田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

ボランティアを騙るエホバ

2019年02月09日 | 日記
 三連休の初日、9時を回るとチャイム。なんとプリンターが修理から帰ってきた。FAX返信が一昨日、想像以上に早い。来週は気分の悪い会議やサラリーマン時代の会社が倒産しそうなどの嫌なことの中、プリンターの修理は心地よかった。明細を見ると航空便だそうだ。後日アップします。
 
 この気分をぶち壊したのが『エホバの証人・JW』。またまた訪問された。この敷地には二度と足を踏み入れない約束だったのにもかかわらず、今日で三回目だ。それにしても腹立たしいのはますます巧妙、かつ嘘が多い。
                               
「ボランティアで回ってます。外国人の知り合いはいませんか?」
とインターホン越しの女性の声。何かしらの怪しさを感じ取った。
『知り合いはいます。ご用件を伺いに玄関まで行きます』

「外国人はどこの国ですか?」と聞き出し始めた。
『どこかのNPOですか?。あなたはどこのどなたですか?』

中年女性(後で分かったことだが30代だそうだ)の後ろに、大柄な老人が壁にもたれて立っていた。

「失礼しました。外国人の方を探しています」
『外国人のお名前は?。誰かを探しているのですか?』

「いいえ、いらしゃるかどうかを聞きたいのです」
『えっ?目的は?。それよりあなたの所属なり、会社名は?』

「垂○町の方から来ました」
『垂○町の方からって、それでは消防署の方から来ました詐欺と同じ
だよ。名刺なり、パンフなりを示さなきゃ、とても信用できないよ』

 女性はバッグをまさぐりながら、三つ折りのパンフを持った。表にJWの文字が見えた。私は顔が紅潮するほど腹がたった。怒髪天を突くだ。
 
「これは宗教勧誘じゃないか!。外国人を誘って何をするのだ」
『中国語の勉強をボランティアでしようと・・・・』
 
後ろに控えていた大柄な男性は中国人だそうだ。我が家の今までの経緯、親族についてあらましを語り、二度とこの敷地には立ち入らず、我が家を訪問せぬ約束を、あなたが守らぬことを叱責した。ついでに所属する会衆を問うたが。頑として答えず、去ろうとする。声をかけても無視をするのだった。
 
 強引にも私の制止を振り切り立ち去ろうとする。袖を持って引き止めるが、二人は外へ出た。

「他の人もいますので・・・」『じゃあ呼びなさい』
 ネクタイスーツの初老(40代だそうだ)と、小柄な女性がこちらに向かって、急ぐでもなく近づいてきた。横柄な態度にますます怒りが込み上げる。
                                
「言いたいことが山ほどある。迷惑だから公園で話そう」
先導して歩くのだが遅い。『ダラダラ歩かず、さっさと歩きなよ』
 
『先ほどボランティアって言ったけど内容を話してください』
単に中国語をタダで習いたい人を集めたいだけだから説明できない。

『ボランティアの言葉をそのように使うのは詐欺だ。私の妻も知人も、頭が下がるような活動をなさっているが、決して自らをボランティアとは言わない。あなたはその言葉で信用させようとする嘘を言っているのです』

 小柄な女性が一所懸命考えながら言った。
「私は苦しい時エホバに救われた。聖書に答えがあり救われた」
『それは良かった。しかしドアの向こうの人が救われる保証はない。それともあなたには救える自信があるのか?。結果的に悲しみながら死んだ、私の母のような人がいる』

『人は皆悩む。救いを求めて寺に駆け込む者もいる。般若心経を唱え続ける者もいる。死ぬまで悩みから解放されない者もいる。総じて言えることは、学ぶべきことが多く、答えは得られないかも知れないが、己の足で痛みに耐えながら歩き続けたことは誇りにつながる。それがあれば、死ぬ時は少なからず満足できるはずだ。聖書がすべてを語っていると思える人は、既に解放されている人だ。君達は周りから目をそらし過ぎだ』

 男は腕時計を見たり、大柄な中国人はだらしなくフェンスにもたれかかり、話を聞く素振りは毛頭なかった。ついにネクタイ姿の指導者らしき男が言った。「頭の血管が切れそうですので・・・」と立ち去ろうとした。小柄な女性だけが、場を離れて良いのかと、もじもじした。男に促されて歩き始めた。

 彼らが何をしようとしているか分からぬが、ボランティアを語り、外国語をタダで教えるなどの甘言に釣られる善良な人々が、今後多くなるのではないか、薄ら寒い思いがした。とても不愉快だった。