
 同じ彫金で使った強硫酸の処分にも悩みました。水と反応すれば超高温になります。火災が発生しますし、触れば大火傷します。思い悩み、保健所で相談したら「持ってきてくだされば処分します」とのことでした。その時の教訓として、趣味はできる限り教室、危険物はしっかり勉強しようと学びました。

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