田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

シリアとエジプト

2015年04月07日 | 宗教その他
 怖い国といえば、無法者が闊歩するシリアを思い出します。中近東全体が狂乱の嵐の真っ只中に置かれています。ピラミッドの特番に必ず出演していたザヒ博士のエジプトも、ずい分きな臭くなってきました。切手アルバムを探したら興味深い切手がありました。紹介します。
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 シリア1954(昭和29)年9月 クーデターにより政権が打倒された時の切手かなぁ。その頃の日本はまだまだ苦しい時代だったと思う。オイラ4歳、工場火災で我が家はどん底と聞かされていた。世の中は『50銭以下の小銭廃止』『七人の侍』『ゴジラ』『潮騒』『火の鳥(伊藤整)』だそうだ。
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 シリアも苦しかったと思うが建国の夢はあったのだろうなぁ。少なくとも今よりは安心できる国だったと思う。
 
 1958年には現在のエジプトと共に、アラブ連合共和国を建国している。ナセル大統領が1956年のスエズ危機を乗り切ったことや、農村改革などの社会主義的改革手法でアラブ世界の英雄となり、シリアではナセルのエジプトと連合を組むことに大衆の支持があったとされる。エジプトとシリアが過去には一国だったことを切手から知った私です。地図をよく見ると飛び地なんですね。
 
 昨晩ISISが攻め入った街の戦闘後の様子が放映されました。「子供を外へ出せ」とアナウンスされる映像を見ました。街に反響するアラビア語が恐ろしく聞こえました。還暦過ぎの、怖いことが少ない私にも、とても恐ろしい響きに聞こえました。
 
 イスラム教とキリスト教、スンニ派とシーア派、それにユダヤ教が争いを繰り返す。こんなことが宗教なのだろうか?。怖いことだ。シリアの私と同年代の人達は、希望にあふれた昔に戻りたいと思うだろうねぇ。