田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

富有柿と筆柿と渋柿

2017年11月21日 | 日記
 柿の季節です。幼いころ柿を食べてお腹を壊したことがあった私、今まで柿を好んで食べませんでした。おそらく柿のせいでは無かったとは思いますが、母は私に柿をあまり食べさせませんでした。まあ、そんなに好きな果物じゃなかったので我慢できました。
 
 さて私の故郷では『熟(ジュク)し』と呼ばれる柿の食べ方があります。縦長の大きな渋柿(たぶん蜂屋柿)を使います。子供だった私は、ずいぶん大きな柿だったように記憶しております。
 
 昔の思い出、秋なかば、箱一杯の渋柿が届けられます。干し柿のように小枝がついているので、タコ糸をかけ、部屋の天井から吊るしました。日が経つにつれ、色が濃く変わり、柔らかくなりました。
 
 お正月が近づく頃、ごくたまに糸が切れたり、小枝が抜けたりして落下すると大騒動でした。床一面にドロドロの柿の実が広がります。この頃までに、渋は完全に抜け、極上の甘さで半透明のクリームみたいになります。でも、私はあまり好きではありませんでした。これがジュクシです。
 
 昔々、私の故郷や妻の故郷で、筆柿はどこにでもある柿でした。妻は実家の庭に実る筆柿を食べたそうです。毎年この時期なると、地下の売り場に並べられるらしく「珍しいでしょ。でも高いのよ。美味しいよ」って二個買ってきます。これが筆柿、ワルガキはこれを「お猿のXXX」って言ってました。
 
 毎年、大学の教え子がリンゴを送ってくれます。お返しは、我が県の数少ない名産の富有柿を送ります。今年はリンゴに今ひとつ味が乗らない(彼女の母上のお話)そうで、もう一度霜を待つそうです。
 
 柿を送った時、お店で不揃いの柿が頂けました。妻の姉さまが届けてくださいました。その柿、甘くって美味しかったです。あまりに甘かったので、階上のお二人におすそ分けしました。おしまい。
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