田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

毒蛇

2017年07月31日 | 日記
 毒蛇に噛まれ、一時とは言え重体になってしまった少年、一命をとりとめ良かったです。ほんとうは公園じゃなくって、蛇を獲りに行き、蛇で遊んだらしいことを、正直に話したそうです。毒蛇は特定さえできれば、対処が素早くできます。少年達もこれで毒蛇の怖さを知ったと思います。。
 
 昔々、怖いもの見たさ満点のオイラは、蛇が怖いくせに見たがりでした。へっぴり腰で、恐る恐る蛇を眺めたものでした。中学生の夏休み、故郷へ帰省していた私は、押入れから聞こえる物音が気にかかり、襖を静かに開けたら、巨大なアオダイショウがぶら下がっていました。驚き!怖かったです。しばらくトラウマになり、扉を開けるのが怖かったです。
 
 高校生、生物クラブで標本作りをしていました。30センチくらいの小型の蛇がガラス瓶に入れられていました。名前を調べたり、標本にするかどうかを高◎先生に尋ねるために、瓶の中に麻酔薬が入れられました。蛇は何度もあくびをした後動かなくなりました。机の上に横たえられ、ひっくり返された蛇は時々動く程度、これならオイラも触れました。頭としっぽを持って軽く引くと、ギシギシ音がしました。無数の関節が伸びているのですね。
 
 田○先生が後ろで見ていました。友人の一人が『良く出来てるねぇ。本物みたいだ』と嘘の独り言。田中先生は作り物の蛇と思い「ほう、見せてくれ」と蛇をつまみました。お腹の当たりをつまんだものだから、蛇の尻尾が丸まりました。「ギャァ~ヘビ!、バカヤロウ!」田○先生は大の蛇嫌いでした。
 
 大学生、通学途中にある大型店舗で爬虫類展が開かれていました。入場料まで払い見物しました。爬虫類展は閑散としていてオイラ一人だけ。マムシと書かれたガラスケースの中には、枯れた木が立ててありました。マムシがどこにいるか目を凝らしました。枯れた木のまたのくぼみに、小さな子どもマムシがビッシリ固まっていました。全身鳥肌がたちましたが、怖いもの見たさのオイラです。しっかり堪能しました。
 
 気づいたら小学校低学年の女の子が、お母さんと来ていました。母親の「マムシって怖い蛇なのよ。どこにいるのかしらね。お兄ちゃんに教えてもらいなさい」って、オイラに振ってきました。『このお母さん怖いのだ・・』と思ったオイラです。
 
 女の子にガラスに近づかせ、指でさし示しました。マムシの子供の塊もよく見ると少し動いています。全体が蠢くという言葉が当てはまります。女の子の目が輝き、食い入るように見ていました。オイラと同じ怖いもの見たさの女の子だと思いました。近づいたお母さんが「○○ちゃんヘビちゃんどこ?」女の子の小さな指が、枯れ木のくぼみの部分を指差しました。
 
 展示ケースを後にした私に「ぎゃぁぁぁ・・・・」断末魔のような声が聞こえてきました。思わず私も叫びました『ゲッ!怖わ!』

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