田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

一政党がテレビの幹部を呼び出したことについて

2015年04月25日 | 日記
 池上無双が言ってくださいました。池上彰さんが朝日新聞のコラム新聞斜め読みで「自民こそ放送法違反では」と疑問を投げかけました。
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放送法の目的は第1条に書かれ、第2項は次のようになっています。「放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによって、放送による表現の自由を確保すること」
つまり、「表現の自由」を確保するためのもの。放送局が自らを律することで、権力の介入を防ぐ仕組みなのです。
この点に関しては、さらに第3条に明確化されています。「放送番組は、法律に定める権限に基づく場合でなければ、何人からも干渉され、又は規律されることがない」(中略)
自民党には、「法律に定める権限」がありませんから、放送局に対して干渉することはできないのです。その意味では、自民党の事情聴取こそが放送法違反になりかねない行為だったのです。

(池上彰の新聞ななめ読み)
テレ朝・NHK聴取 自民こそ放送法違反では
朝日新聞デジタル 2015/04/24 05:00)
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自民党の考え方(菅官房長官が言ったと記憶してますが)は
第4条 放送番組は、法律に定める権限に基づく場合でなければ、
    何人からも干渉され、又は規律されることがない。
 (1) 公安及び善良な風俗を害しないこと。
 (2) 政治的に公平であること。
 (3) 報道は事実をまげないですること。
 (4) 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から
   論点を明らかにすること     を根拠になさっていると思。
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 善良な風俗とか、政治的に公平、事実、意見の対立などは視聴者の判断が加味されるのが公共の電波だと、私は思うのです。自民党は4条の2,3,4号に抵触していると判断したのでしょう。

 池上さんのおっしゃる通りです。よく言ってくださいました。NHKのクローズアップ現代の「やらせ?」や「I am not Abe.」を見て、私はとても嫌な気分になりました。かといって一政党、今回は与党である自民党が放送会社を呼び出したことでいっそう嫌な気分でした。
 
 私は戦後生まれです。『大本営発表 敵艦 破壊せしめたり』甲高いアナウンスを映画ニュースで見ました。ルワンダ虐殺のきっかけがラジオ放送だとも聞きました。またISISもプロパガンダをネットで流布しています。放送を力で制圧できるものなら、ISISのように力で真実を曲げることもできます。
 
 放送を止めさせるも応援するも視聴者です。私達はもっともっとTV会社に文句・注文・苦言・応援すべきだと思います。